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打倒アルファードへ刷新! オデッセイ改良型は11月5日デビュー確実

掲載 更新 44
打倒アルファードへ刷新! オデッセイ改良型は11月5日デビュー確実

 打倒、王者アルファードへ刷新。ホンダ オデッセイのマイナーチェンジモデルの発売日が判明。

 ホンダは上級ミニバン「オデッセイ」の改良モデルを今秋マイナーチェンジすると発表。すでに特設ホームページでその一端を先行公開しているが、このほど遠藤徹氏の取材により、正式な発表/発売日が判明。

ワゴン衰退でも好調! レヴォーグはなぜ新型に刷新できたのか

 近年は往時と比べれば苦戦していたオデッセイにとって、今回のマイナーチェンジは今後を占う試金石となりそうだ。以下、詳細を遠藤徹氏が解説。

文/遠藤徹、写真/HONDA

【画像ギャラリー】王者打倒へ向けてリニューアル! ホンダ オデッセイ改良型を現行型写真と共に考える

■オデッセイのマイナーチェンジモデルは11月5日発表、6日発売

外観デザインを大幅に刷新したビッグマイナーチェンジを控えるホンダ オデッセイ。大型のフロントグリルを採用するがアルファードほどギラついてはいない

 ホンダはビッグマイナーチェンジするオデッセイを11月5日に発表、6日に発売する。

 今回は外観デザインを大幅に刷新、内装ではメーターを含むインパネやシート表皮の変更で質感をさらに向上。装備面ではパワーテールゲート、シーケンシャルターンランプ、国内仕様でホンダ初のジェスチャーで開閉できるパワースライドドアや予約ドアロック機能を追加する。

 具体的にはエクステリアデザインがヘッドライト、フロント&リアのデザイン変更でより力強さ、ワイド、シャープさを強調。フロントは厚みのある力強いフード、押し出し感のある大型グリルを採用。

 グリルは横長の8角形枠に横4線のメッキを走らせている。グリルを前方へ突き出したデザインにすることで、全長は15mm延長する。全高、全幅は同じサイズを継承する。

 インテリアはメーターパネル、ナビの変更、新たな収納を設定、質感を向上させる。ナビは現行7インチをディーラーオプションのみで10インチモニターに変更。メーターパネルは3.5インチ液晶から7インチに拡大。

 快適装備はパワーテールゲートや新たな収納を追加し、静粛性も向上。助手席はリッド付き大型収納ボックス、運転席側は収納式カップホルダー、フロントドア、スライドドアガラスを遮音ガラスに変更。テールゲートガラスの板厚を変更し、ノイズリデューイングホイールを採用。

■グレードや装備、新価格は?

現行型ホンダ オデッセイ。アルファードと比べたらおとなしめだが、押し出しは決して弱くはない

 グレードや装備の変更は「Gエアロ」、ハイブリッドグレードを廃止し、ガソリンは「アブソルートEX」、「アブソルート」、ハイブリッドは「アブソルートEX」、「アブソルート」に簡素化する。

 パワーユニットと駆動方式、乗車定員の構成はハイブリッドがFF(前輪駆動)のみで7人乗り、8人乗り、ガソリンはFF/7人乗り、8人乗りはFF、4WDの設定とする。

 装備内容は「アブソルート」が、外観&インパネデザイン変更、シーケンシャルターンシグナルランプ、ジェスチャーコントロールパワースライドドア、予約ロック、TFTメーター(従来の3.5を7インチに)。

 さらに防汚シート、マルチビューカメラシステム+ホンダ・スマートパーキングアシストシステム、小物入れ対応、ドライバーカップホルダーを追加、静粛性向上など。

外観だけではなくインパネのデザインも変更されている。実際に座って視界を確認してみたくなる

 「アブソルートEX」は、外観、インパネデザイン変更、シーケンシャルターンシグナルランプ、ジェスチャーコントロールパワースライドドア、予約ロック、TFTメーター(3.5インチを7インチに)。

 さらに防汚シート、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、2列目LEDアンビエントランプ、17から18インチアルミホイールに、小物入れ対応、運転席側カップホルダー追加、静粛性向上など。

 ボディカラーは、新色のオプシダンブルーパールはじめプラチナホワイトパール、スーパープラチナメタリック、プレミアムスパークルブラックパール、プレミアムヴィーナスブラックパールの5色。

 インテリアカラーは、ブラックコンビシートとブラック本革シートの2色。本革シートはメーカーオプション。車両本体価格は装備の充実、質感向上、安全対策強化などによるコストアップで19万5000~27万7000円の値上げとなる。

■新型オデッセイ登場の鍵握るマイナーチェンジモデル

ジェスチャーでスライドドアの開閉をコントロールできるジェスチャーコントロール・パワースライドドア。もはや「フォース」の世界である

 現行モデルの登場は2013年10月31日であり、7年が経過しつつある。本来であればフルモデルチェンジの時期であるが、今回はビッグマイナーチェンジで対応する。同クラスのマーケットニーズが頭打ち傾向にあるためと思われる。

 今回の改良によって販売回復が見込めない状況であれば、モデル廃止に踏み切る可能性もある。10月上旬には価格を決め先行予約の受付を開始した。今年度中に営業マン1人1台、全国では約1万台の受注達成を目指している。

 首都圏にあるホンダカーズ店でハイブリッド「アブソルートEX」、7人乗り、プラチナホワイトパールが価格462万4000円。

 ここにフロアマット、ライセンスセット、ナビ、ドライブレコーダー、ドアバイザー、プレミアムコーティング、ETCなど70万円近くのオプション&付属品を付けて弾いて貰うと、法定、法定外費用を含めて弾いて貰うと総額562万円強と出た。

 残価設定クレジットは年度末まで特別低金利で実質1.9%を設定している。現時点での納期は12月中旬であり、間もなく来年に先送りされる方向にある。値引きの初回回答は15万円で在庫一掃セールよりも10万円以上引き締めている。

【証言1:首都圏ホンダカーズ店営業担当者】

 フルモデルチェンジを期待していたが、今回はビッグマイナーチェンジで対応することになった。ミニバン市場はかつてのように活気がないので、やむを得ないかも知れない。フルモデルチェンジによる世代交代はあと2年以上先送りされそうだ。

 この新型車の売れ行きが復活しないと次期型へのフルモデルチェンジはない可能性がある。見た目の立派さ、使い勝手の向上、装備の充実、安全対策強化で最高の技術を導入しているので、かなり期待できると確信している。

 歴代オデッセイやステップワゴンの既納ユーザーを中心に代替えを進めて行きたい。

【画像ギャラリー】王者打倒へ向けてリニューアル! ホンダ オデッセイ改良型を現行型写真と共に考える

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みんなのコメント

44件
  • 打倒どころか、相手にすらならず勝手に消えていくんじゃね?
  • 昨日信号待ちで現行オディセイと初代アルファードVが並んだが天井の高さというか、体積が全然違う!
    それからしばらくして、そのオディセイと日産のラヘェスタが並走したが、見た感じはラヘェスタのようなロールーフミニバンとあまり変わらないサイズ感だった。
    新型オデッセイを売り出すなら低床による走行性能が売りのスポーツミニバンを前面に出したほうが良いと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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