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EVもいよいよ「超豪華」だったり「バカッ速」だったり色々出てきた! 明らかに普通じゃないキワモノ車4台

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EVもいよいよ「超豪華」だったり「バカッ速」だったり色々出てきた! 明らかに普通じゃないキワモノ車4台

 この記事をまとめると

■ロールスロイスからもEVが登場するなど世の中には個性的なEVが登場している

「電気料金」爆上がりのいまEVに乗って得ある? ガソリン車とEVの「給油 vs 充電」料金を比較計算してみた!

■いまや世界最速はEVによって争われておりハイパーEVは数多い

■本格派オフローダーにもEVが登場しつつある

 豪華なのやら速いのやらいろいろなEVが出揃ってきた

 ついに、あのロールスロイスからもEVが登場しました。その名も「スペクター」ですから、EVといえども伝統にのっとって幽霊的ネーミングが採用されました。ハードについても、ロールスロイスのセオリーを逸脱するところはなにひとつありませんが、注目すべきは「あえて航続距離や、加速性能を重視しなかった」開発姿勢です。260マイル(およそ418km)という航続距離は、大型車としては驚くような数値ではありませんし、0-60マイル加速も4.4秒と近頃のぶっ飛びEVのパフォーマンスに比べればおとなしいものかと。

 同社によれば、ロールスロイスを購入するユーザーはほかに7~10台ほどのクルマを所有(!)し、ロールスロイスの年間走行距離は2000マイル(およそ3200km)に満たないというデータがあるそうで、スペクターの性能はそうしたユーザー向けとのこと。

 クルマも優雅にできていますけど、頭の中もこってりと優雅なようです。が、世の中には優雅とは対極にあるようなEVもわんさか登場しています。面白そうなものをセレクトしてみましょう。

 リマック・アウトモビリ ネヴェーラ

 クロアチアのリマックは、その出自からして「創業者が乗りまわしていたBMW(E30)のエンジンが壊れ、ネットでパーツを買い集めてEV化させたことがはじまり」という面白カンパニーです。それでも、クロアチアの国営企業や各国のエネルギーや環境関連企業からの出資を得て、なんだかすごいマシンを作り上げているのです。

 2011年のフランクフルトで発表された「コンセプトワン」は、当初から0-100km/h加速に2.8秒という凄まじいパフォーマンスでしたが、2018年に市販された「ネヴェーラ」は1.97秒にまで縮めてくる執念深さ(笑)。当然、0-400mの記録にも積極的で、2021年には8.582秒の記録を樹立。

 こういうチャレンジの際はタイヤメーカーに頼んでスペシャルサプライを装着しがちですが、リマックは市販品のままだったとか。クロアチアの工業能力って、なんだかすごくないですか!

 なお、ネヴェーラは150台の限定生産となり、現在は月産4台のペースでロールアウトしているとのこと。もしかしたら、日本でもクロアチアEVの走りが見られるかもしれませんね。

 アスパーク アウル

 クロアチアがゼロヨンで記録作るなら、日本製EVだって負けていません。しかも、トヨタや日産といったメジャーでなく、アスパークという人材派遣メーカーが作ったマシンがずんずん記録を更新していると聞いたら愉快じゃありませんか。

 2014年に開発がスタートしたアウルは、早くも2017年のフランクフルトショーで世界にお目見えすると、2020年には完成形としてさまざまな記録を樹立し続けました。例えば、0-100km/h:1.72秒と軽くネヴェーラをぶっちぎっており、「世界最高加速EV」の座をゲット。はたまたイギリスで開かれたスピード記録イベント「ストレートライナーズ」では平均最高速度に挑戦し、0-200mを平均速度309.02km/hで走り抜け、続けて0-400mでは318.85km/hという世界記録をマーク。

 どうやらハイパーパフォーマンスのカギは自社で開発した永久磁石モーターなようですが、総出力2012馬力といいますから、ちょっとガソリン車のセオリーでは理解の限度外(笑)。

 これまでまったくの無名、ノーマークだったアスパークがこれほどの快挙を成し遂げたこと、同じ日本人として誇りに思わない人はいないでしょう。

 お値段は4億円とも5億円とも噂されていますが、モナコのスーパーカーショーに出品されていますから、少なくともビリオネアたちはそのパフォーマンスや価値を認めているに違いありません!

 名車が現代的に再解釈されてEVとして登場するのも定番

 アウトモビリ・ピニンファリーナ バッティスタ

 バッティスタはカロッツェリア・ピニンファリーナの創設者の名前ですが、それを戴くEVハイパーカーが只モノなわけありませんよね。カーボンモノコック、4モーターなんてのは当たり前で、前述のリマックから供給を受けるバッテリーシステムは蓄電容量120kWh、航続距離も500kmを誇るといいます。

 また、EVハイパーカーがいくら1000馬力だ、2000馬力だと騒がれてもドライブ性能が追い付いていなければ興ざめもいいところ。その点、バッティスタは元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドが開発に携わっており、サーキットテストはもちろん、世界各地のあらゆる環境で全開テストを重ねてきたのだそうです。

 その甲斐あってか、0-100km/h加速は2秒以下とリマックやアウルに肉薄するもの。最高速度も風洞実験を重ねたボディが350km/hに到達。なるほど、バッティスタの名に恥じないパフォーマンスといえるでしょう。

 ただし、アウトモビリ・ピニンファリーナは名前こそイタリアンな雰囲気ですが、じつはインドのマヒンドラが親会社になるドイツの企業(それゆえ、ハイドフェルドも絡んだりしているのです)なのです。イタリアの風洞こそ活用していそうですが、中身はちょっとしたインターナショナルマシンですから、生粋のピニンファリーナ・ファンからしたら微妙なポジションかもしれませんね。

 GM ハマーEV SUV

 ぶっ飛んでるEVは、なにもハイパーカーだけではありません。10年ぶりにその名前が復活した「ハマーEV」もまた最新のローンチコントロールなどを装備して、往年のモデル同様にインパクト満点な仕上がりとなっています。

 今回のEV化で搭載されたシステムは、フロントに1個、リヤに2個のモーターを装備し、最大出力は830馬力、0-96km/h加速は3.5秒とそれなりの好データをマーク。いかついボディからはイメージしづらい俊足ではないでしょうか。

 このパフォーマンスには最新のローンチコントロールユニットが貢献しており、一般道はもとより、悪路での動きなど見た目によらず繊細な制御がなされていることもトピックのひとつといえるでしょう。

 また、ハマーEVには「クラブウォーク」と呼ばれる四輪操舵システムが装備され、あたかもカニ(Crab)が横方向に歩くかのような動きも可能となっています。このあたりもEVらしく、リニア、かつダイナミックなドライブとなること想像に難くありませんね。

 なお、航続距離はフル充電で480km程度になる見込み。また、800VのDC急速充電に対応していますので、インフラさえ整っていれば実用性もかなり高いといえそうです。ハイパーEVでドキドキするのも楽しそうですが、ラフロードでEVをリニアに走らせるのも新しい楽しみ方になりそうです!

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みんなのコメント

2件
  • 乗り手めクルマも元々キワモノしかなかったやんw
  • 軽自動車からスーパーカーまで、EVの時代ですね!!

    #EV推進党
    #飯部井乗夫
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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