現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > SUBARUマニア格付け検定対策「”カ行”で始まるスバル用語辞典Vol.3」

ここから本文です

SUBARUマニア格付け検定対策「”カ行”で始まるスバル用語辞典Vol.3」

掲載 更新
SUBARUマニア格付け検定対策「”カ行”で始まるスバル用語辞典Vol.3」

SUBARUフェチなら知っておきたいカサブランカからコントロールウイングまで

スバリスト必見「SUBARU用語」。好評の第3弾は、「カ行」で始まる用語だ。機能であったり、人名であったり、SUBARUにまつわる用語には、スバルマニア必見がズラリ。

17年前の傑作、スバリスト垂涎『S201』をSUBARU有識者が試乗



 「カ」

【カサブランカ】初代インプレッサ/スポーツワゴンに設定された特別仕様車。ヴィヴィオ・ビストロに端を発した当時流行のレトロスタイルを取り入れたモデルであったが、販売面では苦戦した。エクステリアのほかインテリアも専用カラーリングを採用。ベースとなったインプレッサオーナーのなかには、「カサブランカ」のフロントフェイスとテールランプを入手し、オリジナルの「カサブランカSTiバージョン」を作り上げた強者も存在した。

【カスタマイズ機能】キーレスエントリーのブザー鳴動やルームランプの点灯時間、リアデフォッガーのタイマー時間の設定などを、オーナーの好みに合わせ設定できる機能。基本的にはディーラーにて専用の機械で設定する必要はあるが、MFD(マルチファンクションディスプレイ)装着車の場合、ある程度が画面上で操作することも可能になった。

【勝田範彦(かつたのりひこ)】愛知県出身のラリードライバーで、舗装路での強さから“ターマックキング”の異名をもつ。全日本ラリー選手権では2007/2008/2010~2011/2013/2016/2017年にシリーズチャンピオンを獲得。父に元WRCドライバーの勝田照夫さん、息子はラリードライバーの勝田貴元選手という親子3代のラリー一家だ。チューニングやカスタマイズ、モータースポーツ車両製作などを手掛ける「LUCK(ラック)」の次長という肩書きも持つ。愛称は”愛知の のび太くん”。ライバルに“群馬のジャイアン”こと新井敏弘選手がいる。

【桂田 勝(かつらだまさる)】富士重工業株式会社(現:株式会社SUBARU)の元常務取締役/スバルテクニカインターナショナル元社長。1966年に富士重工業株式会社に入社。百瀬晋六イズムを直系で受け継いだエンジニアで航空技術にも精通した。初代レガシィの企画時から開発に携わり、3代目レガシィではプロジェクトゼネラルマネージャーを務めるなど、”ミスターレガシィ”の異名をもつ。また、STI社長時代にはWRC活動にも深く関与。『不易と流行』は桂田さんのこだわりの言葉だった。2013年4月24日、喉頭癌のため死去。

【鎌田卓麻(かまだたくま)】北海道出身のラリードライバー。全日本ラリー選手権のほか、全日本ダートトライアル選手権でも活躍する。現在のWRX STIのほか、2014年には全日本ダートトライアルにBRZでエントリーし、2冠を獲得。オフシーズンには産業用無人ヘリコプターを駆り、農薬散布オペレーターもこなす意外な一面も。

【カーゴファン】2代目レガシィグランドワゴン、3代目レガシィランカスターに標準装備されたほか、初代フォレスターにもオプション設定されていた、カーゴルームの換気装置。ラゲッジルームに釣り道具やペットを乗せる際に役立つ装備。後にディーラーオプション設定され、ツーリングワゴンでも装着が可能に。運転席からのスイッチ操作で作動する。

「ク」

【クイックステアリングギヤレシオ】初代インプレッサWRX typeRA STiにオプションとして設定。標準車で15:1のステアリングギアレシオに対し、13:1を選択することが可能であった。また、名前こそ登場していないものの、じつは2代目レオーネGTSでは他のグレードとギアレシオを変更するクイック化が行なわれていた。他にも初代レガシィRS typeRAには可変式ステアリングギアレシオが与えられ、15:1から13:1までの可変となっていたのである。その後STIのコンプリートカーなどに13:1のクイックギアレシオが設定され、WRX STI specC TYPE RAでは11:1という超クイックレシオも出現。13:1という数値はWRX STIの標準値になったともいえるだろう。ちなみにS206では15:1、とあえてスローな味付けがされている。

【グラフィックセーフティモニター】2代目レオーネから採用された、クルマの図形とパイロットランプを組み合わせた警告表示。とくに”半ドアの警告灯”は、どのドアが半ドアなのかひと目でわかるメリットも。レオーネからレガシィへと引き継がれ、現行モデルはマルチインフォメーションディスプレイへと姿を変えた。もちろん現在でもどのドアが開いているのか一目瞭然で判断できる。「SUBARU」の良き伝統装備といえるだろう。

【グランドワゴン】2代目レガシィに設定されたクロスオーバーSUVタイプのステーションワゴンで、アウトバックの先祖に当たる。最低地上高を200mmへとアップして悪路走破性を高めたほか、専用のツートーンボディカラー、RV色の強い専用バンパーなどを採用。当時の開発者によると「フォレスターが発売されるまでの間に、SUBARUで売るSUVがほしい」という北米ディーラーからの強いリクエストによって開発されたそうだ。これが予想以上の大ヒットとなり、アウディ・オールロードやボルボXC70など、グランドワゴンのヒットに影響を受けたモデルもライバルメーカーから登場。ちなみに輸出名は当時からアウトバックであった。

【クリアビューパック】フロントワイパーデアイサー(写真)/ヒーテッドドアミラー/UVカット & 撥水加工フロントドアガラス/リアフォグランプなどをセットにしたパッケージオプション。とくに寒冷地や悪天候での視界確保を中心とした安全性向上のための装備が多く、セット内容は車種によって違いがある。大半のオーナーが選択する「SUBARU」車の定番アイテム。

【クレードルフレーム】5代目レガシィに採用されたエンジンマウント方式。エンジンをシャシーに直接マウントするのではなく、ミッションケースから伸びたゆりかご(クレードル)形状のフレームにマウントする。メリットは、フロント回りの軽量化のほか、ロアアームをクレードルマウントに取り付けることで剛性を高めることができ、静粛性や乗り心地、操縦安定性を確保。また、タービンをエキマニの近くのエンジン直下に配置することで触媒の早期活性化が実現され、環境性能を高めるほか、レスポンス向上にもつながる。

【ゲレンデタクシー】プロドライバーの運転でゲレンデを駆け上がる、「SUBARU」が主催する冬の体感イベント。降車地点で下車し、スキーやスノーボードでゲレンデを下るリフト替わりに体感することを目的とするが、その楽しさゆえに往復乗車を希望する人や、ゲレンデタクシーに乗車するためだけに会場を訪れる人もいる。シンメトリカルAWDの高い走破性を気軽に体験できるイベントとして、2018年度で5周年。会場によっては、ドライバーの中に新井敏弘選手、鎌田卓麻選手といった現役バリバリの全日本ラリードライバーも交じっており、「激しくしてください」と頼むと、リクエストに応えてくれることもあるそうだ。

【高強度鋳造ピストン】高回転・高出力に対応するために使われる強度の高いピストン。GC/GF型インプレッサまではSTIバージョン用に鍛造ピストンが奢られていたが、GD/GG型以降は製造技術の向上により、高強度鋳造ピストンへと変更されている。

【コリン・マクレー】1993年のニュージーランドラリーから初代レガシィで参戦して以来、1998年までの5年間に渡り、”SUBARUワールドラリーチーム”でWRCに参戦。1995年にインプレッサでドライバーチャンピオンを獲得したほか、1995~1997年と3年連続マニュファクチャラーズチャンピオンを獲得したSUBARUチームに大きく貢献した。豪快で恐れを知らない熱い走りからクラッシュも多く、「マクラッシュ」という愛称でも呼ばれた。2007年9月15日、自身の操縦するヘリコプターが墜落し、帰らぬ人となった。

【コンシールドシングルブレードワイパー】空力を徹底的に追及して設計されたアルシオーネに採用されたワイパーアーム。歴代スバル車で唯一のシングルアームワイパーで、作動していないときはボンネットの陰に隠れることで空力性能に貢献した。ちなみに4代目レガシィからはワイパー自体の空力性能を大幅に改善。払拭面積なども広く取られ、視界のよさにも貢献している。

【コントロールウイング】ワイパーやライティングスイッチを集約した操作系パネルの名称で、2代目レオーネやアルシオーネに採用。アルシオーネでは、飛行機の操縦桿のような形状へと進化。エアコンやエアサスのハイトコントロールまでも操作が可能となった。ひと目でスイッチがわかるだけでなく、ステアリングから手を放すことなく操作可能なことを保証する、とカタログでは謳われていた。ステアリングのチルト&テレスコピック機構に合わせ一体で可動。国産他社からの乗り換えでは戸惑うことや、コンビスイッチ形状へと統一されたこともあり、ブラインドタッチが可能なレバー式スイッチやステアリングスイッチへと姿を変えた。

(リポート:スバルマガジン編集部)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
レスポンス
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
AUTOSPORT web
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
くるまのニュース
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
motorsport.com 日本版
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
ベストカーWeb
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
AUTOSPORT web
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
motorsport.com 日本版
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
motorsport.com 日本版
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
Merkmal
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
レスポンス
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
乗りものニュース
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
motorsport.com 日本版
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
WEB CARTOP
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
くるまのニュース
1000万円以下で買えるV12搭載ランボルギーニ!…世界に4台しかない「ハラマ 400GTS」のAT仕様の出来は当時どうだった?
1000万円以下で買えるV12搭載ランボルギーニ!…世界に4台しかない「ハラマ 400GTS」のAT仕様の出来は当時どうだった?
Auto Messe Web
【この190SLなんぼ?】走行距離わずか4,753kmでこの値段!なんで?このメルセデス300 SLの弟分190SLは掘り出し物?
【この190SLなんぼ?】走行距離わずか4,753kmでこの値段!なんで?このメルセデス300 SLの弟分190SLは掘り出し物?
AutoBild Japan
ソニー損保、自動車保険満足度調査で2部門1位を獲得…事故対応に高評価
ソニー損保、自動車保険満足度調査で2部門1位を獲得…事故対応に高評価
レスポンス
最後までもつれ込んだメーカー対決はトヨタに軍配! 僅差でヒョンデ逃す。総合優勝エバンス|WRCラリージャパンDAY4午後
最後までもつれ込んだメーカー対決はトヨタに軍配! 僅差でヒョンデ逃す。総合優勝エバンス|WRCラリージャパンDAY4午後
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.5276.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

44.0238.0万円

中古車を検索
レガシィの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.5276.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

44.0238.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村