ミラージュG4』の部品現地調達率が35%に！三菱自動車、フィリピンでプレス工場の開所式を実施

三菱自動車は2月15日、フィリピン共和国における同社の生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)で、新たにプレス工場の操業を開始し、開所式を開催したことを発表した。

MMPCは2015年1月にサンタローザ市に年間5万台の生産能力を有する車両工場を設立し、2017年2月からはフィリピン政府の自動車産業育成政策「CARSProgram」の支援を受けた初号案件として、コンパクトセダン『ミラージュG4(他地域名:アトラージュ)』の生産を開始した。同工場の開所以来、すでに600名の追加雇用を実現している。
プレス工場はフィリピン最大のプレス機を備えており、2直の生産体制で年間35,000台の車両を生産する能力を持つ。これにより、『ミラージュG4』を初めとする車両の現地生産を加速させ、急成長を遂げるフィリピンの自動車市場でプレゼンス拡大を目指す三菱自動車の事業計画に貢献する。
三菱自動車は、「CARSProgram」に参加する初の自動車メーカーとして、2023年までに20万台の『ミラージュ』及び『ミラージュG4』を生産する予定だ。プレス工場の開所により、ミラージュシリーズの現地調達率が35%に上がる。三菱自動車は、今後もCARSProgramの重要な要件を満たすべく取り組んで行く予定だ。
開所式に出席したMMPCの押切武津洋社長兼CEOは
「新しいプレス工場の開所は、フィリピンでの三菱自動車の事業における新しい章の始まりです。この工場により、同国における三菱自動車のプレゼンスをさらに高めてまいります」
とコメントした。