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「最新モデル試乗」絶大な安心感! メルセデスEクラスが、オーナードライバーの終着点といわれる理由

掲載 更新 22
「最新モデル試乗」絶大な安心感! メルセデスEクラスが、オーナードライバーの終着点といわれる理由

最新メルセデスルックに変身。意外に小回りが利く

 Eクラスは、オーナードライバーの終着点ともいわれる。メルセデスならではの上質性と高い実用性に魅了され、Eクラスを乗り継ぐオーナーは珍しくない。現行モデル(W213)の日本デビューは2016年。SUV全盛の時代にあって、一時は輸入車販売台数ランクで年間4位に入った。さすがは世界のスタンダードモデルである。今回、4年が経過して定例のマイナーチェンジを実施。完成度をいっそう高めた。

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 Eクラスのラインアップは、ステーションワゴン、セダン、クーペ、カブリオレと豊富。中でもオールマイティな使い勝手を誇るワゴンの人気が高い。
 スタイルの変更は予想どおり。フロントフェイスは他の最新メルセデスと同様に、目が細く釣り上がり、台形のグリルを置く。リアのランプは細身になった。ワゴンのボディサイズは全長×全幅×全高4955×1850×1465mm。実に堂々としているが、最小回転半径は5.4m。メルセデスのよき伝統で取り回し性に優れる。ステアリングはよく切れ、小回りが利く。良好な視界と相まって、実に運転しやすい。このあたりを評価して、 Eクラスを指名するユーザーは多いと聞く。

各種機能充実。ARナビゲーションで未来が現実に

 新型は450やオールテレインなどの一部を除き、AMGエクステリアラインを標準装備するスポーツグレードが基本。スポーティで精悍な「グリルスターマスク」は、若々しく魅力的だ。ただし、往年のEクラスの雰囲気が好きだというファンのために、ジェントルな「ボンネットスター仕様」も選べるとうれしいのだが。

 インテリアデザインの変更は最小限だ。目立つのは新造形のステアリング。「この手があったか」とうなる逸品だった。個人的にステアリングホイールのスポーク上にやたらとスイッチのあるクルマは好きではない。だが、Eクラスの新デザインは秀逸だった。各スポークをダブルにして、そこに機能スイッチが配されている。見た目に新しく、操作性は良好だった。

 注目すべきは各種機能の進化だろう。運転支援技術は最新モードになって、右折時の対直進車緊急停止やドアを開く際の後方接近警告など、いっそう充実したシステムになった。ハンズオフ検知は、トルク感応式から静電感応式に変更され、使い勝手が向上した。

 面白い新装備としては日本市場初となるAR(拡張現実)ナビゲーションがある。ナビ誘導時、進むべき道の指示が地図ではなく実際の景色上(ヘッドアップディスプレイ)に現れる。より直観的に進路判断が可能だ。使ってみると、確かに便利なシステムだった。「未来」が確実に「現実」になっていることを実感した。

パワートレーンは全8種。4気筒ユニットはいい出来

 パワートレーンは8種類とバリエーション豊か。エントリーグレードの200はBSG+48V電気システムのマイルドハイブリッド 1.5リッターガソリンターボ(184ps/280Nm)を搭載。そのほか、 300を名乗る2リッター直4ガソリンターボ(190ps/370Nm)や2リッター直4ディーゼルターボの220d(194ps/400Nm)、さらにはISG搭載の3リッター直6ガソリン、そしてAMGの53および63、プラグイン・ガソリンハイブリッド350eにディーゼルハイブリッド350deまで、すべてのニーズに応える体制を誇る。幅広いラインアップは、メルセデスの主力モデルらしい。

 今回は200スポーツのワゴンを中心に、200スポーツのセダン、 300スポーツのクーペとカブリオレを試した。
 エンジンの実力は高い。プレミアムモデルは、6気筒以上が似合うという考えは、そろそろ改めたほうがいいかもしれない。 200スポーツでもパフォーマンスは十分以上。出足の加速はよく、高速の追い越しも悪くない。300になるとエンジンの回り方やその動的フィール、動力性能まで4気筒とは思えない出色の仕上がり。クーペをスポーティに、オープンをラグジュアリーに走らせる余裕があった。ただしエンジンサウンドはやや興ざめ。200のディーゼルのような鼓動は、耳についた。

 足回りの完成度は高い。落ち着き払ったフットワークに感心させられた。ワゴンは空荷でも安定感ある走りをみせる。しなやかでいて強靭。スポーティな走りにトライしても、素直に応える。ドライビングは絶大な安心感に支配され、しかも楽しい。SクラスやCクラスとは異なる、オーナーカーらしい味わいはEクラスならではの個性といえる。

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みんなのコメント

22件
  • 全く乗ったこともなくカタログだけ見て記事を書かれてるのではないかと思うような記事です。

    メルセデスは小回りが効くのは2WDモデルのみ。記事内に書かれてる5.4mは一部廉価グレードのみです。上位グレードで4WDモデルとなると大体最小回転半径6.0mなのであまり小回りがききません。
  • 「オーナードライバーの終着点」は、ずいぶんなキラーワードだな。

    ずいぶん偏った知見と考察力。それも、往年の同クラス(同ルーツ)のミディアムクラスとも異なる今日のクルマに対して。

    もうね、Eクラス前提に限った話でなくてね。広義のクルマ語りとしてもおかしいよ。

    そのあたりのメディアでモノ語る、時事を第三者的ニュートラルな報道としてでなく評論して発信するという資格に及んでいない。去って新しい仕事探すか、教養と様々な感覚を磨いて。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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