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いよいよ発売、グランエース600万円オーバー。日本の新ハイエース導入はあるのか

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いよいよ発売、グランエース600万円オーバー。日本の新ハイエース導入はあるのか

東京モーターショーで御披露目になった、新ハイエースの日本導入第一弾のグランエース。全長5.30m、全幅1.97mのワイドなサイズで、12月16日から発売が決定した。そのお値段、ヴェルファイアをあっさり超えていくいわば「業務用価格」の620万円~。

トヨタ
グランエース

これぞフルサイズ。圧巻のフルビュー
金属調加飾の大型ラジエーターグリルがヘッドランプと融合。ヘッドランプに突き刺さる特徴的なLEDデイタイムランニングランプと、クロム加飾フレームで囲んだプロジェクター式2眼LEDヘッドランプは、トヨタ流の高級感を演出する。

タイヤサイズは17インチで最小回転半径5.6m。意外と取り回しは良さそうだ。

1GD 2.8Lクリーンディーゼルエンジンと6速オートマチックトランスミッション。燃費性能は10km/L。グローバルに展開している2015年からの新世代直噴ディーゼルで、小型のターボは定評あり。

アンダーボディは、サイドメンバーをストレートに通すストレートラダー構造とし、フロア面のねじれ剛性を確保。さらには、各ピラーをアンダーボディと結合した環状骨格構造を用いた。

フロントにマクファーソンストラット式独立懸架、リヤはトレーリングリンク車軸式を採用。

室内は、3列タイプと4列タイプの2種類。室内長3,290mm、室内幅1,735mmのスペックは、まさにVIP仕様。3列シートの「Premium」は、2列目ならびに3列目の4席に、ゆったりとくつろげる専用のエクゼクティブパワーシートを採用。座り心地の良さに加えて、ロングスライド機構やパワーリクライニング機構、パワーオットマン、快適温熱シート、格納式テーブルなどを装備。

4列シートの「G」は、2列目にエグゼクティブパワーシート、3列目にレバー操作でシート調整可能なリラックスキャプテンシートを設定。4列目には、ワンタッチで座面が跳ね上がる6:4分割チップアップシートを採用。

こちらを見ていただくとわかるように、床面はかなり高めに設計されている。開口部は、1000mmとのこと。また、スマートキーを携帯し車両に近づくと、スライドドアが自動的に解錠し開くウェルカムパワースライドドア機能を搭載するとのこと。

ステップボードはこれまでのハイエースに見たことがないほどデカイ。それも、車体の幅が広く余裕のある室内設計だからということができる。

室内幅1,735mm、室内高1,290mm。若干かがまなくてはならない室内高だが、ドバイの王族なら自分でマシンを乗せるようなことはしないはずだ。それよりも、床の高さが生み出す静粛性に注目したい。

ちなみに、この座席たちは…

なんともだらしない姿勢になれる。全部電動だ。どうですか、あなたのトランポにこのリラクゼーション。1台仲間内で仕入れて、4座あるシートを分け合うのもオススメだ。という冗談はともかく、最後列2席を取り払えば、ドバイの王族トランポが完成するというわけである。

運転席のラグジュアリー感も、すさまじい。アップルカープレイに対応したディスプレイオーディオ。

グランエースは、名前を変えているだけあり、いわば商用バンのそれではなく贅を尽くした送迎用ワゴンである。運転席も、超豪華だ。

現段階では、トランポユースに適したグレードとは言えず、これにダートバイクを載せようという人は、なかなかいないハズ。この先、新型が出るとしたら…という妄想をかきたてるためのソースとして、活用してもらいたい。

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