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ピニンファリーナPF0 0-100km/h加速「2秒以下」 150台生産へ

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ピニンファリーナPF0 0-100km/h加速「2秒以下」 150台生産へ

もくじ

ー 2020年発売 150台限定
ー インテリアのスケッチも公開
ー 3車種のSUVが続く
ー 美しく特別なクルマに

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2020年発売 150台限定

来週のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでの発表を前に、アウトモビリ・ピニンファリーナはPF0のスペックを公開した。

リマック製のEVプラットフォームを使用しているとされ、0-100km/hの加速は「2秒以下」で、最高速度は300km/hを超えるとのことだ。それでいて、航続距離は500kmも可能とされている。



さらに、リアビューを示す新しいスケッチも公開された。また、ビデオの中で会長のパオロ・ピニンファリーナはこのモデルを「アメリカン・ドリーム」と語っている。

PF0は自動車メーカーとしてのピニンファリーナが初めて送り出す市販車だ。2020年に発売され、最大で150台が生産される予定だという。アウトモビリ・ピニンファリーナは今後数台のEVを発売する計画だ。

インテリアのスケッチも公開

PF0のインテリアを示すスケッチとともに、ペブルビーチでの発表が正式に公表された。このスケッチからはミニマリスト的でドライバー志向なレイアウトが見て取れる。詳細は明かされていないが、ブガッティ・シロンなどと同等の価格となるだろう。

ピニンファリーナの親会社、マヒンドラグループの会長であるアナンド・マヒンドラは、このクルマが「ピニンファリーナの美の歴史に基づくデザイン」を与えられており、「一握りの限られたコレクターのみが手にできる」と語っている。

彼によれば、PF0は「ハイテクに支えられた革新的な製品」であり、「パワー、美しさ、そして最先端EV技術」の融合だとのことだ。

詳細は依然として隠されているが、今年AUTOCARが入手した情報によれば、このクルマはクロアチアのリマックやマヒンドラ・レーシングのフォーミュラEチームと共同で開発されているようだ。われわれはPF0がシロンの1500psに匹敵するパワーを持っていると考えている。

3車種のSUVが続く

リマックが最近発表したC_Twoは、4基の電動モーターにより1913psを発揮するという。ここからもピニンファリーナ版のポテンシャルが想像できるだろう。

依然はプロジェクト・モンタナと呼ばれていたが、ピニンファリーナはこのモデルに引き続いて3台のSUVを投入する計画だ。その中でも最大のPF-ワンと名付けられたモデルは、ランボルギーニ・ウルスに対抗するハイパフォーマンスSUVだ。その他2車種はポルシェ・カイエンやマカンに対応するものだという。

この最速SUVは140kWh程度のバッテリーを搭載し、950ps前後を発生するという。これにより0-100km/hの加速は3秒を切るとのことだ。より小型なモデルは同じパワートレインのパワーを引き下げて搭載すると見られている。

ある情報筋によれば、ピニンガリーナはマヒンドラから1億ドル(110億円)の投資を受けているようだ。

アウトモビリ・ピニンファリーナのマイケル・パーシュケCEOは、この業界で25年以上の経験を持っている。

美しく特別なクルマに

「アウトモビリ・ピニンファリーナをラグジュアリーブランドとして確立させることはわれわれの目標であり、それが間も無く成し遂げられます」と彼はいう。「88年にわたるデザインの歴史と、マヒンドラグループとフォーミュラEチームが持つ最先端のEV技術が組み合わさります」

マヒンドラは5年間にわたり、ピニンファリーナに対し総額3億5800万ポンド(510億円)の投資を計画している。ピニンファリーナはマヒンドラ・エレクトリックとは独立して事業を行う方針だ。

パオロ・ピニンファリーナはジュネーブ・モーターショーの場において、自動車ブランドの確立は祖父の夢であり、それが「遠くない将来」実現すると語った。

内部筋がAUTOCARに語ったところによれば、「ピニンファリーナは常に特別なクルマを作ってきましたが、それは他社の依頼によるものでした。ピニンファリーナ・セルジオのようにわれわれが自分自身でクルマを売るときは常に成功を収めてきました。したがって、次のステップはそれほど難しくありません。非常に美しく、特別なクルマになるでしょう」とのことだ。

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