タイ・ブリーラムで行われた2018スーパーGT第4戦。GT500クラスを制し、スーパーGTでは初優勝となった#39 DENSO KOBELCO SARD LC500の小林可夢偉は、こんなに早く勝てるとは思っていなかったと驚いた表彰を見せていた。
今シーズンからGT500レギュラー参戦を果たしている小林だが、第2戦はWECスパ6時間参戦のため欠場。第3戦鈴鹿はレース序盤にリタイアしてしまい、小林が乗る出番はなかった。
レクサス同士のバトルを制し、DENSO KOBELCO SARD LC500が今季初優勝
さらに今回の舞台となるチャーン・インターナショナル・サーキットも初めてということで、今回の結果には小林自身も驚きを見せていた。
「まず、このサーキットを走るのが初めてだったし、今年は決勝レースも岡山以来。正直なところ、ここに来るまでは勝てるとは思っていなかったというのが本音で、正直ビックリしています。そういう意味で今回勝てたことはうれしいし、チームが頑張ってくれたという感謝の気持ちでいっぱいです」
チームメイトのヘイキ・コバライネンからトップでバトンを受け継いだ小林だが、決して楽な展開ではなく、特に残り10周は猛烈に追い上げてきた#36 au TOM’S LC500の関口雄飛に対して防戦一方の展開になったが、小林は最後までトップを死守。ターン1で相手を引き離せていたことがトップを守れた要因のひとつだと語った。
「ターン1では僕の方が速かったので、それが(ターン3で抜かれずに済む要因となり)良かったです。ただ他のコーナーでは彼の方が速いのはわかっていたんですけど、トラフィックをうまく使うことができました」
「向こうの方がペース的に速かったので、何とかして守ろうという思いがありました。僕たちもクルマがすごく調子がいいということではなかったので、どうやって(後続を)抑えるかということだけを考えていました」
とはいえ、小林はスポット参戦した昨年の鈴鹿1000kmと今季開幕戦の岡山の2戦しか決勝レースを経験していない状態で、“特殊”と言われているGT300との混走も、まだ慣れていない状態。小林はとにかくリスクを背負わないようにトラフィックを処理していくことを心がけたという。
「何せ、このコースが初めてだし、(レギュラー参戦では)まだ岡山しかレースしていないからトラフィックの処理もどれだけリスクをとっていいのか分からない状態でした。だから、あまりリスクをとらないように行こうと意識していました。(関口)雄飛とかは、結構アグレッシブに(GT300を)抜いていたけど、そこは経験しながら、”ここはアグレッシブに行ける”とかが分かってくると思います」
またチームメイトのコバライネンも「今日は勝つことができて嬉しいし、こうして(小林)可夢偉さんと一緒に勝てて、良い1日だった」コメント。今シーズンは開幕前のテストから絶不調だっただけに、シーズン前半で挽回してこられたと語った。
「僕たちはシーズンオフの間、とにかく苦労したし、開幕戦の岡山も厳しいレースだった。だけど、みんなで諦めずに改善に取り組み、調子が良くない原因は何なのかを突き止めることに全力を注いだ。第2戦の富士でパフォーマンスを取り戻して、チームも劇的に変わった」
「もちろん、ライバルも手強いから、まだまだ改善しなければいけない点はたくさんある。だけど、僕たちはこのシーズン前半で随分と進歩した。その結果がここで証明されて、本当に嬉しい」
次回の富士ではGT500クラスでは最も重い70kgのウエイトハンデを背負い、燃料リストリクター制限も第2段階に突入する。だが、小林は「次は富士の500マイルレースになりますが、そこでも勝てるようにがんばります」と、いつも通り端的に意気込みを語っていた。
またコバライネンはドライバーズランキングでトップに浮上したが、「次のレースはウエイトも重いし燃料リストリクターの制限もつくからタフなレースになることは間違いないだろう。それもしっかり理解した上で落ち着いてレースに臨みたい」と冷静にシリーズ後半戦を見据えていた。
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