この記事をまとめると
■昔の輸入車によくあったトラブルを紹介
「ドアがあっても座席がない」「ぶつける前提のボディ」日本人の発想が追いつかない輸入車「珍装備」5つ
■車内だけでなく機関部にもよく問題が起こった
■パーツが日本の気候と合っていないのがその原因とされていた
今では激減した懐かしき輸入車トラブルを振り返る
輸入車にはお国柄やメーカーによる独自の味わいがある。
今でこそ、本国資本のインポーターがしっかりとしていて、ディーラー網も整備されており、品質も確保されているが、その昔は輸入体制がしっかりとしていないメーカーもあって、ビックリするような不具合が起きたりした。
輸入車全体の持病的なものもあったりして、逆に日本車が神経質なのでは? と思うこともあったが、今回はそんな輸入車の珍トラブルを紹介しよう。
天井が垂れる
現在でも同様だが、内張りというのは芯となる板に表皮を貼って作られている。もちろん剥がれることはない。しかし、輸入車の場合、これが剥がれ落ちてくることがあったのだ。
布だけなので、お姫様のベッドのようになる。日本の湿気が原因という意見もあったが、ヨーロッパに行って見ても垂れていたので、接着剤の問題だろう。
警告灯が点灯する
警告灯については世界基準だったりするので、機能自体に変なところはない。問題は誤作動。
エンジンチェックランプなどが点いてビックリしたものの、点検してもらったら不具合はなにもないということも。しかも知らない間に消えているし。「ご機嫌ななめ?」なんて悠長なことを言う人もいたが、オオカミ少年にもなりえるので恐ろしいことではあった。
仕立ても機関部も日本車と比べるといい加減だった
インパネの表面がベタベタする
ラテン車に多かったのが、プロテイン塗装と呼ばれる処理。劣化防止のためのコーティングみたいなものなのだが、これが新車からしばらくするとベタベタになってくる。そこにホコリが付くと芝生みたいになってみっともないというか、汚いというか……。特殊な薬品で溶かして取れるので、ひどい場合は剥がして塗装したりした。
電動ファンがまわりっぱなし or まわらない
輸入車は電気系が弱いと言われていたが、実際のところ間違っていない感じ。接触が悪くなったりいろいろと不具合が発生するが、オーバーヒートにつながる電動ファンも多かった。まわらない、もしくはまわり続けるので、「よかったですね、まわりっぱなしの方で」と言われたこともある。
天井の剥がれ同様に、日本は湿気が多いからというのが理由とされていたが、根本的に設計や品質が悪いせいだったと思われる。
ブレーキ鳴きがひどい
とにかく異音にうるさいのが日本人と言われるが、ブレーキに関しては鳴きが出ることが多かった。イタリアでメカに聞いたことがあるが、「こんなもんだろ、ブレーキは挟んで利くものだから。気にするな」だった。そのほか、オイル漏れをするのも同様な意識だったりした。
ATがゴロゴロ言う
今でこそ、ヨーロッパでもAT比率が上がっているが、20年ぐらい前までは1割ぐらいだった。一方の日本はもっと高く、とにかく輸入車のATは異音が出やすい、ショックが大きい、壊れやすいの3重苦だった。作り慣れていないのだから仕方がないか。
タイミングベルトが切れる
とくに言われたのがイタ車。現在でこそ良くなったものの、ちょっと前まで10万km前に交換したほうが良いと言われていたし、その前は4万km毎とか言われていた。
ちなみに指定は日本車と同じ10万km毎だったものの、外してみると妙に細かったし、実際切れたという話も聞いたものである。
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みんなのコメント
だから普通は乗らなくなるか、莫大な修理費用かけるかどちらかになるようです。
これは国産車でも古くなればそうなる。