6月14日に開催されたWMSC世界モータースポーツ評議会で、かねてから計画が明らかになっていたWolrdRX世界ラリークロス選手権の電動化計画“Projekt E”の協議が進められ、2021年からのEV参戦が承認された。この電動化キットはマンフレッド・ストール率いるSTARDが供給する。
WolrdRXの主催団体であるIMGモータースポーツやFIA、そして参戦マニュファクチャラーの間で長らく協議が続けられてきたラリークロスの電動化策に関して、WMSCで新たな案が合意に至った。
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これまでの計画では電動コンポーネントの開発を競うEV世界選手権の理念を体現するため車体側をワンメイクとし、各マニュファクチャラーは共通規定に則したカーボンモノコックを製作するプランが含まれていた。
しかし金曜にアナウンスされた案では、FIAから「2021年の電動化に向け、ロードマップの修正が承認された」とされており、現在使用されている内燃機関RXスーパーカーのボディシェルをそのまま活用し、モーターやバッテリーなどのコンバージョン・キットによって電動化を推進する計画に変更された。
これによりFIAはその声明で「この計画を徐々に導入することにより、最低1シーズンはEVとICE(内燃機関)の両マシンが混走することになる」とし「400~500kWを発生する2モーター仕様のパワートレインを採用し、バッテリーを含めた共通キットが4年間のサイクルで導入される」ことになるという。
FIAによれば、すでにこの4年間の規定サイクルに向けた電動化キット、ならびに充電インフラの供給入札が開始されており、オーストリアに拠点を置くエンジニアリング企業のSTARDを率いる元WRC世界ラリー選手権ドライバー、マンフレッド・ストールは最初のサプライヤーとして6月初頭にも供給計画をアナウンスしている。
すでに4年も前にラリークロス用のEVスタディ“Hyper Mk1”を走らせていたSTARDは、2019年3月に“Projekt E”として本格化したEVラリークロス車両の開発にコミットすることを宣言しており、前後モーターアクスルによる4WDの駆動系とデファレンシャル、そして電子制御式の前後トルク配分とベクタリング機構を備えたコンポーネントを、この新規則に対応させる計画だという。
さらにキットにはモーターコントロールモジュール、電気式トランスミッション、RESS(リチャージャブル・エナジーストレージ・システム)と呼ばれるバッテリー・キャパシタやワイヤリング・システム、そして充電インフラが含まれている。
STARDによれば、これら最新キットを搭載した技術スタディはフォード・フィエスタのボディを使用してデモンストレーションを実施。その車両は『ELECTRX』と命名され「完全にフレキシブルなデザインが採用され、将来的なEVへのコンバートを見据えてBセグメント以上のすべての市販ロードカーのボディシェルに適合するシステムとして設計されている」という。
またトップカテゴリーのRXスーパーカーに加えて、ワンメイク車両が用いられるFIAジュニアeRXシリーズも電動化されることが決まっており、同じくモーターによる4輪駆動ながら出力は250kW程度に抑えられることになる。
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