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【アルピナB12からスパイカーまで】1980~2000年代の極上車を集めたオークションが人気

走行9000kmのアルピナB12

text:Lizzie Pope(リジー・ポープ)

【画像】RMサザビーズ ヤングタイマー・コレクション 全293枚

photo:Tom Gidden 2019 Courtesy of RM Sotheby’s

RMサザビーズによる「ヤングタイマー・コレクション」オークションが2月5日、フランスのパリで開催される。その名前の通り、出品車両は1980年代から2000年代という比較的最近のモデルで、いずれも走行距離の少ない1オーナー車ばかりが集められている。

中でも高値が期待されるのは、素晴らしい状態の1993年型BMWアルピナB12 5.7クーペだ。生産台数わずか57台のうちの1台で、V12エンジンの最高出力はBMW 850CSiの381psから416psに引き上げられている。最高速度は300km/h近かった。しかも今回の出品車両は走行距離が9000kmに留まる。

確かに、予想落札価格は30万~35万ユーロ(約3600万~4200万円)と安くない。そこまでの資金を用意できない人でも、同じオークションに出品されるもう1台の高性能BMWなら手が届くかもしれない。1987年型M6は8万~9万ユーロ(約960万~1080万円)で落札される見込みだ。

メルセデス450SEL6.9なら約1千万円

ホットでレアなメルセデスが好きな人にも良い報せがある。このオークションにはスリー・ポインテッド・スターを付けた多くの人気モデルが登場する予定だ。

V12エンジンがお好みなら、1998年型SL70AMGはいかがだろう。予想落札価格は15万~20万ユーロ(約1800万~2400万円)とされている。あるいは「ハンマー」と呼ばれる6.0L V8エンジンを搭載した1989年型560SEL AMGなら、10万~14万ユーロ(約1200万~1680万円)で手に入れられそうだ。どちらもAMGがダイムラーに吸収される前に手掛けたモデルである。

1991年型メルセデス・ベンツ300CE AMG3.4は、8万~12万ユーロ(約960万~1440万円)を入札する覚悟があれば、次のオーナーになれる可能性が高い。控えめな外観の下に6.9LものV8エンジンを隠し持つ1979年型メルセデス・ベンツ450SEL6.9は、8万~9万ユーロ(約960万~1080万円)の値が付くと予想される。

英国製高性能サルーンも

ドイツ車は好きではないという人もご心配なく。RMサザビーズはパリのオークションに向け、3台の英国製モダン・クラシックを用意しているからだ。1997年型ベントレー・ターボRTミュリナーは、生産台数わずか55台の中でもおそらく現在の走行距離が最も少ない個体と思われる。20年以上の間に1万7000km以下しか走っていないのだ。予想落札価格は9万~11万ユーロ(約1080万~1320万円円)。

ロイヤル・エボニーと呼ばれる漆黒の外装に、ミュリナーが手掛けたサドル・カラーのキルティングのインテリアを組み合わせた2007年型ベントレー・アルナージTは、まだ年式が新しいが、予想落札価格は6万~8万ユーロ(約720万~960万円)と比較的お手頃(?)だ。

マニュアルのヴァンキッシュSやスパイカーに注目

2007年型アストン マーティン・ヴァンキッシュSは、同型モデルの中でも最後にニューポート・パグネルの工場をロールオフした1台。しかもアストン マーティン・ワークスによって、シングルクラッチ式オートマティック・ギアボックスが、6速マニュアルに換装されている。手に入れたければ13万~16万ユーロ(約1560万~1920万円)を用意しなければならないようだ。

もっと風変わりなクルマが欲しいなら、2008年型スパイカーC8ラヴィオレットを見逃してはいけない。シルバーのボディにオレンジ色のキルテッド・レザーのインテリアを持つこの1台は、メーカーのデモ車として使われていたという。落札価格は20万~25万ユーロ(約2400万~3000万円)になると予想される。

人気が高まるモダン・クラシック

ヤングタイマー・コレクションは、2019年にも5回のオークションが開催された。その間に出品された157台のうち155台が成約に至ったことは、人気の高さを証明している。

RMサザビーズでオークションのグローバル・ヘッドを務めるゴード・ダフは、次のように語っている。「わたしたちの2019年のオークションで、ヤングタイマー・コレクションは信じられないほどコレクターの興味を惹き、大きな成功を収めました。今回のパリで開催されるオークションにも、多数の稀少な、状態が美しく保たれた、低走行距離のモダン・クラシックを出品できることに、わたしたちは興奮しています」

「アルピナB12 5.7は、モダン・クラシックのコレクターから常に人気が高いモデルです。中でも今回の出品車両は、6速マニュアル、低走行距離、美しいアルピナ・ブルーのボディ・カラーと、非の打ち所がない1台です」

「スパイカーはあまりオークションで見かけることがありませんが、このところ急激にコレクターたちの注目を集めつつあります。近年の名車として、すぐに価値が上昇するでしょう」

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