ザントフールトを舞台に行なわれたF1オランダGPの予選でウイリアムズのローガン・サージェントはクラッシュを喫して10番手に終わったが、少なくともミスから学びを得ることはできたと語っている。
今季のF1ルーキーのひとりであるサージェントは、オランダGPで意外な好調を見せたチームの後押しも受けて、キャリア初のQ3進出。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは4番グリッドを獲得している。
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今回の予選はウェットからドライへと路面が乾いていく難しいコンディションの中行なわれ、Q3ではウイリアムズ勢が真っ先にスリックタイヤを投入。サージェントはタイム計測に挑むもターン2で濡れた路面にタイヤを落としてスピンを喫し、バリアにマシンを当てた。
これによりサージェントは10番手。今週末は好調も、小さなミスで全てが台無しになってしまったとセッション後に振り返っている。
「ただただ辛いし、こういうコンディションは厳しい」とサージェントは言う。
「チームにダメージを与えることだけはしたくなかったけど、僕はいい結果を出すためにベストを尽くしている」
「今週はポジティブなことが沢山あると思うし、ドライの金曜日はかなり乗れているとまで感じた。ロングランのペースもかなり良いと思う。僕らのマシンは素晴らしい状態にあるよ」
「Q1、Q2でも予選のウェットでは少しペースを落としてしまった。でも僕としては、必要な時にタイムを出せたのが一番ポジティブなことだ。今年はそれが足りてなかったと思う。そうできたのはかなり良いことだ。でも、その全てが1mmのミスの影に隠れてしまったんだ」
「完全なドライコンディションでは現状、(アルボンに)かなり接近できている。その点は僕にとってかなりポジティブだ。どうやってマシンからタイムを引き出すか、僕は理解し始めているよ」
「アレックス(アルボンの愛称)が見せてくれたように、Q3へ進んで、僕らには大きなチャンスがあることは分かっていた。ドライではかなり良いマシンに仕上がっていたし、それだけにあのミスがますます痛い」
「でも生きてれば学べるモノだ。決勝に向けてクヨクヨしないで前に進むよ」
サージェントはアゼルバイジャンGPをはじめ、これまでも大きなクラッシュに見舞われてきた。
「こういうミスが高くつくことは分かっている」とサージェントは言う。
「もちろん、僕の望み通りじゃないよ。今後はそれらを無くさないといけない。それは確かだし、必要なことだ。難しいことだけどね」
「このサーキットはタイトで狭い。ドライのレーシングラインは車幅1台分しかなくて、1mmでもズレるともう助からないんだ」
またサージェントは、ウイリアムズのFW45が苦手とするはずだったザントフールトでこれほど競争力を発揮しているのか、チームが完全に理解できていないと認めている。
「僕らが完全に理解できているとは思わない」とサージェントは言う。
「今回がチームにとって(今季)最高の結果になるなんて予想してなかった。ただ、重要なのはその理由を理解することだ。そこは調べてみないといけないね」
「ほろ苦い、複雑な気持ちだ。僕としては、今回を振り返って、何がいけなかったのか、小さなミスで仕方のないことだったのか、それとも心持ちの問題だったのかを確認する必要がある。僕はまだ十分理解できていないけど、原因を探る必要がある。金曜日の時点でロングランのペースは素晴らしかったし、それに囚われすぎないことも大切だね」
「マシンを修復して、僕らの良いロングランペースを活かして、ポイントを獲得できたら良いね。それが目標だ。トップ10圏内に入ることができたけど、マシンにダメージを与え、チームをこういう状況に追い込んでしまった。だから良い面も悪い面もあるね。でも、その時その時を受け止めて、上手く立ち回っていくしかない」
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