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温暖化でスタッドレスタイヤの重要性が高まる理由。トーヨータイヤの「オブザーブGIZ2」はアイスにもウエットにも強い!

掲載 更新 4
温暖化でスタッドレスタイヤの重要性が高まる理由。トーヨータイヤの「オブザーブGIZ2」はアイスにもウエットにも強い!

名前もコンパウンドもパターンも一新!

スタッドレスタイヤに求められる性能として、つねに真っ先に挙げられるのがアイス性能である。そんな声に応えるべくトーヨータイヤは、これまで独自技術の積極的な採用によって、性能向上を実現してきた。

期待以上の雪上性能? トーヨータイヤのオールシーズンタイヤ「セルシアス」

そんなトーヨータイヤの最新のスタッドレスタイヤが「OBSERVE GIZ2(オブザーブ・ギズツー)」である。長きに渡って使われてきた「GARIT(ガリット)」の名が取り去られ、先代「OBSERVE GARIT GIZ」で久々に復活した「OBSERVE」の名を前面に打ち出した意欲作は、大きく3つの特徴をアピールしている。密着性アップによるアイス性能向上、アイス性能経年低下の抑制、ウェット性能の向上である。


新たに採用されたコンパウンドは、従来から使われているNEO吸水カーボニックセルによる“吸水”、クルミ殻による“ひっかき”に、新たな持続性密着ゲルによる“密着”で、アイス性能を高めた。従来のゴムよりもさらに柔らかい持続性密着ゲルをコンパウンド中に分散させることで、ゴムの密着性を高め、しかもそれは年月を経ても柔らかさを持続できるため、性能の経年低下の抑制も同時に実現したという。


同時にパターンも完全に刷新された。アイス、スノー、シャーベット路面で効果を発揮させるべく主溝が従来の2本から3本になり、大きな横溝も多数配置。ショルダー部分のバットレスエッジは、多方向のエッジ効果により轍走破性を高めるという…と言われてもわかりにくいが、要するに轍に対して、アールの部分で滑らかに乗り上げ、エッジで引っかかりながら落ちることで、急激にステアリングが取られることを防いでいると言えば、多少は理解しやすいだろうか。他にも3連ブロック、バイティングエッジなど、エッジ効果=引っかかりを向上させる要素が多く盛り込まれている。



アイス制動距離は8%短縮…体感できる?

これらの効果でアイス制動距離は「OBSERVE GARIT GIZ」に対して8%短縮しているという。8%という数字はかなり大きいが、実際それは十分に体感可能だ。


じつはテストの際には「OBSERVE GIZ2」を試すときのほうが気温が上がり、氷盤の上に水膜ができるような不利な状況になっていたのだが、それにも関わらず明らかに高い制動力を示したことには正直、驚いた。しかも制動距離が短いだけでなく、足の裏にいかにも停まってくれそうな感触が伝わってきて、安心してブレーキペダルを踏み込めるのも、非常に好感触だった。

しかも発進の際にも、路面をしっかり捉えてくれる。じつは従来の「OBSERVE GARIT GIZ」だってアイス制動性能のレベルは非常に高く、どれだけの差を体感できるかと思ったが、いはやはこのアイス性能の進化は本物である。

さて、この「OBSERVE GARIT GIZ」の進化は、それだけには留まらない。新コンパウンドのスペックをよく見ると、シリカ増量、グリップポリマーの配合も同時に行われている。その狙いはウェットグリップの向上だ。

温暖化でますます路面状況が厳しくなる
今回トーヨータイヤは気象庁からの情報を元にした興味深いデータを示してくれた。今や厳冬期の札幌でも、日中の最高気温が0℃を上まわる日は増加傾向にあり、平均気温、最低気温の平均も昨今は上昇傾向になるのだという。そうなると何が起こるか。日中には雪が溶けて路面はシャーベットからウェットになり、それが夜に凍ってアイス路面になるという具合で、さまざまな路面状況に遭遇することになる。もちろん、それは札幌だけの話ではない。

この「OBSERVE GARIT GIZ」、ウェット制動距離テストでは「OBSERVE GARIT GIZ」より何と18%もの短縮を実現したという。スタッドレスタイヤにはどうしてもウェット路面に弱いというイメージがつきまとうが、そこにしっかり対処してきたのは見逃せないところだ。

単にアイス性能を向上させたというではなく、現実の使用環境でリアルに役立つトータルでの性能のアップグレードを果たした「OBSERVE GIZ2」。13インチから18インチまで全23サイズの展開で、すでに発売中である。

〈文=島下泰久〉

■タイヤサイズ
〈13インチ〉
・155/65R13 73Q
・155/70R13 75Q
・145/80R13 75Q
・155/80R13 79Q
〈14インチ〉
・155/65R14 75Q
・175/65R14 82Q
・165/70R14 81Q
・175/70R14 84Q
・185/70R14 88Q
〈15インチ〉
・185/60R15 84Q
・165/65R15 81Q
・175/65R15 84Q
・185/65R15 92Q XL
・195/65R15 91Q
〈16インチ〉
・205/55R16 91Q
・175/60R16 82Q
・205/60R16 92Q
・215/60R16 95Q
〈17インチ〉
・225/55R17 97Q
〈18インチ〉
・245/40R18 93Q
・215/45R18 96Q
・245/45R18 96Q
・245/50R18 100Q

■価格
オープン

■問い合わせ先
トーヨータイヤ
0800-3001456
https://www.toyotires.jp

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みんなのコメント

4件
  • 一番の問題は、スキルもないのに適当な思い込みで乗ってる人が多いこと。
    雪道でスッ転んでるのはSUVが多かったりする。
    物理的に不可能な運転で事故る人が後を絶たない。

    スポーツで分かるように、間違ったやり方で練習すれば、すればするほど下手になる
    デタラメでホームランは打てないんだが、そういうのは気にしない笑

    教習所でやることは入門書レベル
    それ以上は、正しいやり方を知ってる人に教えてもらって練習しなければ出来るようにはならない。
    でもそうしないで、出来る気になってしまっている危険な人が多い、だから事故になる
  • 良いタイヤなのかもしれないが、なにも赤いアウディに履かせなくても。
    センスが昭和で止まってるタイヤ業界、心配です。。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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