■自分で運転するんじゃなく、後席に乗せてもらうクルマ登場!
レクサスの最高級ミニバンとして新型「LM」が2023年12月に発売されました。
初代LMは2020年に登場。同ブランド初のフラッグシップMPV(ミニバン)として、主にアジア圏のショーファーニーズに応える海外専用モデルとして投入されました。
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そして2023年12月に2代目へとフルモデルチェンジし、この新型モデルから国内市場での販売が開始されています。
新型LMのボディサイズは全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mm、ホイールベースは3000mmと、トヨタの高級ミニバン「アルファード」よりも若干大きいボディを持ちます。
プラットフォームに最新のGA-Kを採用。ボディねじり剛性向上を図ったほか、床下ブレースを装備することで、体幹の強化と静粛性能向上、乗り心地の向上を両立しました。
パワーユニットは、2.4リッターターボエンジン+前後モーターを搭載するハイブリッドで、システム最高出力は371馬力を発揮。6速ATを組み合わせ、駆動方式は4WDのみです。
外観は、新テーマ「スピンドルボディ」を採用。空力性能と操縦安定性を追求しつつ、強く鋭いフロントや伸びやかなサイド、ワイド感のあるテールを表現しました。
2列4座仕様の「エグゼクティブ」と3列6座の「バージョンL」が用意され、内装の各所には最上級の素材が用いられたほか、日本古来の文様やカッパーカラーのアクセントを施し、上質かつモダンなインテリアに仕上げています。
新型LMの価格(消費税込)は4座仕様のエグゼクティブが2000万円、6座仕様のバージョンLが1500万円に設定されました。
そして、乗車人数が少ない4座仕様のほうが500万円高い設定になっているのですが、一体何が違うのでしょうか。
4座仕様と6座仕様とでエクステリアやパワートレインに違いはなく、500万円の差はインテリアの装備の違いによるものだといえます。
6座仕様の後席は、前後左右の乗員との距離を十分に確保し、どのシートでも快適に過ごせるような配置としました。
収納や操作パネル、14インチディスプレイなどが集約されるオーバーヘッドコンソールは3列目シートでも使いやすいように設計されたほか、助手席のヘッドレストは前方可倒と上下調整機能をもたせ、後席の開放感と見晴らしを考慮したものを採用しています。
2列目シートは、オットマンやシートヒーター/ベンチレーション、格納テーブルが備わる電動シートを採用。左右席それぞれにエアコンやオーディオなどをコントロールできるマルチオペレーションパネルを装備しました。
3列目シートはゆったりと座れるようにシートバックとクッションに厚みをもたせたほか、リクライニング時に自然な姿勢を保てるよう、シートバックの形状を最適化しています。
一方、4座仕様のエグゼクティブには、6座仕様のバージョンLにはないアイテムを多数取り入れました。
前席と後席を隔てるように、48インチの大型ワイドディスプレイやグローブボックス、冷蔵庫、傘立てを内蔵した「パーティション(電動昇降ガラス/調光機能付)」を搭載。
後席シートは、オットマンやランバーサポート、アームレスト&格納式テーブルを一体化した専用の4ウェイパワーシートを備えています。
そして、レクサス初のアイテムとして、エアコンやシートポジション、サンシェード、照明など、後席の乗員がそれぞれ設定できる「リアクライメートコンシェルジュ」のほか、アームレストとオットマンにもシートヒーターを採用。
パーティション上部中央に取り付けた後席専用の「温熱感IRマトリクス」が乗員の周辺温度を検知することで、車内を常に快適な温度に保つなど、至れり尽くせりの各種装備が盛り込まれました。
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