ピエール・ガスリーは今シーズンからアルピーヌへと移籍。彼は新マシンへの適応に勤しんでいるが、スピードを更に引き出すためにはもう少し時間が欲しいと考えているようだ。
ガスリーは開幕戦バーレーンGPの予選では最後尾スタートとなってしまったが、決勝ではチームの戦略も上手く機能したことで挽回ができ9位でフィニッシュ。第2戦サウジアラビアGPでも9位と連続でポイントを獲得した。
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移籍直後からまずまずの走りを見せていると言えそうだが、ガスリーはマシンに適応してさらにスピードを引き出すためには、もう少し時間が必要だと考えているという。
アルピーヌのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは第3戦オーストラリアGPを前に次のように語った。
「彼は(アルピーヌでは)新人であり、時間を必要としている」
「チームとは上手くやってくれているし、エンジニアリングチームやメカニックのことも好いてくれている。もちろん我々も彼のことは好ましく思っている」
「彼は速い。しかしマシンから細かく力を引き出していくためには時間がかかるだろうし、まだ我々との仕事に慣れていってるところなんだ」
「彼とサウジ戦の後に話をしたんだが、彼も『ちょっと、もう数レースいいかな。まだコンマ数秒が残っているんだ』と話していた」
サフナウアー代表はガスリーの言う改善の余地については、セットアップやチームとの理解の深まりにあるはずだと付け加えている。
「私は、ドライバーとエンジニアリングチームの理解が深まり、より彼の好みにあったマシンセットアップができるようになるだろうと思っている」
なおアルピーヌは今シーズン、レッドブル、アストンマーチン、フェラーリ、メルセデスに次ぐ5番手のチームだとみなされている。トップ4の維持とトップ3への接近を目標にしていたアルピーヌとしては、さらに戦闘力を高める必要があるはずだ。
ガスリーはこの状況について「満足しているとはいえない」としつつも、チームの用意しているアップデートを含めて、今後努力して改善することを目指したいと話した。
「グリッド上位で戦いたいと思っているから、満足しているとは言えない。僕らはトップ4チームの後ろのエアポケットにいるようなものなんだ」
「接近してはいるけど中団グループは後方にあって、僕らは今もトップグループとの差を縮めて追い上げようとしているんだ」
「でも基本的には、まずまずのスタートを切ったと思う。ただチームとしては、よりたくさんのポイントを争いたいと思っている」
「マシンに新パーツが搭載されるのは時間の問題だ。言うまでもなくチームと僕との間で理解が求められるモノもある。レースマシンから最大限の力を引き出すために何が必要なのか、僕はそれを理解しているつもりだ」
「まだたった2レースだ。もちろんさっき言ったようにまともなスタートだったけど、全体的なパフォーマンスは僕らが目指していたほどには良くない。今後の数レースで改善に向けて努力することになるね」
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