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ホンダが「斬新SUV」を発売していた! ゴツい顔した「観音開き仕様」に驚愕! 個性的デザインが今でも話題…「エレメント」とはなんだった?

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ホンダが「斬新SUV」を発売していた! ゴツい顔した「観音開き仕様」に驚愕! 個性的デザインが今でも話題…「エレメント」とはなんだった?

■若いアメリカ人スタッフ中心で開発された米国製「輸入ホンダ車」!?

 ホンダは2002年3月に開催された米・ニューヨーク国際自動車ショーで、独創的な発想で誕生したSUV「Element(エレメント)」を世界初公開しました。
 
 翌2003年4月には日本にも導入された、あまりにも斬新すぎるエレメントについて紹介します。

【画像】斬新「観音開き」はこう開くの!? ホンダSUV「エレメント」を写真で見る(43枚)

 エレメントは、当時「ジェネレーションY」と呼ばれた20代前半の世代に向けて企画されたモデルです。

 企画・開発から製造に至るまですべてがホンダ米国法人で行われ、日本仕様も米国製輸入車の扱いでした。もはや「ほぼアメ車」ともいえそうです。

 開発チームも、若いアメリカ人スタッフ中心で構成され、既成概念をくつがえす挑戦が行われたといいます。

 開発キーワードは「エンドレスサマー」。アメリカ文化をリードする若い世代のアクティブなライフスタイルをリサーチし、自由な発想でつくられました。

 まず目をひくのは、ビーチの監視小屋「ライフガードステーション」をモチーフにしたという、他に類を見ない個性的な外観デザインです。

 一般的にいわれる流麗なスタイリングとは真逆な方向性ですが、骨太な建物のような形状がタフなSUVのイメージと上手くマッチしています。

 前後から見るとスクエアなフォルムが印象的なボディサイズは、全長4300mm×全幅1815mm×全高1790mm、ホイールベース2575mmとなっています。

 そして最大の特徴となるのが、圧倒的な解放感をもたらす「センターピラーレスボディ」と、観音開きの「サイドアクセスドア」です。

 インテリアは、シンプルなインパネとともに、防水性が高くタフな樹脂製「ワイパブルフロア」と防水シート表皮を備えた実用的な仕立て。シートアレンジも多彩です。

 リアも上下2分割の「クラムシェル・テールゲート」を備え、下部はフロアと一体につながることで、荷物の出し入れも容易に行うことができます。

 パワートレインは、最高出力160ps、最大トルク218Nmを発揮する2.4リッター DOHC i-VTECエンジンと4速ATの組み合わせで、駆動は通常時はFFを主とするデュアルポンプシステムのリアルタイム4WDです。

 2003年当時の販売価格は、259万円(消費税含まず)。ボディカラーは「サンセットオレンジ・パール」など全5色が用意され、3パターンの内装色とコーディネイトされていました。

 内外装の全てが個性的だったエレメントは、今見ても非常に個性的に映ります。

 しかしあまりにも斬新すぎたのか、SUVブームが現在ほど本格化していなかった当時は大ヒットとはならず、日本デビューから2年半の2005年12月には、国内販売を終えてしまったのでした。

※ ※ ※

 2023年4月中旬現在、エレメントを中古車情報サイトで検索してみると、全国で50台あまりの在庫が確認できます。

 うち半数は100万円台で、しかもその多くが180万円から140万円台に集中しており、デビューから20年が経過した中古車としては非常に根強い人気を誇っていることがわかります。

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
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THE EV TIMES

みんなのコメント

17件
  • >なんだった?

    米ホンダのモデルをついでで日本で売っただけのクルマ。
  • 新新SUVって。。。何年前のことだよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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