■「C4ピカソ」の車名で知られた7シーターミニバン
ステランティスのブランドである仏シトロエンは2022年4月21日、ミニバン「グランドC4スペースツアラー」の生産を終了すると発表しました。生産拠点のスペイン・ヴィーゴ工場では、現在受注分のグランドC4スペースツアラーを生産後、2022年7月初旬に終了する予定です。
【画像】唯一無二のミニバン! シトロエン「グランドC4スペースツアラー」を見る (41枚)
グランドC4スペースツアラーは、「クサラピカソ」の後継モデルとして、2006年に「グランドC4ピカソ」という車名で世界初公開された3列シート7人乗りミニバンです。翌2007年には2列シート5人乗りの「C4ピカソ」も登場しました。日本では2007年に3列シート7人乗りが発売され、このモデルが日本ではC4ピカソという車名で販売されました。
初代C4ピカソは、ドライバーの頭上まで広がる大きなフロントガラスが特徴で、開放感のある室内空間を実現。さらにリアにエアサスペンションを採用することで、マジック・カーペット・ライド(魔法のじゅうたんのような乗り心地)と評されるシトロエンらしい乗り心地が好評でした。世界中で人気となり、2006年から2013年まで、全世界で89万1000台が販売されました。
2013年には現行型2代目へとフルモデルチェンジをおこない、日本でも2014年に発売されました。この際、初代は日本市場でC4ピカソ名で販売されていましたが、初代では設定のなかった2列シート5人乗りを新たに設定、こちらをC4ピカソとして、3列シート7人乗りをグランドC4ピカソという、欧州名と同じ2種類で展開されました。
2016年にはマイナーチェンジをおこない後期型に進化。現在までの世界販売台数はおよそ73万2000台となっています。
2018年、本国で車名を「C4スペースツアラー」「グランドC4スペースツアラー」に変更、その9月に日本でも名称変更されました。その後5人乗りバージョンはカタログから消えました。
※ ※ ※
グランドC4スペースツアラーは全長4605mm×全幅1825mm×全高1670mm、ホイールベースは2840mmというミニバンです。7人乗車が可能ですが、後席ドアはスライド式ではなく、スイング式を採用しています。
現在シトロエンの公式ホームページには、まだグランドC4スペースツアラーが載っていますが、現地で2022年7月に生産が終了となれば、日本でももうまもなくカタログ落ちする可能性が高くなります。
現在、シトロエンブランドで唯一の3列シート7人乗りモデルがこのグランドC4スペースツアラーなのですが、今後はどうなるのでしょうか。このモデルに代わる新たな車種の投入はあるのでしょうか。
じつはシトロエンの人気MPV「ベルランゴ」に3列シート7人乗りロングボディバージョン「ベルランゴXL」が追加されることが2022年3月に発表されています。
ベルランゴXLは全長4753mm×全幅1848mm×全高1812mm、ホイールベース2975mm(欧州仕様)というボディサイズで、通常のベルランゴよりも全長が約350mm、ホイールベースが190mm長くなっています。全幅・全高は変わりません。
ベルランゴXLの日本導入は「2022年中」とだけ発表されており、詳細な時期については未定です。また車両価格も発表されていません。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
目標の4倍以上も!? マジで爆売れ中の[WR-V]!! 1カ月に1.3万台以上も! 主役Zグレードはオプション要らずの凄いヤツ!!
【マジか・・・】絶句・・・このEクラス エステートの走行距離ですか?たったの160万km超だそうです さすがはベンツ・・・?
「メルセデス・ベンツ」ドイツ国内のディーラー網が大混乱!? リコールへの対応もあり現場は騒然です【みどり独乙通信】
車に表示される「亀マーク」の“意味”に「分からなかった…」 の声も! 謎の「青いイカ」に「コーヒー」も!? 多すぎるメーターの「警告灯」何を示す?
超カッコイイ! 斬新「“サテライト”スイッチ」って何!? どう使う!? もはや懐かしい“SF装備”なぜ流行ったのか
みんなのコメント
寂しい限りである?
7人乗りのSUVが抜けた穴を補完するのだろうが、猫も杓子もSUVばかりというのもどうなのか?