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茨城で公道レース開催を模索するSRO。すでに首脳が主催団体と話し合いも、見通しは「まだ遠い」

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茨城で公道レース開催を模索するSRO。すでに首脳が主催団体と話し合いも、見通しは「まだ遠い」

 SROモータースポーツ・アジアのゼネラルマネージャーを務めるベンジャミン・フラナソビッキは、東京郊外の茨城県守谷市でGTワールドチャレンジ・アジアあるいはSROジャパンカップのレースが将来的に開催される可能性を認めたが、そのような見通しはまだ「遠い」と付け加えた。

■「日本の人々に物事を変えるよう説得するのはチャレンジング」

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 人口7万人弱の守谷市は、東京大都市圏の端にあるベッドタウンとして機能している。守谷GTグランプリという団体は、市内の公道で自動車をテーマにした一連のイベントを開催しており、直近のイベントは昨年9月に開催された。そして、最終的には本格的なストリートレースを開催することを目標にしている。

 そのためにSROと何度かの予備的な話し合いが行われ、フラナソビッキもレース開催の承認に向け、主催者や地方自治体の代表者と会うために同市まで足を運んだ。

 フラナソビッキはSportscar365との最近のインタビューでこの話し合いを認めたが、レースが実現するにはまだ乗り越えるべきハードルがたくさんあるとも指摘している。

「(2024年の)2月に1日だけ(守谷に)行った」とフラナソビッキは認めた。

「東京から電車で行った。そこに着くまでにどれくらいの時間がかかるかを、正確に把握したかったからだ」

「我々は何ができるかを見るために、友好的で健全な話し合いをしてきた。東京(近郊)でストリートレースが開催できたら素晴らしいと思う。これは興味深いプロジェクトだが、まだ始まったばかりだ」

「我々は常にオープンマインドだ。ファナテックGTアジアのレースを東京のストリートに持ち込むことは、非常に野心的だ。ショーケースとして始めて、何ができるかを皆に証明し、それから次のレベルに進むことができると思う」

「まずはデモンストレーションを行い、どれだけの関心が集まるかを見て、そこから進めていきたいと思う。だが、日本の人々に物事を変えるよう説得するのはチャレンジングだ。主催者は意欲的だが、地元はまだ準備ができていないと思う」

「それに加えて、ストリートサーキットは、特にアマチュアドライバーを安心させるために、最低限の安全基準をすべて満たす必要がある。まだ初期段階だが、いつかできるかもしれない」

 フラナソビッキは、守谷でのレースが実現した場合、メインのファナテックGTアジアシリーズよりも、新たに独立したジャパンカップのほうが理にかなっていると付け加えた。

「もしそこでレースをすることになったとしたら、ジャパンカップのレースになるのは当然だと思う」と彼は語った。

「だが、それはまだ遠い先のことだ」

 2023年の守谷GTグランプリには、元ニッサンのスーパーGTスターであるヤン・マーデンボローやスーパー耐久レーサーのジェイク・パーソンズなどのゲストが登場した。

 主催者のFacebookページの投稿によれば、2024年も昨年と同様のイベントが9月に予定されており、2026年に守谷の路上で最初のレースを開催するという目標が示唆されている。

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