WRC(世界ラリー選手権)最終戦ラリー・モンツァが、モンツァ・サーキットを中心に開催された。優勝したのはセバスチャン・オジェ(トヨタ)で、同時に2021年のシリーズチャンピオンにも輝いた。
最終戦を前にした段階で、チャンピオン争いはトヨタのオジェとエルフィン・エバンスのふたりに絞られていた。両者は初日から一歩も引かない戦いを展開し、初日はエバンスがオジェを1.4秒リードして終えると、2日目はポイントリーダーのオジェが逆転。エバンスを0.5秒リードして最終日に突入した。
最終日はSS14~16の3ステージが行なわれた。SS14では、オジェが旧コースのバンクを走行中、右フロントタイヤをコンクリートバリアにヒットさせる場面もあったが、大きなダメージには至らず。結果的にオジェ、エバンス共に同タイムで差は縮まらなかった。
しかし、SS15ではエバンスがエンジンストールをしてしまったことで、両者の差は7.6秒に広がってしまった。そして最終パワーステージはエバンスが4位、オジェが5位に終わり、最終的にはオジェが7.3秒の差をつけてラリー・モンツァを制した。
これでオジェは、通算8度目となるWRCのタイトルを獲得。今季限りでWRCへのフル参戦を終了させるオジェ、そして今季限りで引退するコ・ドライバーのジュリアン・イングラシアにとって、有終の美を飾る結果となった。
2位に入ったのはエバンス。年間ランキングも2位に終わり、昨年に引き続きまたしてもオジェに初タイトルの夢を阻まれる形となったが、今回9位に入ったカッレ・ロバンペラと共に、トヨタのマニュファクチャラーズタイトル獲得に大いに貢献した。
3位以下はヒュンダイ勢が続き、ダニ・ソルドが3位、ティエリー・ヌービルが4位。オリバー・ソルベルグが自己最高の5位に入り、オット・タナクの代役として出場したティーム・スニネンが6位に入った。
6番手で最終日を迎えたTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの勝田貴元は、最終的に7位でラリー・モンツァを終えたものの、パワーステージでは2位に入るなど見せ場を作った。最終的なランキングは7位。サファリ・ラリーでは初の表彰台も記録した。
WRCは2022年シーズンから、ハイブリッドシステムを搭載する『Rally1』車両が登場するなど、新時代に突入する。シーズンは1月のラリー・モンテカルロからスタートし、11月のラリー・ジャパンで閉幕する予定だ。
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