アルファロメオがジュリア/ステルヴィオ・クアドリフォリオの一部改良を実施。内外装デザインの変更や機能装備のバージョンアップで魅力度を向上
フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)の1部門である伊アルファロメオは3月7日(現地時間)、プレミアムスポーツサルーン「ジュリア・クアドリフォリオ(Giulia Quadrifoglio)」とプレミアムSUV「ステルヴィオ・クアドリフォリオ(Stelvio Quadrifoglio)」の2020年モデル(MY2020)を欧州で発表した。市場投入は今夏を予定する。
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2車種の2020年モデルは、内外装デザインの一部変更や機能装備のバージョンアップを図ったことが特徴である。まず外装では、ダークレンズを備えたLEDリアコンビネーションランプ、グロッシーブラック仕上げのフロントトリロブ(三つ葉型)およびリアバッジ、モパー(Mopar)がデザインしたカーボンファイバー材の“V”インサートフロントグリル/ドアミラーキャップ/リアスポイラーなどで構成するクアドリフォリオ専用アクセサリーラインなどを新採用。また、ステルヴィオ・クアドリフォリオには専用の21インチアロイホイールを装着する。さらに、外板色にはアルファロメオのヘリテージカラーとなる6Cヴィラデステ・レッド(6C Villa d’Este Red)、GTジュニア・オーク(GT Junior Ocra)、モントリオールグリーン(Montreal Green)を新設定した。
次に内装については、センターコンソール造形の刷新や新しいレザートリムを巻いたステアリングホイールおよびシフトノブ、ブラックのほかにレッドとグリーンの選択を可能としたシートベルトなどを新設定したことがトピック。また、前席はレザー&アルカンターラ表地のスポーツシートを標準、カーボンシェルのスパルコ製バケットシートをオプションで採用した。
機能装備に関しては、ボッシュと共同開発した新ADAS(Advanced Driver Assistance Systems)を組み込んだことが訴求点。一定の走行条件においてアクセルやブレーキ、そしてステアリングなどの操作を最適制御し、レベル2の自動運転に対応する。また、8.8インチのセンタータッチスクリーンディスプレイを備えた新開発のインフォテインメントシステムも採用。新しいPerformance Pagesではスポーツモード走行の状況を表示し、主要メカニカルコンポーネンツの温度やトルクの伝達具合、ターボの過給圧、パワーの使用状態などをリアルタイムで映し出す仕組みだ。
パワートレインは基本的に従来モデルと共通で、2891cc・V型6気筒DOHC24V直噴インタークーラー付ツインターボエンジン(510hp/600N・m)+電子制御式8速オートマチックトランスミッションを搭載。オプションでAkrapovič(アクラポヴィッチ)社製チタン材エグゾーストシステムも選択できる。駆動レイアウトはジュリア・クアドリフォリオがFR、ステルヴィオ・クアドリフォリオが4WDのQ4で仕立てた。
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