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ヒュルケンベルグ、2戦連続6位の大躍進。本人たちも驚きの復活劇「アップデートで高速と中速のパフォーマンスが上がった」

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ヒュルケンベルグ、2戦連続6位の大躍進。本人たちも驚きの復活劇「アップデートで高速と中速のパフォーマンスが上がった」

 ハースのニコ・ヒュルケンベルグは、F1イギリスGPの決勝レースを6位で終えた。これで、前戦オーストリアGPに続き2戦連続で6位。この結果にヒュルケンベルグは「チームにも環境にも、全てに満足している」と語った。

 ハースの充実ぶりが著しい。オーストリアGPで6位に入ったヒュルケンベルグが、イギリスGPでの再び6位に入賞。わずか2戦で16ポイントを稼ぎ、コンストラクターズランキングでも、6番手のRBに4ポイント差まで接近し、射程圏内に入ってきた。

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 そのヒュルケンベルグはイギリスGPのレース後、喜びを語った。

「良かった。嬉しいね。もちろん再び8ポイントを獲得した。2戦連続で6位を獲得できたんだ」

 そうヒュルケンベルグは語った。

「この結果は予想外だけど、僕らはそれに値すると思う。努力してきたからね。そしてクリーンに走り、ミスもなく、戦略も良かった。だから、とても良いレースだった」

「でも何よりも良かったのは、アップデートがしっかりとマシンにパフォーマンスをもたらしてくれたことだ。それにより、今の僕らは5番手チームをアストンマーティンやアルピーヌ、時には他のチームと争えるようになっている」

「今シーズンの僕らは、かなり安定しているんだ」

 イギリスGPは雨が降ったり止んだり、そして雨は降ってもすぐに止むことが予想されたためスリックタイヤのまま走り続けなければいけなかったりと、実に難しいレース展開だった。しかし前述の通り、ヒュルケンベルグとチームはミスなくレースを戦い抜いた。

「すごく難しかった。雨がバイザーに当たっている状態で、300km/hでコプスコーナーを曲がるのは不安だと、認めざるを得ない。コーナーを曲がり切れるのか、それともウォールにぶつかってしまうのか……それが分からないんだからね」

 そうヒュルケンベルグは言う。

「スリックタイヤを履いてこのコンディションを走る時のグリップレベルは、本当にすごく小さかった。とても難しかった。だからこそ集中力と精神力の面で、今回のレースはかなり厳しく、多くのことを要求された。でも2回のピットストップのタイミングもうまくいった。だからその報酬として良い結果が出たんだ」

 今回ハースはアップデートを投入。この好結果については、その効果もあるように思われる。アップデートによって、どんなパフォーマンス向上があったのかと尋ねると、ヒュルケンベルグは次のように語った。

「高速コーナーと中速コーナーのパフォーマンスが向上したと思う。高速コーナーのパフォーマンスについては、今年これまでレースをしてきたコースでずっと問題だった。そして今週末、その差をある程度縮めることができたように見えた。特に他の中団グループのチームとね。そして、トップチームとの差も、ある程度縮めることができたと思う」

 今シーズンはフェラーリやアストンマーティン、そしてRBがアップデートを投入したことで失速した。ハースはアップデートを成功させたが、その要因は何だったのだろうか?

「チームは本当に良い仕事をしてくれた。クリーンな仕事をしてくれたよ」

 そうヒュルケンベルグは言う。

「マシンに何かを追加する度に期待通りに機能しているし、相関関係も悪くない。昨年、そして昨年末には、技術部門と空力部門に変更が加えられた。その結果として、より良く、より効率的に機能するようになったと思う」

 シーズンが開幕する前、ハース陣営からは厳しい1年になるだろうという声が多く聞こえてきていた。しかし今では入賞の常連に。こんな状況は、ヒュルケンベルグとしても予想していなかったという。

「誰も予想していないことだった。シーズン開幕時でさえ、予想よりもずっと良かったんだ」

「でもその後はみんなを追いかけていき、同じように仕事をした。もしかしたら、他よりも良い仕事ができたのかもしれない。コース特性にも少し左右されると思う。だから待ってみないと分からないけど、間違いなくものすごい復活劇だ!」

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