■トヨタ新型“商用車”「プロエースシティ」発表
トヨタのフランス法人は2024年5月3日、新型「プロエースシティ」を発売すると発表しました。
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トヨタは欧州で展開するLCV(ライト・コマーシャル・ビークル=小型商用車)の開発、販売にも近年、力を入れており、2023年の販売台数は約14万5000台と過去最高を記録しました。2025年までに販売台数18万台超、市場シェア7%を目指しています。
そんなトヨタLCVで最も売れているのが小型バンのプロエースシティです。
今回フランスで発売された新型プロエースシティは、2016年のフルモデルチェンジを受けた2代目以降で最大の改良が施され、さらなる販売増に期待がかかっています。
外観上で新型の特徴となるのはフロントのデザインで、従来型より黒塗り部分が大幅に拡大されたことで、モダンながら力強い印象を受けます。
コックピットもセンターディスプレイの大型化に伴って部分的にデザインが変更されています。
パワーユニットは1.2リッターガソリン(最高出力110HP)、1.5リッターディーゼル(最高出力130HP)、モーター(最高出力136HP))の3種類。
ギアボックスはガソリン車が6速MT、ディーゼル車が6速MTまたは8速ATとなっています。
モーター搭載のEV(電気自動車)は50kWhのバッテリーを搭載し、航続距離が従来型より50km向上した330kmとなっています。
価格(税込み)はガソリン車が2万5560ユーロ(約425万円)から、ディーゼル車が2万6760ユーロ(約445万円)から、EVが3万9240ユーロ(約655万円)から。
プロエースシリーズは、シトロエンやプジョー、フィアットなどを傘下にするステランティスグループが設計・生産した車両をトヨタの販売網で展開するOEM(相手先ブランドによる生産)車です。
今回のプロエースシティのほか、中型のプロエース、大型のプロエースマックスも大幅な改良を受けた新型が発表されており、順次欧州各国で発売されます。
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