世界モータースポーツ評議会(WMSC)は、2021年から導入されるF1のルール変更を承認した。これは新型コロナウイルスのパンデミックが発生したことを受け、チームの財政危機を回避するためのモノだ。
2021年から導入される予算制限の上限額は1億7500万ドル(約188億円)から1億4500万ドル(約156億円)に引き下げられた他、空力開発のハンディキャップや、オープンソースパーツに関する新たなルールも施行される。
■世界モータースポーツ評議会、コスト削減策などF1ルール変更を承認
過去5年間を振り返ると、F1に参戦している自動車メーカーはフェラーリ、メルセデス、ルノー、ホンダの4メーカーで変わらず、新たな関心の兆しはない。
2016年にF1参戦をスタートしたハースは、F1グリッドで最も若いチームと言える。そんなハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、F1が今後メーカーからの関心をさらに高めることができるだろうと語った。
「今はもっと面白くなってきている。我々は少なくともこれ(F1)が採算の取れるビジネスになるよう取り組んでいく必要がある」とシュタイナーは語った。
「私は(チームオーナーの)ハース氏のために、彼の投資額ができるだけ少なく済むように取り組んでいる」
「新規参入チームは予算の上限についての議論があると、資金を工面することができると考える。未だにF1は金のかかるスポーツで、どこかから莫大な資金を用意する必要がある」
「予算の上限を確認することができた場合、最大でどのくらい資金を使うことになるかが見えてくる。これは(F1参入を目指す)メーカーにとっては良いことだと思う」
「これまではそれぞれが投資したいだけ投資できていたが、今ではレギュレーションで最大どのくらいまでの投資が許されるかが明確になった。これは良いことだし、多くの企業や自動車メーカーがF1に出資するようになってほしい」
新型コロナウイルスの流行によって各F1チームが経済的に大きな打撃を受けたこともあり、予算制限の上限引き下げに関する議論はここ数週間で急激に加速した。
トップチームは当初、上限額の大幅な引き下げに対しては難色を示していたが、最終的にはこれに同意する形となった。
シュタイナーは、F1の未来を守るために全チームが団結することが重要だったと語った。
「いくつかの小規模チームは(予算制限がなければ)消滅していたと思うし、それはトップチームにおいても良いことではなかっただろう」
「彼らはそれに気付き、できる限り上限額をカットしたところ、妥協点が生まれた。フェアな妥協だったと思う」
「おそらく彼らも小さいチームなしではこのスポーツが成立しないことを理解しているんだと思う」
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