音もなくスルスル~ッとステージ奥から激走してきたのは電動トライアルバイク「TY-E 2.2」。強烈なアクロバティック・パフォーマンスから始まったのはヤマハ発動機株式会社のプレスカンファレンス。EVならではの加速性能を見せつけた電動トライアルバイクだが、ヤマハ発動機からは超絶格好いい3輪モデルがワールドプレミアで発表された!
文:ベストカーWEB編集部/写真:ヤマハ発動機、ベストカーWEB編集部
近未来2輪で魅せて3輪モデルに驚愕す! ヤマハ発動機の出展ブースは飽きることなし
■「生き物のようなマシン」とかかわる女性ライダーに目がテン
ステージ上で幻想的に繰り広げられた「MOTOROiD2(モトロイド2)」のパフォーマンス。ドライバーの動きに呼応してマシンが動く!
ヤマハ発動機株式会社の「ジャパンモビリティショー2023」の出展テーマは「『生きる』を、感じる」。世界初披露のワールドプレミア6モデルを含むモーターサイクルや電動コミューターなどを出展。
もうひとつのYAMAHAブランド、ヤマハ株式会社ともコラボし、グランドピアノやドラムといった生演奏の音響パフォーマンスもあり、プレスカンファレンスは光と音と躍動感にあふれるものだった。
登壇した日高祥博社長は「2020年のパンデミックで巣ごもりが続き、人とのつながりがデジタル化する傾向になりました。でも今、人生に豊かさを取り戻そう、生きる実感を全身で感じましょう! ヤマハはそのためのプロダクトとサービスを発信します」と宣言。
そのあとステージ上ではワールドプレミア「MOTOROiD2(モトロイド2)」が登場(写真上)。人とマシンがパートナーのように呼応しあう密接な関係、というのがテーマで、ドライバーの女性の動きに合わせて「MOTOROiD2」が自在な動きを見せていたのにはビックリ!
■今すぐにでも乗りたい! フルオープンEVの3輪モデルがカッチョよすぎ
前2輪、後ろ1輪の3輪オープンの「TRICERA(トライセラ)」。近未来感漂うデザインだ
ステージ上ではヤマハらしく2輪モデルの驚くべき性能と魅力を堪能できたが、ステージのまわりにはワールドプレミアの3輪モデルや4輪モデルが出品されているんです!
超注目は「TRICERA(トライセラ)」(写真上。ワールドプレミア)。うおおお! カッチョいい~。3輪パッケージのフルオープンEVのコンセプトモデルで(2人乗り)、3輪&3WSによる新しいドライビングの感動体験を創出するパーソナルモビリティ。後輪の同位相・逆位相による旋回中心変化のコントロール性から導き出した人間中心のパッケージングがいいですね~。
タフ&ワイルドだけど地球に優しい……という水素エンジンバギー「YXZ1000R」も公開!
さらには「YXZ1000R」(写真上)。一見、通常のバギーに見えるけど、CO2を出さない100%水素エンジンを搭載した4輪バギーという。走行する時の音や振動など、内燃機関の持つ魅力を未来につなげるモデルで、「タフ&ワイルド、それでいて環境に優しい」という狙いが嬉しいじゃないですか。
■離島の高校生の共創活動で生まれたモデルもあるのです!
パフォーマンスに見とれた……ということで再度登場の「MOTOROiD2」です!
最後にステージ上の「MOTOROiD2」の写真をもう一度……ということで上で見せつつ、そのほかの出品モデルとしてはワールドプレミアの「ELOVE(イーラブ)」も注目(下写真)。
2輪車安定化支援システム「AMSAS」を搭載した電動スクーター「ELOVE(イーラブ)」
電動スクーターに2輪車安定化支援システム「AMSAS」を搭載したモデルで、なんだか可愛い! これからの派生モデルとして、原付スクーターで通学する離島の高校生や、プロ車いすテニスプレーヤーとの共創活動で生まれたモデルも展示してある。
……という感じで、3輪も4輪も凄いんです! というヤマハ発動機のブース。「『生きる』を、感じる」を体感できることウケアイです!
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