F1前半戦が終了した段階で、ベテランジャーナリストのピーター・ナイガード氏が、全10チームそれぞれの良かった点と悪かった点を挙げる形で、ここまでの14戦の戦いを振り返った。今回は、ドライバーズ&コンストラクターズ選手権で首位に立つレッドブル・レーシングの前半戦レビューだ。
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レッドブル社、ホーナー“不適切行為”事件に幕引き。告発者による不服申し立てを棄却、ホーナー無罪の決定を維持
■プラス:内紛の中でも集中し続けるフェルスタッペン
レッドブルがいまだに高い競争力を維持しているのは印象的だ(マックス・フェルスタッペンに限ってだが)。
チーム代表クリスチャン・ホーナーが従業員に不適切な行為をしたという話に端を発し、シーズンスタート時から、チームの舞台裏で多くの混乱が生じている。このコラムはプライベートな問題について議論をする場ではないので、この件について詳しくは触れない。ただひとつ言えることは、この問題は、ホーナー、モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコ、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイ、フェルスタッペン家、そしてレッドブル帝国オーナーのオーストリア側とタイ側に、大きな摩擦を生じさせた。
内部闘争はまだ終結していない。しかしこのような状況のなかでも、フェルスタッペンとレースチームは集中力を保って戦っており、フェルスタッペンは着実に4度目のドライバーズタイトルに近付いている。
内紛のなかで、ニューウェイが今シーズン後にチームを離脱することを決めた。これがレッドブルにどういう影響を及ぼすかはまだ分からない。チーム関係者は、この数年のマシンは、主にテクニカルディレクターであるピエール・ワシェの手によるものであり、ニューウェイが主導したわけではないと主張している。
■マイナス:チームに不利益をもたらしているペレス
セルジオ・ペレスがレッドブルと新契約を結んでから、まだ約2カ月しかたっていない。ホーナー代表は、ペレスとの契約を延長する前に躊躇した。ペレスは新しい契約を勝ち取るために戦っているときに最も力を発揮すると、ホーナーは考えているからだ。
実際ホーナーの考えが正しかったようだ。ペレスのパフォーマンスは2023年の大半と今シーズン序盤、特別素晴らしかったというわけでもなかったが、2025年以降の契約が発表された後には、成績が悪化の一途をたどっている。
とにかくフェルスタッペンとの比較では遅すぎるため、チームにある程度の不利益をもたらしている。このままではレッドブルはコンストラクターズタイトルを失う可能性すらあるのだ。
■データ(2024年シーズン第14戦終了時)
コンストラクターズ選手権の順位:1位
チームメイト勝敗(予選):フェルスタッペン対ペレス 14:0
チームメイト勝敗(スプリント予選):フェルスタッペン対ペレス 3:0
チームメイト勝敗(ポイント):フェルスタッペン対ペレス 277:131
2025年の予定ラインアップ:マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
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