■史上最強の新型「コルベット E-Ray」日本初公開
2024年6月1日、ゼネラルモーターズ・ジャパンは、米国を代表するハイパフォーマンス・スポーツカー、シボレー「コルベット」史上初の電動化&全輪駆動モデル、新型「コルベット E-Ray(イーレイ、以下新型E-Ray)」をファンイベント「シボレーファンデイ2024」の会場にて日本初公開しました。
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同車の予約注文受付を全国のシボレー正規ディーラーネットワークで2024年6月7日(金)から開始する予定です。
シボレーはアメリカに本拠を置くGMの乗用車ブランドの一つ。コルベットはそんなシボレーの代表的なスポーツカーです。
コルベットは、その初代モデル(C1)がデビューしてから70年と、自動車史の中でも長い歴史を持つクルマでもあります。
現行モデルとなる8代目コルベット(C8型)は、これまで貫いてきた「FR」(フロントエンジン・リア駆動)レイアウトに代わり「MR」(ミッドシップエンジン・リア駆動)レイアウトに変更することで、欧州のスーパーカーのようなシルエットと動力性能を手に入れました。
今回日本初公開された、新型E-Rayはそんな現行型コルベットに、電動推進システムを組みあわせた、コルベット史上初の電動モデルであり、AWDモデルでもある“ハイブリッドカー”です。最上位のハイパフォーマンスモデル「コルベット Z06(以下Z06)」に対し、新型E-RAYは“最上級のグランドツアラー”という位置づけです。
ボディサイズは、全長4699mm×全幅2025mm×全高1235mmと、国産車でいえばホンダの2代目「NSX」をやや長く、よりワイドにしたようなサイズ感。最上級モデルである「コルベット Z06」と同様のボディを採用しています。
エクステリアでは、エッジを効かせたシャープなボディラインが、ダイナミックでパワフルなプロポーション、堂々たるアピアランスをさらに際立たせるとともに、ワイドなタイヤによるグリップ力向上にも寄与しています。
さらに、フロントインテーク、サイドインテークトリム、リアバンパートリムなどのアクセントパーツは一体感あるボディ同色で仕上げられているほか、新型E-Ray専用デザインのパールニッケル鍛造アルミホイールが足元を彩ります。
日本仕様では、最上級グレードとなる3LZのみを設定。インテリアは、広範囲にスウェーデッドマイクロファイバーやレザーを採用することでハイクオリティな室内空間を提供しており、ホールド性と快適性を兼ね備えたGT2バケットシート、スポーティなビジブルカーボンステアリングを標準装備し、洗練された雰囲気やダイナミックなスポーツ感を演出しています
ラゲッジスペースは、画期的なパッケージングにより、現行のコルベットとほぼ同じ、フロントとリアを合わせて約355 Lの容量を確保。実用性にも優れています。
パワートレインは、モーターがフロントアクスルを、V8エンジンがリアアクスルを駆動する「eAWD」を採用。センタートンネルには1.9 kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーが配置され、最大出力162 PSと最大トルク125 N・mを発揮するフロントモーターに電力を供給します。
一方、リアアクスルはミッドシップにレイアウトされた最高出力502 PSを発揮する自然吸気6.2リッターV型8気筒「LT2」エンジン(OHV)が駆動。システム総合最大出力は664 PSにも達し、時速60マイル(約96km/h)到達までわずか2.5秒というコルベット歴代最速の加速力を実現します。
また、eAWDでは、エンジンとモーターには機械的な繋がりは一切はありません。路面状況、車速、ステアリングの角度を常に計測し、フロントアクスルとリアアクスルの動力配分を瞬時に最適化することで、車両の安定性を高め、ワインディングでの連続するコーナリングや、悪天候、滑りやすい路面など、あらゆる状況下で優れた操作性とパフォーマンスを発揮するといいます。
ドライブモードには、ツアー/ウェザー/スポーツ/レーストラック/マイモード/Zモード/ステルス/シャトルの8つの専用モードを搭載。このうち「ステルスモード」では、電気モーターのみの駆動が可能で、上限速度は時速約72 km/h、最大航続可能距離は約4.8~6.4 kmとなっています。
このパワートレインは、システムのコンパクト化にも成功しており、荷室スペースをほとんど犠牲にすることなくパワフルかつ高効率な電動化を図っています。
日本仕様の足元には、ミシュラン パイロット スポーツ 4 Sサマータイヤと、E-Ray専用チューンのマグネティック セレクティブ ライドコントロール付きZERパフォーマンスサスペンションを組み合わせた「ZERパフォーマンスパッケージ」を標準装備。
さらに、対フェード性の向上とバネ下重量を大幅に軽減する、ダークグレーメタリックキャリパー&カーボンセラミックブレーキが、専用サスペンションとともに優れた安全性とドライバビリティだけでなく、高い快適性を実現します。
また、歩行者と自転車にも対応したフロントオートマチックエマージェンシーブレーキや、レーンキープアシストおよびレーンディパーチャーウォーニングといった車線維持支援システムなど、先進安全装備も付随します。
価格は、2350万円。前述の通り、2024年6月7日より予約受け付けがスタートし、お申し込み順に2025年からの納車を予定しています。一方2024年以内の納車を希望することも可能で、この場合15台限定販売予定への抽選にとなります。
ただ、抽選対象となる車両は、ボディカラーがリップタイドブルー メタリック、インテリアカラーがスカイクールグレーの組み合わせのみ。2025年以降納車の車両は、ボディカラーは全5色なのに対し、限られた選択肢となります。
新型E-Rayの日本導入に際し、現行型コルベットについてゼネラルモーターズ・ジャパン代表取締役社長 若松 格氏は以下のようにコメントしています。
「現行型の8代目コルベットでございますが、日本では2021年からデリバリーを開始しており、史上初のミッドシップレイアウト、そして日本仕様初の右ハンドルということもあり、おかげさまで販売も順調に推移しています。
アメリカからの供給がスムーズに行われるようになり、より魅力的な限定車も導入しております。また昨年発表いたしました。Z06に関しましては、限られた期間内の販売受付にも関わらず、多くのお客様から予約をいただいております」
日本市場における反応は、比較的好調な様子の現行型コルベット。新型E-Rayも多くのユーザーを引き付けることでしょう。
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