2020年1月10日(金)に映画『フォードvsフェラーリ』が全国ロードショーされる。主演はマット・デイモンとクリスチャン・ベイルだ。伝説の"ル・マン24時間耐久レース"を舞台に描かれる、実話をもとにした作品とあって、アカデミー賞最有力候補とも言われている。一足先に映画を観た感想をお届けしたい。
"ル・マン24時間耐久レース"って何?
実写を超えた!?ディズニー映画”超実写版”「ライオン・キング」はVR技術を駆使した驚異の映像に注目!
"ル・マン24時間耐久レース"とは、複数のドライバーが交代で24時間運転をし、サーキットの周回数を競うレースだ。フランスのル・マン市にあるサルト・サーキットで開催され、約100年に及ぶ歴史がある。
現在もヨーロッパでは人気が高く、24時間走り続けるため、非常に過酷なレースとして知られている。全長約13.5kmのコースは最高時速が300kmを超えるロングストレートや複雑なコーナーが組み合わされており、ドライバーの高い技術と車の耐久性が必要になる。
映画『フォードvsフェラーリ』は1966年の"ル・マン24時間耐久レース"が題材になっている。アメリカのフォード社は1960年代に入ると慢性的な赤字危機に陥っていた。"ル・マン"での勝利は自動車メーカーにとって最高の名誉とブランド価値をもたらすことから、フォード社は当時、"ル・マン"常勝チームであったフェラーリに買収を持ちかけた。しかし、オーナーのエンツォ・フェラーリはフォード社の交渉人を追い返してしまう。そこでヘンリー・フォード2世は車の開発に多額の投資をして"ル・マン"への参戦を決意する。
かつて"ル・マン"で優勝した経験があるキャロル・シェルビー(マット・デイモン)は、このプロジェクトの責任者を任されることになる。シェルビーが車の開発にあたり起用したのが、変わり者でありながら腕は確かなレーシングドライバー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)だ。シェルビーとマイルズが命をかけて「フォードGT40」を開発し、"ル・マン"での勝利を目指して戦っていく物語である。
映画『フォードvsフェラーリ』がアカデミー賞最有力候補と言われる理由は!?
実話をもとに製作された映画『フォードvsフェラーリ』は、全米で公開すると週末のわずか3日間で約3100万ドル(約33億円)の興行収入を叩き出し、全米初登場1位を獲得した。『フォードvsフェラーリ』の魅力はどこにあるのだろうか。
個性豊かなキャラクターの思い
キャロル・シェルビーはかつて伝説的なカーレーサーだったが、心臓の異常が判明して、レースができなくなってしまう。スポーツカー・デザイナーとして車を販売していながらもレースへの熱い思いを抱えていた。その中で不可能とも思われるフォード社からの「レースカーを開発して欲しい」という依頼は人生の変わり目となる。
シェルビーが真っ先に向かったのは凄腕のレーシングドライバーであると認めていたケン・マイルズの元だった。マイルズは自身の自動車工場を国税局に差し押さえられてしまい、家族を守るために安定した仕事に就こうとしていたところだった。しかし、妻のモリーと息子のピーターに背中を押され、シェルビーの誘いを受けることを決意。
妻のモリーは経済的な不安を抱えつつも夫の夢を応援し、息子のピーターはレーサーとしての父に憧れているのだ。それぞれのキャラクターがそれぞれの思いを抱えながら、無謀と思われる夢を追う、そんな人間ドラマが『フォードvsフェラーリ』には詰まっている。
"ル・マン24時間レース"はどこまで再現されている?
"ル・マン"は一般道をコースとして利用する。現在もレースは開催されているが、1966年のレーストラックとは違うものが使用されている。そのため、撮影のためにかつてレースが行われたコースを作り、大きな観客席とピットが建設された。
撮影には実際のレーシングカーが使われ、可能な限りレース・スピードに近づけた状態でのカメラ撮影が行われた。そのため、映画を観ている私たちは、まるで自分がレースを体験しているような臨場感に包まれる。特に最高速度で走るシーンの迫力は映画館でしか体験できないだろう。
心を揺さぶるストーリー性
『フォードvsフェラーリ』の最大の魅力はシェルビーとマイルズの友情の絆であると言っても過言ではない。腕は確かでありながらも歯に衣着せぬ物言いから、フォード社の重役の反感を買ってしまったマイルズはレースへの出場を阻まれてしまう。しかし、シェルビーはマイルズの腕を信じ、自分の会社を担保にヘンリー・フォード2世に直談判を試みるのだ。自分の人生をかけて夢を追う男たちの信頼関係に胸が熱くなる。
果たしてシェルビーとマイルズは"ル・マン"での勝利を手にすることができるのだろうか……。会社や家族、友人との関係の中で命をかけて夢を追う人たちの姿に心を揺さぶられるに違いない。ぜひ"ル・マン"の迫力と結末を映画館で体感して欲しい。
配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
取材・文/ RoMoKo
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
そんな映画の初日初回上映がガラガラって何なの?
今の予約状況だと、初回はほんの数人の貸し切り状態での上映になりそうだけど・・・