2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の決勝レースがスポーツランドSUGOで行なわれた。53周のレースを制したのは福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、悲願の初優勝となった。
午前中は雲で覆われていたサーキット上空も、決勝レースを迎える頃には強い日差しが降り注ぐようになり、絶好のレース日和という様相となった。前日に雨の中行なわれた予選でポールポジションを獲得したのは関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)。久々の好位置から復活の勝利を期した。2番グリッドには復帰2戦目の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が並んだ。
■スーパーフォーミュラ第4戦SUGO:雨中の予選は関口雄飛が久々のPP! 復帰2戦目牧野がフロントロウ
レーススタートではポールの関口が良い蹴り出しを見せた一方、牧野は伸びず順位を落としてしまった。3周目の1コーナーでは2番手を争う阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)と福住が接触。リヤを滑らせて福住のサイドポッドに接触した阪口は失速し、関口、福住、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)というトップ3が形成された。
先頭の関口が10周目の第1セーフティカーラインを越えたことで、タイヤ交換義務が消化できる、いわゆる“ピットウインドウ”がオープンとなったが、上位陣で真っ先にピットインしたのは3番手の大湯。タイヤ交換には少し時間がかかったものの、ピットアウト後にはファステストラップを更新しながらギャップを縮めていった。
関口が17周終了時点でピットインすると、前が開けた福住は猛然とプッシュして翌周にピットへ。関口の前でコースに戻ることに成功し、“オーバーカット”成功となった。また早めのピットインの後ペースを上げていた大湯は、どんどんと関口に迫っていき、20周目に攻略した。
レースが折り返しを迎えたタイミングではほとんどのドライバーがタイヤ交換を済ませており、ステイアウトしている野尻智紀(TEAM MUGEN)、山下健太(KONDO RACING)の後ろに福住、大湯、関口、松下信治(B-Max Racing Team)、牧野が続く展開となった。山下が34周目、野尻が41周目にピットに入ったことでリーダーは福住に変わり、野尻は牧野の後ろ6番手で復帰した。
福住は最後まで安定した走りを見せてポジションをキープし、トップでチェッカー。これまで幾度となく速さを見せながらも、不運などもあり表彰台の頂点に届かなかった福住だが、参戦4年目、フル参戦3年目にして悲願の初優勝を手にした。2位には大湯、3位には関口が入った。
今回のレースで6位に入ったポイントリーダーの野尻は選手権ポイントを53とした。ランキング2番手は大湯で36点、同3番手は福住で34点となった。
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