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待ってました! アルファードの顔を日本未発売のレクサスLM顔にチェンジ!

掲載 更新 345
待ってました! アルファードの顔を日本未発売のレクサスLM顔にチェンジ!

 レクサス初の高級ミニバンとして登場した「LM」。2019年の上海モーターショーでワールドプレミアされるや否や話題を呼び、2020年1月に中国市場で発売されると、その圧倒的な存在感から彼の地の富裕層の間で爆発的な人気を得るにいたった。

 そんなレクサスLMに日本でも乗りたい! と思うのは人情だが、残念ながらLMは日本では販売されておらず、今後も(今のところ)日本市場に正規導入される予定はない模様。

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 中国市場から並行輸入されたレクサスLMがごく一部で販売されているが、それにしたって「2500万円以上」という、普通はちょっと買えない値段である。

 残念ながら日本でレクサスLMの圧倒的な存在感を味わうことはできないのか……とあきらめかけていたのだが、しかし「アルファードをレクサスLM顔にしてしまう」というモディファイであれば可能であるらしい!

 はたして、30系のトヨタ アルファードを「レクサスLM顔」にするにはいくらぐらいかかるのか? また納期はどれぐらいになるのか、徹底レポート!

文/谷山 雪
写真/ピットワン トヨタ

【画像ギャラリー】アルファードがレクサスLMに! 作業工程と完成までをまとめてみる

■ただでさえ強面のアルファードの顔を2500万円級のレクサスLM顔に

威風堂々としたレクサスLMのフロントマスク。中国でのレクサス LSが日本円で1400万円相当からなのに対し、LMの販売価格は1800万円から

こちらがレクサスLMの本物の顔

岐阜県岐阜市の「ピットワン」が現行型トヨタ アルファードを「レクサスLM顔」にモディファイした際の写真。写真は作業前のベース車両

ピットワンのホームページはこちら!

 これまで多数の30系アルファードを「LM顔」へとモディファイしてきた岐阜県岐阜市の『ピットワン』岩田氏に、正味のところを聞いた。

――ということでピットワンの岩田さん、いろいろと教えてください。まずはこの「アルファードをLM顔にする」というモディファイは、そもそも人気が高いのですか?

岩田さん そうですね。弊社でもすでに20台以上の30系アルファードでこの作業を行いましたし、弊社以外でもやっている業者さんはいくつかあるようですので、日本全体で見れば「けっこう盛り上がっている」と言ってもいいのではないでしょうか。

――御社のウェブサイトを拝見しますと、LM顔へのモディファイについて詳細にご紹介されていますが、肝心の「値段」が具体的には書かれていませんよね?  現行型のアルファードをLM顔にするには、ぶっちゃけいくらかかると思っておけばいいのですか?

岩田さん 弊社のサイトでは「価格は、車両の色や前期か後期かによって変わります。まずはお問い合わせください」と記しています。これは、もう本当にベース車両や、お客様がどこまでやりたいと思うかによって価格は大きく変わってしまうので、一概に「いくらぐらい」と言えないからなんですよ。

LM化にあたって使用する部品は、フロント周りはこのような感じ

リア周りでもこのぐらいの部品を使用する

こちらの例ではサイドステップも交換することになる

――サイトには「ベース車両はオプションの3眼LEDが必須です」という意味の旨が書かれていますが、後期型の上級グレードじゃないとLM顔への換装はできないのですか?

岩田さん いや、それはちょっと違いますね。換装にあたっては必ず3眼LEDが必要になるという意味であって、ベースとなる車両はなんでも構いません。2眼のグレードでも大丈夫ですし、前期でも後期でもOKです。ただ……。

――ただ?

岩田さん 後期型のエグゼクティブラウンジがベースだと、替えるパーツが少ないということで比較的安くできるのですが、例えばその下のS Cパッケージだと、交換したり付け加えたりする部品の数が多くなるため、料金も必然的に高くなってしまうんですよね。

作業風景の一部。塗装が必要なパーツにはすべて塗装を施す

■レクサスLM顔の交換費用は300万円+消費税が目安

――ケース・バイ・ケースであることは重々承知ですが、一応「目安」のお値段を教えていただけませんか?

岩田さん 「顔」だけじゃなくてホイールやサイドステップなども交換するのか? ということでも費用は変わりますし、エグゼクティブラウンジではない場合は、フロントに配線を施して本物のカメラを装着するのか?

 それともダミーでOKとするのか? 等々によっても大きく変わってきます。そのうえで「目安」をお伝えしますと、後期型のエグゼクティブラウンジがベースの場合は300万円+消費税とお考えください。

――いちばん安くモディファイできる後期エグゼクティブラウンジでも、やっぱりそのぐらいはかかりますか。エグゼクティブラウンジではない、例えば比較的安価なS Cパッケージの中古車なんかをベース車とする場合はどうでしょう?

岩田さん その場合は、もちろん「どこまでやるか」にもよるのですが、税込みで330万~360万円とお考えください。あ、ちなみにここで申し上げたお値段は、交換の際に取り外したアルファードの部品を下取らせていただくことが前提となっていますので、そこだけはご注意くださいね!

――了解です! でもアレですね。レクサスLMを買うとなると2500万円オーバーの世界になってしまいますが、アルファードにしてはまあまあ安い前期型のS Cパッケージを300万~400万円ぐらいで買って、それに330万円とか360万円ぐらいを足して「おおむねレクサスLMにしちゃう」

 というのは、考え方によってはリーズナブルなのかもしれませんね。

岩田さん そうですね。もちろん価値観は人それぞれでしょうが、アルファードという車の悪くない楽しみ方だとは思います。

――LM顔にする場合の納期はどのぐらいかかるのですか? やっぱり1カ月か2カ月ぐらいは待たないといけないんですかね?

岩田さん いえいえ。作業はLM化するための部品がそろってから約1週間、長くても10日ほどで完了しますよ。

――そうなんですか!

岩田さん そうなんですよ。社外品のエアロパーツを装着する場合はフィッティングがけっこう大変なんですが、LM用のパーツは「純正品」ですから、フィッティングの手間がほぼかからないんです。

 必要な部品の色を合わせて塗装して、装着して……ということになりますので、さほど長い時間を頂戴しないで済むんですよ。

アルファードのフロント回りの部品を外した状態

未塗装状態のLMパーツを仮付けした状態。すべて純正部品であるためボルトオンで、チリも完璧であるとのこと

レクサスLM顔が完成!

■前期型を後期型の顔にするモデファイも人気

2015年1月26日~2018年1月8日まで発売された前期型(左)を2018年1月8日以降の後期型(右)にモディファイ

後期型(左)と前期型(右)のリア回り

――ううむ。その程度の納期で済むならば、「アルファードのLM化」はますます魅力的に思えてきますね……。了解いたしました。ちなみに現行型のトヨタ アルファードでは今、「LM顔にする」という以外ではどんなドレスアップが流行っているのでしょうか?

岩田さん 最近はこの「LM化」によって、後期型アルファードの下取り部品の数が増加しています。そのため、後期アルファードの良質な中古部品(下取り部品)を使って行う「前期型の後期化」が人気ですね。

 新品パーツを使って後期化するとなるとけっこう高くつくのですが、下取った部品を使えば、おおむね100万円ぐらいでできてしまいますからね。

――なるほど! やっぱりなんだかんだでフロントグリルのデザイン的な完成度は後期型のほうが圧倒的に上だと思いますので、現実的な予算で、安価な前期型を「後期顔」にできるのはいいですね!

岩田さん そのほかでは、まぁこれは私の個人的な感覚ですが、ド派手なドレスアップではなく「さりげないドレスアップ」を好まれるユーザーさんが増えているように思います。大幅に車高を落としたりするのではなく、ダウンサスで少しだけ落として、小さめなリップスポイラーを付けるみたいな。

 もちろんド派手なモディファイを好まれる方も一部にはいらっしゃいますが、全体としては「優雅な車だから、優雅に乗りたい」とお考えになる方のほうが、近頃は多いのではないでしょうか。

――なるほど。一部でなんだかんだ言われがちな30アルファードですが、よく考えれば普通に優雅で普通にゴージャスなミニバンですからね、そういった「さりげない系」が中心になるのも当たり前なのかもしれません。いや本日はありがとうございました!

岩田さん いえどういたしまして! ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせをいただけましたら幸いです!

【画像ギャラリー】アルファードがレクサスLMに! 作業工程と完成までをまとめてみる

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