マツダファンのためのイベントで35周年記念車をアンベール
マツダは「ロードスター」のデビュー35周年を記念した特別仕様車を世界初公開しました。そのキーワードは「ヴィンテージ」と「ワイン&チーズ」。果たしてどのようなモデルなのでしょう?
【画像】「えっ!…」ついに姿を現した! これが“大人の赤”をまとったマツダ「ロードスター」35周年記念車です(30枚以上)
1989年に「ユーノス ロードスター」としてデビューを飾ったマツダ「ロードスター」は、今年2024年にデビュー35周年のアニバーサリーイヤーを迎えました。
その記念モデルがラインナップされるのは、これまで各地のイベントにおけるトークショーなどで開発主査の斎藤茂樹氏が“匂わせコメント”を残していたことから、「ロードスター」ファンの間では公然の秘密となっていました。
その姿は、これまで一切明らかにされていませんでした。ただし、従来の慣例に従い、35周年記念車は特別な装備を盛り込んだスペシャルモデルではなく、特別なカラーをまとった仕様だということは、多くのファンが予測していたに違いありません。
そんな「ロードスター」の35周年記念車が、2024年10月19日と20日に開催された「マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイ」でアンベールされました。
その印象は、大人の上質さを感じさせ、かつ鮮やか。スポーティ路線ではないおしゃれなカラーコーディネートです。
注目のボディカラーは“アーティザンレッドプレミアムメタリック”。その名称には“熟練した職人によって創り上げられた赤”という意味が込められています。
落ち着きと深みのある紫がかった赤であり、マツダは「最高峰の職人ワザで生み出される熟成されたワインのような赤。上質で成熟した大人の世界観を表現」した色だと説明しています。
そして、いまやマツダ車のアイコニックカラーとなっている“ソウルレッドクリスタルメタリック」と比べると、光の吸収と反射の精度をさらに磨き上げ、「特別な赤として、さらに上質で成熟した、大人の世界観を表現した」といいます。
この“アーティザンレッドプレミアムメタリック”は新色ではありません。マツダのラージ商品群用に開発され、先ごろ正式発表された「CX-80」にも採用されています。また過去には、「マツダ6」の最終限定車にも設定されていました。
そんな大人の色が、今回、「ロードスター」の35周年記念車に採用されたのです。
「ロードスター」にはソフトトップ仕様のほか、「RF」と呼ばれる電動ハードトップ仕様がラインナップされていますが、35周年記念モデルは双方に設定されます。
前者は、ソフトトップのカラーもエクステリアにおいて重要なポイントですが、35周年記念車の幌は“スポーツタン”でコーディネート。落ち着きを感じさせながらも、つややかな雰囲気です。
そしてインテリアは、ソフトトップと同色でコーディネート。“スポーツタン”のインテリアカラーはカタログモデルの「Sレザーパッケージ Vセレクション」などにも設定されているので珍しくはありませんが、実は35周年記念車だけの特別な演出も施されています。
それは足元を見ると分かります。通常の“スポーツタン”内装はフロアカーペットなどがブラック仕上げとなりますが、35周年記念車はフロアカーペットを始めとする室内のフロア周辺が全面的に“スポーツタン”でコーディネートされているのです。足元をさり気なくおしゃれに演出しているのがいいですね!
また細かい部分では、コックピットに備わるエアコンルーバーの内側にダークレッドの差し色をプラス。またシートのヘッドレストには、35周年記念ロゴがエンボス加工されています。しかもこのロゴ、月桂の葉ひとつひとつがマツダのエンブレムにある“m”をかたどったこだわりのデザインとなっています。そのほか、35周年記念プレートが添えられた“スポーツタン”のフロアマットなども特別アイテムとして用意されます。
一方、エクステリアでは、高輝度シルバーのホイールを組み合わせているほか、運転席側のリアフェンダー前部(ドアの後方)にシリアルナンバー入りの専用オーナメントが備わるなど、特別な仕立てとしています。
最近の「ロードスター」に欠けていた“ヴィンテージ”の要素が復活
先述したように、この35周年記念車は「ヴィンテージ」というキーワードの下、開発されました。その理由は、前回の30周年記念モデルと比べれば明快です。
30周年記念モデルのボディカラーは“レーシングオレンジ”で、とてもスポーティな雰囲気のモデルでした。
対して、今回の35周年記念車は「初代のデビューから35年、現行のND型登場から2025年で10年。まさに熟成極まるタイミングだからこそ、ワインが成熟した色を選んだ」(チーフデザイナー 岩内義人氏)といいます。
「過去の『ロードスター』の特別モデルは、“スポーティ”とクラシカルな雰囲気の“ヴィンテージ”とが共存していたが、最近のモデルにはこの“ヴィンテージ”の要素がなくなっていた。だから35周年記念車では“ヴィンテージ”を復活させたかった」(岩内氏)のだとか。
そして“裏キーワード(⁉)”ともいうべき「ワイン&チーズ」は、“アーティザンレッドプレミアムメタリック”を熟成した赤ワインに見立て、「ワインといえばチーズ。だから“スポーツタン”をチーズとして合わせた」(岩内氏)といいます。
* * *
「ロードスター」ファンの筆者(工藤貴宏)も、今回の35周年記念車のコーディネートを見てひと目ぼれしました。
何がいいかといわれれば、大人っぽくありつつも鮮やかなこと。もちろん、若い人が乗っても似合うと思いますが、派手なスポーツカーを卒業した大人のクルマ好きとも好相性のコーディネートではないでしょうか。
気になる価格は明らかにされていませんが、主査の斎藤氏によると「ソフトトップが300万円台後半、『RF』は400万円台前半」とのこと。正式発表は、2024年内とウワサされる次回の年次改良のタイミングでアナウンスされることが濃厚です。
最後に、うれしいニュースをひとつ。35周年記念車は30周年記念モデルのような台数限定ではなく、「欲しいと手を挙げたすべての人に届くよう期間限定車になる」(斎藤氏)見込みです。
ただ受注期間は、そう長くはないとのウワサも。「ロードスター」の35周年記念車に魅了された人は、正式発表されたら即、契約できるよう準備しておいた方がよさそうです。
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みんなのコメント
サーキットに特化した仕様で平民には買えない価格になるでしょうけど、初代から速さを追求してこなかったロードスターがメーカー謹製でどんな仕上がりになるのか楽しみです。