レッドブルのリザーブドライバーである22歳のリアム・ローソンは、チーム代表のクリスチャン・ホーナーが2024年シーズンのどこかの時点でF1でレースをする機会を与えると約束したことを明らかにした。
ホーナーは約束を守り、ローソンはRBでダニエル・リカルドの後任として、シーズン終了までチームに残ることになった。今週オースティンで開催されるF1第19戦アメリカGPは、2023年シーズン後半にレッドブルの姉妹チームで5レースに出場して印象を残し、シンガポールではトップ10フィニッシュを果たしたローソンにとってF1への復帰戦となる。
終盤6戦を戦うローソン、初走行のオースティンへ「初めてVCARB 01に乗るのも楽しみ」/F1第19戦プレビュー
ポッドキャスト『F1 Nation』で、ローソンは1年前にホーナーと2024年の見通しについて話し合ったと語った。
「僕が参戦するというアイデアは、クリスチャンが1年前に僕に言ったことだ」
「僕がマシンから降りたとき、彼が僕に言った言葉のひとつは、『来年のどこかの時点で、基本的に君をレースに参加させると約束する』だった」
「だから、僕はそういう意図があり、それについて話し合われてきたことを常に知っていた」
しかし、ホーナーの約束は具体的なタイムラインや特定のドライバー交代と結びついていなかったため、ローソンがフルタイムのシートを獲得する道はやや不透明だった。
「知られている通り、F1はジェットコースターのようなもので、毎週末状況が変わる。だから、ある瞬間は本当によく見えても、次の瞬間にはよく見えなくなる。すべてはドライバーたちの実際の動き次第だ」
「正直に言うと、少し恐ろしい。なぜなら、自分がドライブできる可能性はどれくらいあるのだろうかと考えながら座っているが、それは現在ドライブしている人たちがどうしているかに完全に左右されるからだ」
「それに、もちろん誰かの失脚が自分の参入のきっかけになることを望んではいないが、僕がドライブするためには、誰かが去らなければならないのは明らかだ」
ローソンは2024年に自分のためのシートが用意されることを知っていたものの、その機会がいつどこで得られるかは正確には知らされていなかった。
「それがどこになるのか明確なルートはなかった。『12カ月以内に君はこの人と交代することになる』ということではなく、『12か月以内に君のシートが確保されるが、まだどこになるかはわからない』ということだった」
「そこで、1年を通して話し合いが行われていて、実際にクリスチャンが僕に参加するよう伝えたのはバクーの時だった」
現在、ローソンの当面の課題はRBで優れた結果を出すことだ。彼は、2025年にフルタイムのポジションを獲得する可能性について評価されている。永続的なシートを獲得するのにレッドブルから何を期待されているのかと尋ねられると、ローソンは率直にこう答えた。
「基本的に彼らは、僕に少なくとも(角田)裕毅と同じくらいのパフォーマンスを期待している」
「それがチームの目標だ。彼らは僕に彼と同等のパフォーマンスを発揮してほしいと思っている。彼らはポイントを求めているんだ。チームは明確にコンストラクターズランキング6位を目指して戦っており、それはVCARBにとって非常に重要なことだ」
「だから本来はポイントを獲得することが目標で、その点で僕たちは基本的によい仕事をしている。正直なところ、それが設定された目標だ。でも、僕たちは常に評価されている。16歳でレッドブルに入って以来ずっとそうだった」
ローソンにとって、こうしたプレッシャーは目新しいものではない。レッドブルのドライバープログラムには、パフォーマンスが常に究極の基準となる、非常に高い競争力の歴史がある。
「それは常にパフォーマンスにもとづいている。僕たちは常に評価を受けているので、これまでとまったく変わらない」
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