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BMW4シリーズのグランクーペをベースにした電気自動車「i4」を発売開始

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BMW4シリーズのグランクーペをベースにした電気自動車「i4」を発売開始

BMWジャパンは2022年2月16日、プレミアム ミドルクラスの4ドアクーペ モデルである「4シリーズ グラン クーペ」のラインアップに、電気自動車「i4(G26)」を追加し、発売を開始した。デリバリーは3月以降が予定されている。

i4は、スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能を持つ4シリーズ グラン クーペをベースにしており、4ドアモデルの優れた機能性を備えたプレミアム ミドルクラスの4ドアクーペだ。この新型i4は、1回の充電で590kmの航続距離を実現している。

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CLARプラットフォームを採用するi4のボディサイズは、全長4783mm、全幅1852mm、全高1448mm、ホイールベース2856mmで、Dセグメントの4ドアクーペ フォルムだ。車両重量は大容量バッテリーを搭載するため、2125kg~2290kgとヘビー級だ。

CLARプラットフォームの採用により、従来の4シリーズとの混流生産を実現しているが、モーターによる駆動システムの搭載という新たな工程を可能にするために、ミュンヘンのディンゴルフィン工場は大幅な生産設備改良を行なっている。

グレード展開は、i4 eDrive40、i4 eDrive40 M Sport、M社が開発を担当するi4 M50の3種類。i4 eDrive40は、最高出力340ps、最大トルク430Nmを発揮する電気モーターをリヤに搭載し、後輪を駆動するRR駆動を採用。i4 eDrive40 M Sportは、i4 eDrive40をベースにした上級装備モデルとなっている。

ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池容量は210.6Ah、総エネルギー量は83.9kWhで、一充電での走行可能距離は590kmだ。

最上級のi4 M50は、前輪を駆動する電気モーターと後輪を駆動する電気モーターを持つ4輪駆動モデル。前輪モーターは最高出力258ps、最大トルク430Nmを発揮し、後輪モーターは最高出力313ps、最大トルク365Nmを発揮。

システムトータルでの最高出力は400kW(544ps)、最大トルクは795Nmという超高性能モデルとなっている。0-100km/h加速は3.9秒、最高速は225km/h。

i4 eDrive40のドライブトレーンi4は、最新の充電テクノロジーが採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。普通充電では、自宅で6.4kWのBMWウォールボックス(200V/32A)の利用により、一晩(約15時間)で、充電開始時0%の状態から100%まで充電することができる。

シャシーの補強を加えた4WDのi4 M50CHAdeMO急速充電では、現在主流となっている90kW充電器の利用により、約40分で充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了する。また10分の急速充電で、最大約90km(i4 eDrive40)、約75km(i4 M50)程度の航続可能距離を伸ばすことが可能だ。

さらに、BMWの店舗に設置されている高出力の150kWの急速充電器を利用した場合は、約30分で、充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了する。また、10分の急速充電で、最大約150km(i4 eDrive40)、約130km(i4 M50)程度の航続可能距離を延ばすことが可能だ。

i4の電気駆動部品、パワーエレクトロニクス、バッテリーパッケージはすべて自社製で、第5世代のeDriveシステムと称している。モーター、減速ギヤ、パワーエレクトロニクスをすべて1つのコンポーネントにまとめたeアクスル方式としている。

モーター、パワーエレクトロニクス、減速ギヤを一体化したeアクスルバッテリーの公称電圧は430Vで、72セルの4つのモジュール、3つの12セルモジュールで構成されており、フロアパンに配置され、きわめて高い剛性を備えている。バッテリーパッケージの前端はフロントアクスルのサブフレームに直接接続されており、これもシャシー剛性の向上に役立っている。

高電圧のバッテリーパックバッテリーパックの温度を事前にコントロールする液体式加熱・冷却システムを内蔵し、市街地走行時に航続距離を最大31%向上させることができる。この冷却・加熱は高効率ポンプを介して自動的に行なわれる。

もちろんi4にも、BMW社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ オフ機能が搭載される。「ハンズ オフ機能付き渋滞運転支援機能」により、高速道路での渋滞時にドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムだ。この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行が可能となる。

また3眼カメラ、ミリ波レーダーなどを搭載する先進安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。さらにパーキングアシスタントには、時速35km/h以下で車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバースアシスト機能も標準装備されている。

この他に常時通信接続によるコネクテッド サービスや、AMAZON Alexaの利用が可能。また対話することで車両の各種設定ができるインテリジェント パーソナル アシスタントも搭載されている。

価格

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みんなのコメント

2件
  • EV性能以前に、エクステリアが益々ダサさの極みで草。
  • 実際は400kmくらいで考えた方がいいんだろうな
    まあそれでも十分か
    あとは旅行先の宿泊施設に充電設備がないと困るからそこだよな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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