第102回インディアナポリス500マイルレースのプラクティス走行が15日からスタート。初日はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がトップスピードを記録した。ディフェンディングチャンピオンとして挑む佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、総合14番手だった。
インディカー・シリーズ第6戦にスケジュールされた第102回インディ500がいよいよ幕を開けた。今年は15日から18日まで連日プラクティスが行われ19日からの予選に挑む。例年よりもプラクティスは1日少ない日程となった。
初日は11時から走行がスタート。13時からはルーキーオリエンテーションプログラムとリフレッシャーたちの走行セッション。そして、15時より再び全車のプラクティス走行となった。
まずトラックインしたのはマイケル・シャンクス・レーシングのジャック・ハーベイだ。2時間の走行後には、ルーキーオリエンテーションプログラムとリフレッシャーセッションへと移る。
WEC世界耐久選手権で大怪我を負ったピエトロ・フィッティパルディの代わりには、デイル・コイン・レーシングで同じマシンをシェアするザッカリー・クレイマン・デメロが起用され、リフレッシャーたちと一緒にルーキーに与えられた走行プログラムをこなしていく。
15時からの全車走行のセッションでは、途中50分ほど雨で中断されるも大きなクラッシュもなく初日の走行セッションが終了した。
トップはひとり39秒台をマークし225.787mphを記録したパジェノー。2番手には4度目のインディ500制覇を目指すエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。3番手はオーバル職人のオーナードライバー、エド・カーペンターが続いた。
ホンダ最上位は4番手のジェイ・ハワード。佐藤琢磨は総合14番手で初日を終えた。
「22号車は本当に速く見えて、とても生産的な一日だったし、かなりハッピーに感じているよ。クルマの空力特性はまだ多くを学んでいる最中さ。ここ数年の経験とはまったく異なっているよ」
「全員がまだ学ぶことがたくさんあるけど、正しい方向に僕たちは進んでいると信じているよ。すでにかなり前進しているし、大きな一歩になった」とパジェノー。
インディ500が引退レースとなるダニカ・パトリック(エド・カーペンター・レーシング)は、91周を走行し総合20番手。
「堅実な一日に感じています。クルマはいいスピードを持っている感じがしますし、とてもスムーズでした。いくつかのことを試して、うまくいくものも見つけることができた。今日はいい一日だったと言えますね」とダニカはコメントしている。
16日は11時から18時まで走行が行われる予定だ。
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