アストンマーチンF1のドライバーであるセバスチャン・ベッテルはマイアミGPの際、マイアミのストリートコースよりも、ロードアメリカのような“ちゃんとした”アメリカンサーキットが好きだと発言した。この発言を発端として、インディカー側から早速ベッテルにラブコールが来ている。
インディカーのレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの共同オーナーであるボビー・レイホールは、ベッテルのコメントについてSNSで「セブ、君が望むなら契約しよう!」と投稿。後のインタビューで、このオファーは真剣なものだと語った。
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「現時点でその機会はないにしても、(オファーは)当然だろう?」とレイホールは言う。
「ロードアメリカ以上にインディカーの素晴らしさをアピールできる場所はないし、インディカー以上にロードアメリカの素晴らしさをアピールできるものはない。だからベッテルの考えを聞いてみたいものだ」
「彼のようにF1で成功を収めた男がインディカーで走りたいと思うかは分からない。ヨーロッパ人の多くはオーバルを好まない。でも彼はまだ30代半ばだし、異なる形式のレースを試すには十分時間がある」
レイホールはチームを3台体制に拡充し、クリスチャン・ルンガーをチームに迎え入れる際、オーバルも含めて全てのレースを走ることを期待していると明言した。もしベッテルが昨年のロマン・グロージャンのように、ロードコースやストリートコース限定で走りたいと言ったらそれに抵抗はないのか? そう尋ねられたレイホールは「絶対ないとは言い切れない」として、さらにこう続けた。
「スポンサーは、ドライバー達が全てのレースを走ることを望んでいる。エド・カーペンターが(オーナードライバーとして)オーバルを走るために自分用のマシンを追加するのとは状況が違うんだ」
「だからそうなる(出場レースを限定する)には適切な状況である必要がある。ただ、セブのようなドライバーを乗せる機会があるのなら、検討しないといけないだろう」
またレイホールは、仮にインディカー・シリーズに参戦することが保証されていないドライバーであっても、テストに参加できる柔軟性が規則にはあると考えている。
「もしベッテルにテストをさせたなら、いくつかのチームがそれを反則だと言ったり、疑問視してくるかもしれない」
「ただ1、2レースでも走ればインディカーはルーキーだと認めてくれるし、インディカーはF1ワールドチャンピオンを喜んでテストさせてくれると思いたい」
F1で4度の王者に輝いた経験を持つベッテルだが、優勝からは2年以上遠ざかっており、アストンマーチンに移籍後は主に中団での戦いを強いられている。レイホールは、そんな中で戦うベッテルのモチベーションを疑問視しており、インディカーに移籍すればベッテルは“復活”するのではないかと述べた。
「レッドブルで4度のタイトルを獲得し、フェラーリで何度も勝利を収めた後、成功の見込みが感じられないマシンでレースをして、エネルギーや情熱を呼び起こすのは難しいと思う」
「だからインディカーに参戦することで、セブのような男は復活すると思う。実際のところは分からないが、そう考えてもいいだろう」
「まるでベッテルがインディカーに来るかもしれないかのような話をしているが、彼は全く興味がないかもしれないね! でも私は彼に我々のマシンをテストしてもらいたいし、彼の言うようにロードアメリカはそのスタート地点として最高の場所だろう」
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