Porsche 911 GT3 Cup
ポルシェ 911 GT3 カップ
世界史はロールス・ロイス ファントムの後席でつくられる。ポストコロナ時代にぴったりの「プライバシースイート」に注目
F1や耐久レースなどで高いシェアを誇るマルチマティック
ポルシェは、カナダのサスペンションメーカー「マルチマティック(Multimatic)」のDSSVダンパーをタイプ992ベースのワンメイクレーシングカー「911 GT3 カップ」に採用すると発表した。
マルチマティック製DSSVダンパーは、2021年シーズンのF1チームにおいて40%のシェアを持ち、様々なレーシングカテゴリーで多くのチームが使用している。
たとえば、F1におけるレッドブル・レーシングの勝利はすべてマルチマティック製ダンパーを使用して獲得している。2016年のル・マン24時間レースでは、マルチマティック製DSSVダンパーを履いたフォード GTがクラス優勝を達成。ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェのラップレコードを更新したポルシェ919 ハイブリッドEVOにもマルチマティック製DSSVダンパーが採用されていた。
F1やフォーミュラE、トップレベルのGTレースや耐久レースだけでなく、マツダ MX5 カップの指定ダンパーとして採用されるなど、草の根レベルでも高い人気を誇っている。そして、2021年からはポルシェ モービル1 スーパーカップをはじめとして、カレラカップに参戦するすべての新型911 GT3 カップにマルチマティック製DSSVダンパーが搭載されることになった。
モータースポーツで磨かれてきた高い技術
DSSVダンパーは「ダイナミック・サスペンション・スプール・バルブ」の頭文字を取っており、精密スプール・バルブ技術を採用。これによって油圧ダンピングに高い信頼性や精度、予測可能性を実現したうえ、熱による影響を最小限に抑えてキャビテーションを排除する効果も持つ。
マルチマティックの会長兼COOのラジ・ナヤールは、ポルシェ911 GT3 カップへのDSSVダンパー採用について次のようにコメントした。
「マルチマティックは独自のダンパー技術を開発し続けています。そしてモータースポーツこそ、最高の開発現場だと信じています。モータースポーツの世界では、ポルシェ カレラカップが世界最高峰のワンメイクレースシリーズであることはよく知られています。今回、911 GT3カップにマルチマティック製DSSVダンパーが採用されたことを誇りに思います。そして、ポルシェとの継続的なパートナーシップが続くことを期待しています」
サポートカーがカレラカップ・ノースアメリカにも参戦
ポルシェとマルチマティックの新たな協力関係スタートを記念し、ポルシェ カレラカップ ノースアメリカにマルチマティックがサポートするセブ・プリオールが参戦。彼がドライブするケリー・モスレーシングのポルシェ911 GT3 カップに、マルチマティックのカラーリングが採用されることになった。
マルチマティックのスペシャルビークル・オペレーション担当副社長のラリー・ホルトは、次のようにコメントしている。
「今シーズン、マルチマティック・サポートドライバーのセブ(プリオール)のために、いくつかのプログラムを検討していましたが、カレラカップをサポートするサプライヤーとして、セブをポルシェ カレラカップ ノースアメリカに出場させることにしました」
「セブにとって、カレラカップは耐久レースのようにセカンドドライバーやピットストップ、戦略などの複雑な作業を考えずに走ることができます。優れた才能を持ったドライバーを相手に同じ仕様のマシンで戦うことで、自分自身の力を発揮することができるでしょう」
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