マクラーレンのエンジニアリング・ディレクターを務めてきたパット・フライが、チームを離れることが決まり、すでにガーデニング休暇に入ったようだ。
フライは昨年、短期間の契約でマクラーレンに8年ぶりに復帰。当時のマクラーレンは、トロロッソから獲得したジェームス・キーのガーデニング休暇が明けるまでの間を繋ぐ人材を必要としていたのだ。
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フライは、パフォーマンス・ディレクターのアンドレア・ステラと共に今季用マシンMCL34の開発に貢献。今シーズン初めにキーがチームに加入したことで、フライとステラは、その役割をキーに引き継いだ。
マクラーレンを離れたフライに、他のチームからのオファーが舞い込んでいるかどうかは、まだはっきりしない。しかし、フライのガーデニング休暇が、各チームの2020年用マシンが開発され、コースを走り出すまでの間に明けることはないだろう。またフライの専門はエンジニアリングと開発であるため、来年のテストが始まる前に、他チームでの仕事を始めることが許可される可能性もある。
フライの移籍先として考えられるのはウイリアムズである。ウイリアムズからは、チーフ・テクニカル・オフィサーを務めていたパディ・ロウが離脱。その法的な状況も先週解決することになった。そのため、テクニカル部門を率いる人材のリクルートに、大々的に動くことができるようになった。
ロウの後任について尋ねられたウイリアムズの副代表であるクレア・ウイリアムズは、オーストリアで次のように語った。
「我々は現在の技術マネジメントチームに満足しています。そして我々が利用可能であり、我々の組織構造に最も適切なオプションについての検討も進めています。決定を下し、発表できる段階になり次第、それについてお知らせするつもりです」
なおフライはここまで、F1で印象的な経歴をを持っている。彼は1987年にベネトンでF1のキャリアをスタートし、マーチン・ブランドルのエンジニアを務め、1993年にマクラーレンに加入した。
そのマクラーレンでは、ミカ・ハッキネンとデビッド・クルサードのレースエンジニアを務めた。またその後マクラーレンが1年ごとに役割を交代させるシステムを採用したため、2005年、2007年、2009年、そして2011年のマシンを担当した。
その後フライはフェラーリに移籍。当初は副テクニカルディレクターとレースエンジニアリング主任を務め、後にテクニカルディレクターとなった。ただ2014年のフェラーリは厳しいシーズンを送り、この年限りでフライもチームを離れた。その後、昨年9月にマクラーレンに加入する前には、短期間マノーで働いたこともあった。
フライの状況についてマクラーレンの広報担当に問い合わせたところ、チームの人事に関連する問題についてはコメントしないとの回答があった。
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