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アクティブ HAYABUSA(スズキHAYABUSA)総合パーツメーカーとしての車両全体の底上げを表現【Heritage&Legends】

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アクティブ HAYABUSA(スズキHAYABUSA)総合パーツメーカーとしての車両全体の底上げを表現【Heritage&Legends】

走るほどに楽しさを増すツアラーパッケージ
パーツメーカーやカスタムショップの新作パーツ、そしてデモ車両を見るいい機会は、毎年春に開催されるモーターサイクルショーだ。’22年は3年ぶりの開催となった東京モーターサイクルショーに、アクティブは「3つのカスタマイジングライフスタイル」をテーマに据え、自社ブースに3台のコンプリートカスタム車両を置き、それぞれのスタイルでの楽しみ方を提案していた。

そのひとつが、このハヤブサ。「ビッグバイクカスタムの王道」をコンセプトとして、第3世代ハヤブサというモデル本来の“ツアラー”というキャラクターに焦点を当てて手が入れられた。

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アクラポヴィッチのJMCA仕様スリップオンマフラーで車両端部の軽量化を図り、アクティブオリジナルのゲイルスピードブランドによるブレーキ&ホイールと、アクティブが製品開発にも関わるオランダのハイパープロサスペンション製フロントフォークスプリングとリヤショックのキット=ストリートボックスを組み合わせる。これだけでもハヤブサが軽く、しかも上質に扱えるようになっていることが分かる。

さらにアクティブ・トップブリッジ&ハンドルキット、またゲイルスピード・フットコントロールキット、タンデムステップバーを装着。これらによってもライダー/パッセンジャーともに高質で、より的確な操作性、良好な居住性を持たされたことも理解できる。

このように装着パーツを書き出していくだけで、質の良さや疲れにくさという要素がバランス良く引き上げられ、それらが走るほどに分かり、走る楽しみを増すという全体像が見えてくる。

ハヤブサ純正の差し色部分(別体パーツによるアクセントカラー)を、車両が持つ内部ポテンシャルがにじみ出たものとして捉えた上で、それを解放して溢れ出るように引き出したというイメージでの歌舞伎調ペイント(赤いパーツ=エアダクトやシート下パーツにつながるような同色でのパターン追加)は、その端的な表現だ。

その表現は、どこかひとつの部分に特化したものでなく、ツアラーとして全体的なバランスを重視したパッケージだということも表す。それは、総合パーツメーカーたるアクティブの姿勢ともオーバーラップする。もちろんハヤブサに対してここで使われたパーツは、個別に使っても、バランス良く組み合わせて使ってもいい。それで楽しみが増すという期待感も、この車両から感じ取ることが出来る。

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Detailed Description 詳細説明
スクリーンにはアクリル樹脂をブローモールド製法で成形し、ゆがみのない視界を提供するゼログラビティ・ダブルバブルを装着。

ゼログラビティ製スクリーンは通常1モデルに対して5タイプ(形状=SR/スポーツツーリング/ダブルバブル/コルサ/Marc1)ずつラインナップされるが、このHayabusa2022用は7タイプ(SR/ダブルバブル/ダブルバブル・ショート※/ダブルバブルHYBRID M1※/スポーツツーリング/スポーツツーリングショート※/スポーツツーリングULTRA※)が設定されている。末尾に※のあるモデルはHayabusa専用形状だ。

「ACTIVEトップブリッジ&セパレートハンドルキット」は純正よりもアップライトなポジションとなるようにバー位置を設定。絞り角も純正の112.6度から少し開いた120度を標準として楽に長距離をこなせるようにしながらも、垂れ角を純正の9.44度から10度へ増すことでスポーツライディング時の前傾フォームにも対応する設定で開発中される。削り出しのトップブリッジでルックスもより精悍になる。

フロントマスターシリンダーはアルミ鍛造ボディ削り出しでレシオ可変式のゲイルスピードVREφ19、クラッチマスターは同じゲイルスピードVREだがこちらはφ16を使う。ともに操作感=タッチと操作性を高め、車両をより身近に感じさせてくれるパーツだ。

ひと目でハヤブサとわかる存在感あるテール部にはACTIVEフェンダーレスキット LEDナンバー灯付も備え、リヤまわりの軽快感を視覚的にも高める。

左右出しの排気系はアクラポヴィッチJMCA仕様スリップオンマフラー(チタンブラック)で純正から3.9kg軽量化し、軽快感も高めている。タンデムステップバーはエッジの効いたマシニング加工を施したアクティブ タンデムステップバーに置き換え、機能とともに精悍さも増した。

ステップは排熱整流まで考慮したデザインのヒールプレートを持つ、ゲイルスピード・フットコントロールキット(開発中)を装着。操作の邪魔になる段差を排し、ぐっと踏んでもたわまずに的確な操作を実現する剛性も持たせている。

ヒールガード部は板材でなくブロック材から削り出し、Hayabusaのボリュームあるカウルデザインに合わせている。バー位置は0or11mmバック×12or23mmアップの組み合わせによる4ポジションだ。

3.50-17/6.00-17サイズの前後ホイールはアルミ鍛造のゲイルスピード。ツアラーとしての快適性を損なわないように、エアボリュームがあってクッション性が高く安定感のあるリム形状を持った8スポークデザインのTYPE-Eをあえて選択している。

このことで長距離走行時の疲労軽減効果も期待する。スプロケットを含んだその前後ホイール重量は純正の13.47kgに対して10.63kg。ブレーキキャリパーもゲイルスピードに換装する。

左右出しで純正マフラーのテールパイプ以降を交換するスリップオンタイプのアクラポヴィッチJMCA仕様スリップオンマフラー。端部の軽量化は車両の操作感を大きく軽くしてくれる。リヤブレーキのマスターシリンダー、2P削り出しキャリパーもゲイルスピード。

リヤサスペンションスプリングの紫色で分かるように、リヤショックはアクティブ扱いのハイパープロ(ピギーバック HPA付き)。フロントフォークのスプリングもハイパープロ製に換装される。この組み合わせが「ハイパープロ ストリートボックス」として販売されている。

取材協力:アクティブ
レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部
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みんなのコメント

3件
  • スズキはハヤブサを作れるのだから、車も本気になればGTRやNSXなりの車を作れるはず
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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