MotoGP第9戦ドイツGPの決勝では、グレシーニのマルク・マルケスと弟のアレックスが表彰台を獲得した。優勝はできなかったものの、マルケスは「勝ったような気分だ」と語った。
マルケスはドイツGPの舞台となっているザクセンリンクを非常に得意としてきた。そのため、ドゥカティ陣営に加入した今年、初優勝を挙げるチャンスだと注目されていた。
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ただ実際には厳しいレースウィークとなった。マルケスは初日にプラクティスでハイサイドによる大クラッシュを喫したことで左手人差し指を骨折し、胸郭も打撲してしまうなど、体にダメージを負ってしまった。
さらに予選Q1のアタックが完遂できず、グリッドは13番手と後方に沈み、スプリントレースでも上位は争えなかった。
そうして迎えた決勝レースだったが、ここでマルケスは脅威的な走りを見せた。1周目にトップ10圏内に浮上すると、少しずつポジションを上げていき、表彰台争いに参加……最終的に2位を獲得して見せた。弟アレックスが3位となり、マルケス兄弟として初めて表彰台を分かち合う機会にもなった。
マルケスとしても、苦しい状況からこの結果を残せたことにはかなり喜びを感じているようだ。ただ、同時に週末を通じて発生したトラブルなどを悔やんだ。
「このレースで勝ったような気分だ。本当にそんな気分なんだ」
マルケスはそう語る。
「信じられないレースだ! 表彰台でフィニッシュできるとは予想もしていなかった」
「今週末は辛抱強く頑張ったおかげで、まるでサン・フェルミン祭(牛追いや闘牛で知られるスペインの祭事)のようにとても良い形で終えられた」
「良い気分でここを去れるというのは間違いない。ただ、学ぶべきことのある悪い週末でもあった」
「数多くの技術的な問題が出ていたし、僕もターン11でデカい失敗をしてしまって、週末を通じて影響があった。もしそれをしっかりとやれていたら、僕はペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)やホルヘ・マルティン(プラマック)と戦えていただろう」
なおマルケスは胸郭の打撲の痛みから、スプリントレースでは最も強い鎮痛剤を注射して参加していたことを明らかにしていた。しかし決勝日に向けて体調は回復し、“マルケスモード”で走ることができたと彼は語った。
「まず第一に、そして最も大事だったのは今日起きると体の調子が良くなっていると感じられたことだ」
「朝起きて、チームには今日は良くなっているし、“マルケスモード”で走れる、アグレッシブに乗れると話したんだ」
「もちろん指は骨折しているけど、指の骨折自体はスプリントレースでも制約になっていたわけじゃなかった。胸のほうがよっぽどキツかったんだ」
「そして今日は、起き上がることができたし、もう制約にはなっていなかった。ターン11でのあのクラッシュがなかったとしても、僕のパフォーマンスは同じだっただろう」
マルケスはレース残り2周で弟を追い抜いて2位へ浮上した。2秒近い差を一気に縮めてのオーバーテイクだったが、その少し前に発生していたフランコ・モルビデリ(プラマック)との接触が、アグレッシブにレースをするきっかけになったと語った。
「ここはオーバーテイクが難しいから、慌てずに進めた。タイヤを痛めすぎないようにレースを始めて、ゆっくりと追い上げていこうとしたんだ」
「モルビデリとの接触は予期していないものだったし、大きくタイムロスしてしまった」
「彼との接触の2周前から、彼はターン1で少しワイドになっていたんだ。それで僕も接近していた。そしてあのタイミングで彼はさらにワイドに膨らんでいったことで、僕は”今だ”と考えた。でも彼が(レーシングラインに)戻ってきて、僕らは強くぶつかってしまった」
「でもその瞬間にスイッチが入った。(コンサバに走るスイッチが)オフになったとも言える。そこから全力を尽くした」
「そして、最後に弟に追いついたときには、色々頭の中に疑問符が浮かんでいたよ。僕に何ができるのか? アタックするのか? リスクをとるのか? もし何か起きたらどうなるのか? とね」
「最後の2周では、僕ら2人が表彰台で終わることのできる位置を走っていたから、色々と楽になったよ」
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