ピレリF1は、アゼルバイジャンGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランス・ストロール(アストンマーティン)にタイヤトラブルが発生したことを受け、より大きな荷重に耐える硬い構造のタイヤを導入することを検討している。
フランスGPの前に、ピレリはFIAと各チームにトラブルに関する報告書を提出した。同社は、レッドブルとアストンマーティンが、走行中にタイヤ内圧の上昇をピレリの想定より低く抑える方法を見つけ出したと考えている。しかし、チームがレギュレーションに反した行為を行ったわけではないことも強調している。
ピレリF1、オーストリア2連戦に異なるタイヤ選択。展開の変化を狙う
「バクーで起きたことはチームがレギュレーションに反したことを行ったために起きたのではない」とピレリのF1およびカーレーシング責任者マリオ・イゾラは言う。
「チームは通常どおり、パフォーマンス向上を追及し、それによって我々の予測とは異なるシナリオが生まれた。そのシナリオとは主に、タイヤが予想よりも低い内圧で走行していたことだ」
チームがピレリのシミュレーション結果とは異なる内圧でタイヤを走らせることで、想定しない状況が発生する可能性があると悟ったピレリは、フランスGPの週末、チーム側に対し、今よりはるかに硬い新たな構造のタイヤを早急に導入したいという意向を示した。オーストリアGPに1台あたり1セット、合計20セットのプロトタイプタイヤを持ち込み、金曜フリー走行1回目にテストをすることを目指すということだ。
このテストがうまくいき、全チームの同意を得られれば、ピレリはベルギーGPに新タイヤを持ち込むことを目指して製造をスタートする。第12戦ベルギーと第14戦イタリアの高速サーキットに備えて、完全に安全な製品をチーム側に提供するためだ。
F1には2022年から18インチのタイヤが導入されることが決まっており、チームの協力のもとでピレリはテストを重ねている。ピレリの関係者の話によると、来年用の開発テストのなかで今より硬いタイヤに関して大量のテスト作業を行ってきたため、今年の段階でより強固な構造のタイヤを導入することは可能であるという。
しかし、新タイヤ導入は技術的に大きな変更であり、今のタイヤに満足し、それがライバルたちへのアドバンテージになっていると考えるチームが、変更に反対する可能性もある。投票は、プロトタイプタイヤのテストが行われた数日後に行われるものと考えられている。その結果によって、新しいタイヤが導入されるのか、現在のタイヤをシーズン最後まで非常に高い内圧で走らせるのかが決まることになるだろう。
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