何度見ても驚く、MotoGPパドックの広大さと“移動建物”
MotoGPカタルーニャGPの開催地、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットのパドックをぶらぶらと歩きます。ヨーロッパで開催されるグランプリでは、各チームのトレーラーや移動式ホスピタリティがびっしりと立ち並ぶのが特徴です。ヨーロッパは陸続きなので、レースの度にこれらのトレーラーたちが移動していくわけです。例えば日本GPにやってくるためには海を越えなければならないので、こうしたトレーラー群は、ヨーロッパグランプリならではの光景です。
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MotoGPクラスに参戦するモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのトレーラーを見ると、2台のトレーラーがタテに伸び、屋根でつながっていて、建物みたいになっています。奥に「06」というナンバーが見えるあたりがピットで、ピットの先にピットレーンが続いています。
ドゥカティのサテライトチーム、ムーニーVR46レーシングチームのトレーラーも同様に2台のトレーラーで構築されています。ムーニーVR46レーシングチームはレジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシがオーナーのチームです。2021年シーズンをもってMotoGPから引退したロッシですが、現在もその人気は健在。どのグランプリでも、VR46のグッズを身に着けた多くのファンの姿を見ることができます。
それにしてもこのトレーラー、2階建ての建物に変身しています。2階には手すりがあって、ガラスのドアまで見えますね。どうやって組み立てているんでしょう……。規模の大きさはもちろん、構造も気になります。
パドックにあるのはチームのトレーラーばかりではなく、サプライヤーのトレーラーもあります。どこに行っても巨大なトレーラーがひしめいているのです。ミシュランのトレーラーは中がホスピタリティになっています。わたし(筆者:伊藤英里)がピエロ・タラマッソさん(ミシュラン モータースポーツ二輪マネージャー)インタビュー取材のために訪れたとき、「コーヒー、飲む?」とおもてなししてもらったことも。そう言えば、日本でも同じですが、ビジネスの場で出してもらう飲み物といったらコーヒー。これは世界共通の文化(?)なのでしょうか……。
個人的に、MotoGPのパドックといえば、「大きなトレーラーがずらりと並んでいる光景」と、もうひとつ。「巨大なホスピタリティが立ち並ぶ様子」です。これらも、陸続きで移動できるヨーロッパのサーキットならではの光景で、日本GPのそれとは少し、違います。
ホスピタリティは、ライダーやスタッフが食事をしたり、打ち合わせをしたり、チームがゲストをもてなす場です。例えばホンダのホスピタリティは2階建て。2階エリアでは、所属ライダーのマルク・マルケス選手やジョアン・ミル選手の囲み取材が行なわれたりします。
ドゥカティのサテライトチーム、グレシーニ・レーシングMotoGPのホスピタリティは、一部が鏡張りですね。ホスピタリティの前にバイクを展示しているのも、よくある光景です。
MotoGPのホスピタリティは本当に大きくて、初めてMotoGPの取材でヨーロッパのサーキットを訪れたとき──2019年のドイツGP、ザクセンリンクでした──、「これが移動する? うそでしょ!?」と思ったものですが、何度か足を運んだ今でも、何度だってそう思います。
「これが移動するなんて……。スゴイ……!」
電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Championship』が開催されるグランプリでは、パドックの中に「Eパドック」というエリアが出現します。MotoEのピットだけが集められたエリアです。この場所で、電動バイクの整備やセッティング、充電、ときにはライダーとメカニックとのミーティングなども行なわれています。
歩き回ってお腹がぐうぐうと空腹を訴え始めたところで、パドックの建物内にあるメディアセンターに戻ることにしました。自分の席に座ると、足の裏がじんわりと熱くなるのを感じます。じわじわと伝わるその感覚に、サーキットの一部であるパドックだけど、一部でありながらとても広くて、MotoGPはそれだけ多くの人やモノ、コトがかかわっている場所なのだなあ、と感じたのでした。
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