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MotoGP、インドGPのカレンダー復帰を2026年まで延期。2025年はリザーブイベント枠に

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MotoGP、インドGPのカレンダー復帰を2026年まで延期。2025年はリザーブイベント枠に

 MotoGPは”運営上の事情”から、インドGPのカレンダー復帰を2026年まで延期することを認めた。

 火曜日にmotorsport.comが明らかにしたように、MotoGPが来年インドを訪れることはなく、ブッダ・インターナショナル・サーキットでのレースは2025年の「リザーブイベント」にステータスが変更される。

■【コラム】開催カレンダーが二転三転……MotoGPに失態を繰り返す余裕はない。インド、カザフスタンの混乱と対処に課題

 これは来年3月の予定だったこのレースを開催するために必要な財政的支援を、地元当局が見つけることができなかっただめだと理解されている。

 MotoGPのプロモーターであるドルナは公式声明の中で、「運営上の事情により、2025年カレンダーの開幕に近い当初の枠から延期せざるを得なくなった」と述べるにとどめた。

 さらに、「シーズン終盤に開催可能な日程がないため、MotoGPは2026年の早い時期にインドに戻ってくる」と付け加えられている。

 MotoGPインドGPは2023年に初開催され、2024年もカレンダー入りしていたものの、今季は運営上の都合と不適切な気候条件を理由に開催が見送られていた。

 ただMotoGPのプロモーターであるドルナ・スポーツや地元プロモーターは、2025年3月に改めてインドGP開催を目指すと発表。先月にはブッダ・サーキットを金銭面で支えるウッタル・プラデーシュ州政府の投資機関“インベストUP”と新たに3年の契約を締結したと発表したばかりだった。

 この新たな契約によってインベストUPは、以前のプロモーターであったフェアストリート・スポーツではなく、レースをオーガナイズする新たな組織を見つけるために入札を行なった。

 しかしMotoGPは2025年のスケジュールをまとめたいと考えており、こうした体制変更もあって3月に予定されていたレースの開催には間に合わなかったようだ。

 2011年から3年に渡ってF1インドGPが開催されたブッダ・インターナショナル・サーキット。この3レースはサーキットのオーナーであるジェイピー・グループが直接オーガナイズとプロモーションを行なっていたが、その後ジェイピー・グループは深刻な財政問題に直面し、多くの子会社が破産手続きの真っ只中にある。

■ポルトガル、2026年までの新契約を締結

 別の発表でMotoGPは、ポルトガルGPと新たに2年契約を結び、2025年もカレンダーに残ることが確認された。

 ハンガリーに新設されたバラトン・パーク・サーキットで新たにMotoGPが開催されることになったため、ポルトガルGPの将来については疑問視されていた。

 1992年以来となるハンガリーのMotoGPカレンダー復帰は、ポルトガルGPを犠牲にすることになると予想されていたが、新たな契約によりポルトガルのMotoGPにおける将来は2026年まで保証されることになった。

 ドルナ・スポーツのカルメロ・エスペレータCEOは、次のように語った。

「少なくともあと2年間はポルトガルでレースをすることを発表できてとてもうれしい。我々が初めてアルガルヴェ国際サーキットを訪れて以来、多くのファンやライダーにとってお気に入りのサーキットとなった」

「レースが開催される美しい場所であるだけでなく、イベント自体も年々向上しており、この地域に経済的、スポーツ的、社会的にプラスの影響を与えることができることを非常に誇りに思っている。2025年、2026年に再びポルトガルのファンに会えることを楽しみにしている」

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