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SA・PA内で止める場所が見つからない場合に「逆走」はアリなのか?

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SA・PA内で止める場所が見つからない場合に「逆走」はアリなのか?

 確認してみると「逆走NG」との回答

 高速道路のマナーについて考える。SA・PAの駐車場が満車のとき、空きスペースを探してうろつく(逆走)のはアリや、ナシや……。行楽シーズンなどで高速道路の利用者がピークを迎える時期、気になるのはやはり渋滞の長さと、交通マナー。

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 NEXCO西日本は2017年12月27日に、「ドライバーから見た高速道路マナーランキング」というのを発表した。

 このランキングをみると、高速道路利用者が、マナーに問題があると感じているのは、1位の「SA・PAでの指定駐車マス外への駐車」と、2位の「道路路肩などへのゴミのポイ捨て」、3位の「SA・PA内での逆行」に集中していることがわかる。(この上位3項目で全体の約5割を占めている)

 1位と2位を問題視するのはよくわかるが、3位の「SA・PA内での逆行」というのは、引っかかるところ。年末年始などの交通混雑期に高速道路を利用して渋滞に巻き込まれ、トイレ休憩や食事、仮眠のために、SA・PAへピットイン。本線からSA・PAに入ると駐車場の入口から道が何本か枝分かれし、そのうちのどれか一本を選んで駐車場内を直進。  

 空きスペースを探しながら進むが、駐車場の端までどこも空いていなかったらどうすればいいのか? 上記のアンケート(ランキング)を実施した、「NEXCO西日本お客さまセンター」に聞いてみた。「高速道路のSA・PAの駐車場内も、高速道路の本線と同じく、一方通行となっておりますので、駐車場の端まで進んで空きスペースが見つからなかったときは、そのまま本線に出ていただき、次のSA・PAを目指していただくことになります」とのこと。

 理屈はまったくその通りだが、トイレなど生理的に我慢できない場合や、眠たくてしょうがない場合だってあるはず!

 NEXCOサイドとしては、駐車場内のうろつき、逆走、Uターンは、認められないかもしれないが、現場では自己判断で彷徨っている人を責めることは難しいのでは……。この点だけは、ドライバーのモラルとマナー向上だけに頼るのは無理がある。混雑時には、駐車場整理員を配置して、空いている駐車スペースに誘導するとか(すでに実施しているSA・PAもある)、抜本的には駐車マスを増やすといった、設備面の改善も必要になるはず。

 高速道路本線での逆走車事故が増えているなか、SA・PAの駐車場内の逆走も容認しにくいタイミングだけに頭が痛いところだが、早く安全で現実的な落としどころをみんなで考えていく必要があるだろう。

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