じつは違う 海外/国内のカローラ
text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
【画像】カローラ輸出/国内仕様でどう違う? アバロン/アイゴ/グランツァ/シエナ詳細も【もっと見る】 全127枚
トヨタと言えば言わずと知れた日本を代表する自動車メーカーの1つ。それだけに日本国外でも高いシェアを誇っており、仕向け地に応じてさまざまな車両を作り分けている。
今回はそんな海外向けに作られた、日本では正規販売されていないトヨタ車を集めてみた。まずご紹介するのは、トヨタのスタンダードカーの1つであるカローラだ。
日本では昨年フルモデルチェンジを果たし3ナンバー化されたカローラは、一見すると海外仕様と共通のボディを持つようになってサイズアップしたかのように見える。
しかし実はデザインこそ共通しているが、全長で135mm、全幅で35mm小さい専用ボディとなっているのである(セダンでの数値)。
そのため、輸出仕様と国内仕様が並ぶと(そのシチュエーションは限りなくゼロに近いが)国内仕様が一回り小さく見えるのである。
搭載されるエンジンも、1.8Lのガソリンエンジンとハイブリッドは共通ながら、1.2Lターボ仕様は存在しない。
代わりに2Lのダイナミックフォースエンジンがラインナップされ、6速iMTも設定されるほかフロントバンパーもアグレッシブなデザインのスポーティグレード扱いとなっている。
北米、センチュリーもクラウンもない
日本国内におけるトヨタブランドのフラッグシップと言えば、やはりセンチュリーやクラウン、もしくはアルファードやヴェルファイアと考える人もいるかもしれない。
しかし、そういった車種が存在しない北米市場でのフラッグシップモデルとはなんなのだろうか?
それはなんと前輪駆動の大型セダン、アバロンなのだ。
初代、2代目と日本でもアメリカからの輸入車として販売されていた(2代目はプロナード名義)ので、名前に聞き覚えがある人もいるかもしれない。
アバロンは北米市場で独自の進化を果たし、現在は5世代目が販売されている。
2018年に登場した5代目アバロンは、トヨタの新型プラットフォームであるTNGAを採用したモデルであり、搭載されるエンジンはV6 3.5Lと直4 2.5Lハイブリッドの2種類。
フラッグシップモデルにもかかわらず「TRD」というスポーティグレードが用意されているのはいかにもアメリカ的である。
また日本ではシエンタからノア3兄弟、アルファード/ヴェルファイアまで、大小さまざまな3列シートミニバンが用意されているが、北米市場で販売されるミニバンはシエナという車種のみ。
ミニバンよりもセダンやSUV、ピックアップトラックが人気のアメリカらしいラインナップと言えそうだ。
海外で走るトヨタのコンパクトカー
トヨタのコンパクトカーといえばフルモデルチェンジを果たしたばかりのヤリスが話題の中心となっているが、日本国外のみで販売されているコンパクトカーも存在している。
欧州で販売されているアイゴは、ヤリスよりも一回り小さな日本でいうところのパッソ的なポジションのコンパクトカーだ。搭載されるエンジンは72psの1KR型でまさにパッソと同じもの。
しかしこちらの車種はダイハツではなく、プジョーシトロエンとの合弁会社であるTPCA(トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル)で生産され、プジョーからは108として、シトロエンからはC1として販売される欧州戦略車なのである。
そしてインドで販売されているグランツァは、過去にスターレットのスポーティグレードに付けられていた名前だけに懐かしい人もいるのではないだろうか?
ただ、現在インドは販売されているグランツァは、スターレットとの関係性はなく、実はスズキ・バレーノのOEMモデルである。
もともと日本で販売されているバレーノ自体もインド製だが、昨年スズキとトヨタが資本提携を発表後の第1弾OEM車がインドで売られるモデルというのは少々意外だったかもしれない。
日本では比較的安価なハッチバックとして売られるバレーノだが、インドではプレミアムハッチバックとして売られている。
トヨタブランドでも十分通用するという判断の元にOEM供給がなされているようだ。
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