XSR155から2年待った甲斐があった!
【海外発表】ヤマハ「XSR155」が新登場! VVA搭載の155ccで現地価格は約31万5000円[カスタムでさらに化ける!]
ヤマハは欧州でネオレトロスタイルの「XSR125」を発表。2019年夏にタイで発表されたXSR155のグローバル版と見られ、VVA搭載でユーロ5適合の水冷単気筒エンジンは欧州で販売されているMT-125やYZF-R125と共有する。国内に導入されれば唯一無二の日本車フルサイズ・原付二種ネオレトロとなるが……。
原付二種クラスの待望のスポーツヘリテージ
ホンダ「GB350」の大ヒットからもわかるように、現在の日本ではネオクラシックモデルが大人気。大排気量クラスではカワサキの「Z900RS」や「W800」、そしてホンダ「CB1100」、ヤマハ「XSR900/XSR700」などがしのぎを削っている。
また、原付二種~軽二輪クラスでは外国産のネオクラシックモデルが次々と日本に上陸しているが、迎え撃つはずの国産車は、このクラスのこのカテゴリーにあまり力を注いでいない。カワサキのエストレヤやスズキのST250、ホンダCB223は生産終了となり、ヤマハに至ってはルネッサやブロンコまでさかのぼらなければならない。ホンダCB125/250Rは、クラシカルな雰囲気も併せ持つが、どちらかというと新世代スポーツネイキッド寄りだろう。
タイでヤマハがXSR155を発表したときから、我々はこれを日本で発売することを熱望してきた。しかし155ccという排気量や、日本仕様に作り替える際のコストアップなどの理由もあって、残念ながら未だ正式導入には至っていない。
そうこうしているうちに、GPX(タイ)やレオンアート(スペイン)、イタルモト、(イタリア)、ファンティック(イタリア)、マットモーターサイクルズ(イギリス)などが125cc/250ccクラスに新車のネオクラシックモデルを展開し、その魅力や価格の手頃さで日本市場においても存在感を放っている。
コロナ禍による嗜好の変化からスピードを求めるユーザーが減り、ゆったり安全に楽しみたいという価値観になってきているのもヒシヒシと感じる今日この頃。まさしくXSRシリーズの末弟が導入されてもいい機運が高まりまくっている……ように感じるのは我々ヤングマシンだけではあるまい。
―― 欧州ヤマハが発表したXSR125。スペックは発表されたものの、価格は未発表だ。
そんな中でのビッグニュースである。我々としてはティーザー映像が公開された「YZF-R7(と思われるスポーツバイク)」の情報に対して張り込んでいたのだが、なんと「XSR125」が欧州で正式発表されたのである!
XSR155の時にも言ったが、我々ヤングマシンは改めて叫びたい。「XSR125は日本で発売しても絶対に売れますよ!」と。
ホンダはADV150やハンターカブでこの排気量帯での成功を手にし、GB350でビギナーからベテランまで心を掴んでいる。ヤマハファンが待ち望むXSR125についても、国内導入を躊躇する理由はないはずだ。いかがですか、ヤマハさーん!
YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]Redline
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]Tech Black
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]Impact Yellow
欧州ヤマハは、スポーツヘリテージスタイルの最新モーターサイクルXSR125を発表した。キーワードは“The youngest Faster Son”とし、ヤマハの遺産であるXS-1などを彷彿とさせるクラシックスタイルに現代の技術とデザインを与えたXSRシリーズの末弟であることを示している。
ベースとなっているのは他の兄弟車同様にMTシリーズで、MT-15→XSR155という流れと同じくMT-125をベースとしている。エンジンはVVAと呼ばれる可変バルブタイミング機構を実装した最新の水冷4ストローク単気筒。フレームはツインスパータイプだがXSR125のネオレトロスタイルに違和感なくフィットしており、アナログを象徴する「円」をテーマにデザインされたボディワークによって、見事にXSRシリーズとして成立している。
ヘッドライトとテールランプはLEDを採用し、フルLCDスクリーンのデジタルメータを装備。いずれも「円」を基調としたデザインが施されている。フロントにはφ37mm倒立フォークを採用し、リヤサスペンションはモノショック方式。前後に延長されたダブルシートや存在感のあるテールまわりとの組み合わせは、いわゆる1本サスでもクラシカルなスタイリングを違和感なく表現できることを知らしめている。
日本導入についての情報は全くないが、原付二種クラスに相当する125ccであることや、ユーロ5適合などは間違いなく追い風になる。ぜひとも期待したい!
【YAMAHA XSR125[2021 EU Model]】主要諸元■全長1960 全幅800 全高1065 最低地上高160 軸距1330 シート高815(各mm) 車重140kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ(VVT付き) 124cc 14.96ps/10000rpm 1.17kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■ブレーキF=φ267mmディスク+2ポットキャリパー R=φ220mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=110/70-17 R=140/70-17 ●価格:未発表 ※諸元等は全て欧州仕様
XSR125のディテール
―― 約15psを発生するエンジンは、MT-125やYZF-R125と共通のもので欧州の同クラスにおけるベストエンジンを謳う。可変バルブ機構VVT(ariable Valve Actuation)を採用し、ユーロ5に適合。
―― XSR700やXSR900に通じるタイムレスデザイン。シートはタックロールタイプで、全体に円をテーマとした灯火類や外装パーツを採用することで最新技術とレトロ感を融合している。
―― φ37mm倒立フロントフォークを採用。ホイールベースはフルサイズの車体に軽快感を与える1330mmというバランスだ。シート高は815mmとやや高めだが車重は140kgと軽量。
―― タイヤはブロックパターンとし、間もなく発売されるホンダGB350Sなどにも通じるワイルド×カワイイを融合。リヤタイヤは140mm幅で、このクラスとしては太め。
―― ヘッドライトはLEDとし、円形でレトロ感を醸し出す。省電力で明るいのも特徴だ。テールライトはコンパクトですっきりした外観に。
―― フレームはヤマハの高性能車を象徴するデルタボックスタイプ。XSR155と共通で、より大きなトルクにも対応する剛性を持っている。
―― 塗装されたフェンダーやタックロールシート、アルミ製ブラケットなどでクラスを超えた質感を表現。
―― LCDメーターはシンプルな円形とし、ネオレトロなスタイリングに合わせている。回転計も完備。
XSR125の写真ギャラリー
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
―― YAMAHA XSR125[2021 EU Model]
欧州で公開されたXSR125の動画
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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みんなのコメント
だから、ホンダより安く販売して欲しいです。
価格次第。