待ちに待ったクラウン エステートがついに登場した。他のクラウンとの違いは、圧倒的な荷室の広さ。クロスオーバーやスポーツを見て、「もっと荷物が積みたい!」と考えてた人、クラウンエステートのラゲッジは広いぜー!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:奥隅圭之、トヨタ自動車
奥行なんと2m!! 車中泊も余裕でこなす[新型クラウン エステート]の荷室がデカすぎる件!!!
【画像ギャラリー】クラウンエステートのシートの倒し方をじっくり見て!(10枚)
大量な荷物を積むために生まれた!
いかにもラゲッジが広そうなエステートスタイル
クラウンをグローバルモデルに育てようとしたとき、トヨタはさまざまなユーザーに思いを巡らせたはずだ。その結果、クロスオーバーやスポーツといった車型が誕生したわけだが、北米市場を考えると、レジャーや長旅のために大量な荷物を積み込むユーザーが無視できない。
この層をクラウンファミリーで取り込みたい。クラウン エステートはそのために誕生したのではなかろうか。
実際、クラウン エステートの荷室は広大だ。これはアメリカ仕様のクラウン シグニアのデータだが、リアシートを倒したときの容量は約1950L(※パノラミックルーフ非装着車)、前後の奥行は79.5インチ、なんと202cmにもなる。
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荷室がフルフラットにできる工夫も!
リアシートバック裏に備わるボード。前に展開すると前席とのすき間をフラットに埋められる!
しかもエステートのフロアには工夫が凝らされている。リアシートの背もたれを倒し、その背もたれにあるボードを前に展開することで、完全フラットになるのだ。これなら大柄なアメリカ人だって、そのまま寝ることができるだろう。
ちなみにリアシートを使用した状態での荷室容量は731L、奥行きは81cmになる(※北米値)。SUVとしては平均的な数値といえるが、これはリアシートを簡易なものにするわけにはいかないクラウン一族としては当然の話といえる。
「荷室がそんなに広いなら3列シートも可能だったのでは?」と考える人もいるだろうが、上級セダンから派生したクラウンのキャラクターからして、多人数乗車は不要と考えたのかもしれない。そもそも北米にはグランドハイランダーがあるから、大勢人を乗せたい人はそちらを買えばいいのだ。
ともかく、家族や仲間とロングドライブに出かけるユーザーには、ぴったりのクラウンが誕生した。その使い勝手のよさを、ぜひ実車で確かめてほしい!
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