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【使い勝手最強!?】売れ筋の最新ミニバン&ワゴン人気車5選

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【使い勝手最強!?】売れ筋の最新ミニバン&ワゴン人気車5選

■販売台数でSUVを大きく上回るクルマとは

 相次ぐ新型車の投入など、SUV人気はとどまることを知りません。しかし、販売台数の面でいうとSUVはトップというわけではないようです。

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 主流はやはりコンパクトカーやミニバンで、なかでも5ナンバーサイズに収まるクルマが多い傾向です。

 そこで、売れ続けている人気ジャンルである、コンパクトサイズのミニバンとトールワゴンのなかから5車種をピックアップして紹介します。

●トヨタ「シエンタ」

 トヨタ「シエンタ」は2003年に登場したコンパクトサイズのミニバンで、現行型は2015年に発売された2代目にあたります。

 歌舞伎の隈取(くまどり)を思わせるフロントマスクや、特徴的なサイドウインドウのデザインなど、デビュー当初は賛否両論ありましたが、2019年8月と9月はミニバンとしては史上初めて新車販売台数ランキング月間1位を記録。

 2019年上半期(1月から6月)の統計でも堂々の5位にランクインするなど、ミニバントップの座に君臨する人気モデルです。

 ボディは全長4260mm×全幅1695mm×全高1675mm(2WD車)というコンパクトなサイズで、細い路地でも運転しやすく、最小回転半径は5.2mと駐車場などでの取り回しも良好です。

 また、各ガラスの面積が広く視界が良いのも特徴のひとつで、ミニバンといえばボディが大きく、死角も大きくて運転が大変そうなイメージがありますが、シエンタには当てはまりません。

 コンパクトなボディながら居住空間も広く取られ、3列目シートでも実用に耐えうるスペースを確保。また、ユーザーのニーズに応え、2列シート車もラインナップされています。

 搭載されるパワーユニットは、1.5リッター直列4気筒のガソリンエンジンとハイブリッドの2種で、ガソリンモデルでも燃費は20.2km/L(JC08/2WD車)と、高水準を達成しています。

 シエンタの価格(消費税込、以下同様)は185万200円からです。

●ホンダ「フリード」

 新車販売台数ランキングで常にシエンタと競い合っているがホンダ「フリード」です。

 2019年上半期の統計で8位と十分以上に売れていますが、直近はシエンタに差を付けられてしまいました。2019年10月にフリードもマイナーチェンジを実施し、同時にSUVテイストの「フリード クロスター」がラインナップされたので、これからの巻き返しが期待されています。

 ボディサイズは全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mm(2WD車)と、全長はシエンタより5mmだけ大きく、全高35mmほど高いですが、室内高は5mmの差で、ほぼ互角といっていいでしょう。最小回転半径も5.2mと一緒です。

 搭載されるパワーユニットは、1.5リッター直列4気筒のガソリンエンジンとハイブリッドをラインナップし、やはりシエンタと同じです。ただし、フリードはハイブリッドでも4WDが選択できます。

 グレード構成は3列シート車に6名乗りと7名乗りがあり、2列シート車の「フリード+(プラス)」も用意されています。

 サイズ感や仕様でライバル関係にあるシエンタとフリードですが、大きく異なるのは3列目シートの扱いです。

 2列目シート下に格納できる利便性追求型のシエンタに対し、フリードはラゲッジの両サイドに跳ね上げで格納するタイプで、シエンタのシートは薄く幅も狭めなため、快適性ではフリードに軍配が上がります。

 フリードの価格は199万7600円からとなっています。

■熾烈なライバル争いをしているコンパクトワゴン

●スズキ「ソリオ」

 スズキ「ワゴンRワイド」はコンパクト・トールワゴンの草分け的な存在で、その流れを汲む後継車が「ソリオ」です。

 ソリオという名称は、2代目ワゴンRワイドの中期型が「ワゴンRソリオ」に改名されて使用されたのが最初で、後期型から単にソリオと呼ばれるようになりました。現行モデルはソリオとしては3代目にあたり、初代ワゴンRワイドを含めると4代目という扱いになります。

 モデルチェンジするたびに使い勝手が向上していますが、むやみにサイズアップしていないのがソリオの魅力で、先代と現行型ではほとんど大きさは変わらず、コンパクトにまとめられています。

 外観デザイン的にもボンネット前端や後方の角が把握しやすく、全長3710mm×全幅1625mm×全高1745mmというサイズ相まって、狭い道でも安心感があります。

 ソリオのパワーユニットは1.2リッター直列4気筒エンジンを基本に、マイルドハイブリッドとストロングハイブリッドの3つをラインナップし、ストロングハイブリッドの燃費は32km/L(JC08モード)と優秀です。

 ソリオの価格は148万6100円からです。

●ダイハツ「トール」

 2016年に発売されたダイハツ「トール」は、トールワゴンでひとり勝ちだったソリオに、ストップをかけるべく登場したモデルです。

 2019年上半期の販売台数ランキングで18位のソリオに対し、トールは32位です。健闘も及ばずと思ってしまいますが、トールはトヨタ「ルーミー/タンク」、スバル「ジャスティ」と姉妹車で、ランキング9位のルーミーを筆頭に、トータルではソリオのおよそ4倍の販売台数を記録しています。

 トールの特徴としては、全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mm(G/Xグレード)と、全高を高くすることで広大な居住空間を実現していることです。室内高はソリオと同等ですが、室内幅は勝っています。

 パワートレインは最高出力69馬力の1リッター直列3気筒自然吸気エンジンと、98馬力とパワフルな1リッター直列3気筒ターボエンジンが選択できます。

 また、最小回転半径4.6mという値は市街地での取り回し、とくに駐車場や住宅地の走行時に、恩恵が実感できるはずです。

 トールの価格は149万500円からとなっています。

●トヨタ「ポルテ」

 運転席側は通常のヒンジドアを前後に配置し、助手席側に大きなスライドドアをひとつ持つ、一風変わったトールワゴンが、トヨタ「ポルテ」です。

 2012年に登場した現行モデルは2代目にあたり、デビューから丸7年を超えているため2019年上半期のランキングではトップ50に入りませんでしたが、コンスタントに売れ続けているロングセラーモデルです。

 ちなみにポルテ(PORTE)はフランス語で「扉、ドア」の意味で、特徴である大開口スライドドアにちなんだ名称となっています。

 3ドア+ハッチゲートという左右非対称な変則ボディスタイルですが、サイズ的には「トール」と「シエンタ」のちょうど中間で、全長3995mm×全幅1695mm×全高1690mm(2WD)です。

 高さ1250mm×幅1020mmの開口部を持つスライドドアは、前後どちらの席にもアクセスがよく、300mm(2WD)と低いフロア高は子どもやお年寄りでも楽に乗り降りができます。

 前後シート間の距離はレクサス「LS」級の1050mm。シートアレンジが多彩で、助手席は700mm(2WD車)ものスライド量を誇ります。

 搭載されるエンジンはシエンタと共通の1.5リッターのみで、ハイブリッドは設定されていませんが、燃費は21.8km/L(JC08モード/2WD車)と優秀です。

 ポルテの価格は186万2300円からです。

 また、外観デザインが違う姉妹車の「スペイド」があります。

※ ※ ※

 冒頭にあるとおりSUV人気が続いていますが、ユーザーのなかにはミニバンからの乗り換えも多いといいます。

 子育てがひと段落したファミリー層が、3列シートのSUVを購入するケースがあり、メーカーもニーズに応えているということです。

 実際、常に3列目シートを使うユーザーは少なく、いざという時のためにミニバンを選ぶようで、子どもが大きければSUVで十分ということでしょう。

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みんなのコメント

6件
  • コンパクトで室内空間が広い車の衝突安全性はどうなのでしょうか。3列シートは後ろからの衝突どうなの?
  • くそ記事
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