ジープ初のEVが受賞 日産アリアは3位に
ベルギーで開催中のブリュッセル・モーターショーにおいて、2023年の欧州カー・オブ・ザ・イヤー(欧州COTY)が発表された。23か国57名の著名なモータージャーナリストからなる審査委員会の投票により、ジープ・アベンジャーが栄えある賞に輝いた。
【画像】欧州カー・オブ・ザ・イヤー2023発表!トップ3は?【ジープ、フォルクスワーゲン、日産を写真で見る】 全68枚
ジープ初のEV(電気自動車)として昨年発表されたアベンジャーは、他の6台の候補を抑えてタイトルを獲得した。得点は328点と、圧勝だった。
2位は241点を獲得したフォルクスワーゲンID.Buzz、3位は211点の日産アリアだった。
4位はキア・ニロで200点、5位はルノー・オーストラルで163点。
以下、プジョー408(149点)、スバル・ソルテラ/トヨタbZ4X(133点)の7台が続いた。
欧州カー・オブ・ザ・イヤーは1964年に創設され、ローバー2000が受賞したのが最初だ。現在、AUTOCARを含む欧州中の9つの自動車専門誌によって運営されている。
今年はロシアからの投票が停止されたため、審査員数は57名(2020年は61名)となった。審査委員会が授与する各ポイントを合計し、総合優勝を決定する。
各審査員の持ち点は25点で、1台のクルマに与えられる点数は10点以下。少なくとも5台に点を配分しなければならない。審査にあたって、クルマの技術的な革新性やコストパフォーマンスなどが考慮される。
近年の受賞車を振り返ると、キアEV6(2022年)、トヨタ・ヤリス(2021年)、プジョー208(2020年)、ジャガーIペイス(2019年)など多様な面々が並ぶ。また、2011年に受賞した日産リーフは、その多用途性が高く評価された。
なお、これまでに最も多く受賞したメーカーはフィアットである。
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