現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > フォード、新型マスタングGT3を発表。ル・マン24時間レースへの復帰も宣言

ここから本文です

フォード、新型マスタングGT3を発表。ル・マン24時間レースへの復帰も宣言

掲載
フォード、新型マスタングGT3を発表。ル・マン24時間レースへの復帰も宣言

 フォードは9月14日夜、アメリカ・デトロイトで開催された2024年型マスタングの市販車およびレースカーのラインアップ発表会において、新型マスタングGT3を初披露した。

 6台のマスタングのレースカーやサーキット走行用車両が登場する1分間のビデオでは、NASCAR、NHRA、オーストラリアン・スーパーカーのマスタングに加え、マルチマチック製の新しいGT3とGT4の姿が初めて明らかとなった。

3年ぶりのパレード開催/ACOが描くLMP2、GT、水素の青写真etc.【ル・マン金曜Topics】

 フォードパフォーマンス・グローバルモータースポーツディレクターのマーク・ラッシュブルックによると、マスタングGT3は2024年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦となるロレックス・デイトナ24時間で公式レースデビューし、GT4バージョンは2023年後半にレースを開始する予定だという。

「フォード・パフォーマンスは、フォードのモータースポーツにおける伝統と、パフォーマンスという点で、我々にとって重要な役割を担っている」と、ラッシュブルックは語っている。

「マスタングそのものが、わが社にとって重要なクルマなんだ。素晴らしい歴史を持つ象徴的なクルマだ。今夜は、それが当分の間、一般道でも、レーストラックでも続いていくことを世界に伝えるためのものだった」

 ラッシュブルック自身の考えでは、マスタングを中心としたグローバルな活動の推進は、2016年のル・マン24時間レースにおけるGTEプロクラスでの勝利で注目を集めたフォードGTによる以前のファクトリーGTEプログラムよりも、大きな意義があるという。

「2016年から2019年にかけて、(フォード)GTでル・マンに参戦したことは、その歴史とあのクルマが我々にとって意味するもの、そして現在のGTが我々にとって意味するものから、大きなことではあった」

「だが、我々がいまマスタングでやっていることは……もっと大きなことだと思う。マスタングは長い間、我々の会社の一貫した一部分を成してきた象徴的なクルマだ」

「GT3では、我々が世界のどこでも販売しているクルマを使ってレースができる機会を得たわけで、それは大きなことだ」

 また、フォードは「7代目のお披露目を終えたばかりのフォード・マスタングが、間もなくル・マンに帰ってくる」と、発表されたリリースのなかで宣言している。

「マスタングは世界中の素晴らしいサーキットでレースをしているが、我々の歴史にとってル・マンほど意味のあるレースやサーキットはない」と、エグゼクティブ・チェアマンのビル・フォードは断言する。

「そこは1960年代にフェラーリに挑んで勝利を収めた場所であり、その50年後に我々は再びル・マンへと戻り、世界に衝撃を与えた」

「マスタングが、ル・マンに帰ってくる。再び、我々は地獄のように進むのだ」

 ル・マン/WECのGTカテゴリーは、2023年限りで現行のLMGTE規定が終了。2024年からは、GT3をベースとするカテゴリーに生まれ変わる予定となっている。

こんな記事も読まれています

大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化! ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!
大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化! ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!
ベストカーWeb
3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
Auto Messe Web
トヨタのラリー育成は4名全員がプログラム継続。3期生の松下、後藤はラリー3にステップアップ
トヨタのラリー育成は4名全員がプログラム継続。3期生の松下、後藤はラリー3にステップアップ
AUTOSPORT web
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
AUTOSPORT web
なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
くるまのニュース
エリーゼを「徹底」レストモッド! アナログ・オートモーティブ・スーパースポーツへ試乗 ローバーKは維持
エリーゼを「徹底」レストモッド! アナログ・オートモーティブ・スーパースポーツへ試乗 ローバーKは維持
AUTOCAR JAPAN
ベントレーがストリート感漂う「PICANTE」とコラボしカプセルコレクションを発売! テーマは「旅」…懐メロも入ったプレイリストも公開中
ベントレーがストリート感漂う「PICANTE」とコラボしカプセルコレクションを発売! テーマは「旅」…懐メロも入ったプレイリストも公開中
Auto Messe Web
2025年のMotoE暫定カレンダーが発表。ハンガリー大会が新たに追加も年間7大会14レースに減少
2025年のMotoE暫定カレンダーが発表。ハンガリー大会が新たに追加も年間7大会14レースに減少
AUTOSPORT web
「早く月曜日になってくれ」勝田貴元が明かすシート喪失の重圧と、来季決定の瞬間/ラリージャパン
「早く月曜日になってくれ」勝田貴元が明かすシート喪失の重圧と、来季決定の瞬間/ラリージャパン
AUTOSPORT web
2025年ジャパンカップのエントリー受付がスタート。3月にはプレシーズンテストも開催へ
2025年ジャパンカップのエントリー受付がスタート。3月にはプレシーズンテストも開催へ
AUTOSPORT web
“エンジンルーム”に「謎のスピーカー」搭載!? なんのため? 新型「Gクラス」に備わるユニークな機能とは
“エンジンルーム”に「謎のスピーカー」搭載!? なんのため? 新型「Gクラス」に備わるユニークな機能とは
くるまのニュース
“オーバーフェンダー”が高性能車の証! メルセデスAMGのド迫力クーペ「CLE53」はサーキットも視野に入れた「生まれながらの武闘派」
“オーバーフェンダー”が高性能車の証! メルセデスAMGのド迫力クーペ「CLE53」はサーキットも視野に入れた「生まれながらの武闘派」
VAGUE
次期型BMW iX3 「ノイエ・クラッセ」初のモデル、試験生産開始 2025年投入
次期型BMW iX3 「ノイエ・クラッセ」初のモデル、試験生産開始 2025年投入
AUTOCAR JAPAN
ブガッティが家具ショップをオープン! タイムレスな芸術性の高いインテリアの名前に「シロン」!? ドバイのショールームを紹介します
ブガッティが家具ショップをオープン! タイムレスな芸術性の高いインテリアの名前に「シロン」!? ドバイのショールームを紹介します
Auto Messe Web
珍しい「高速道路に信号機!?」撤去へ 首都高「箱崎ロータリー」 12月で見納め
珍しい「高速道路に信号機!?」撤去へ 首都高「箱崎ロータリー」 12月で見納め
乗りものニュース
フィアット「500e」がイタリアのハイブランドとコラボ! “ジョルジオ・アルマーニ”エディションがLAショーで米国初公開
フィアット「500e」がイタリアのハイブランドとコラボ! “ジョルジオ・アルマーニ”エディションがLAショーで米国初公開
VAGUE
ポルシェが高級スキー板を開発!? レジェンドと共同開発、価格は約27万円
ポルシェが高級スキー板を開発!? レジェンドと共同開発、価格は約27万円
レスポンス
ヒュルケンベルグ、終盤の追い越しで8位「タイヤに苦労しつつ、最善の結果を出せた」重要な4点でハースは6位に浮上
ヒュルケンベルグ、終盤の追い越しで8位「タイヤに苦労しつつ、最善の結果を出せた」重要な4点でハースは6位に浮上
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村