6か月弱 走行距離が6500kmに
3月11日のポルシェ・タイカン納車以来、6か月弱で走行距離が何とか6500kmに到達した。
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私の日常の走行パターンからすると相当少ない走行距離だが、この間、1台につき凡そ2週間に亘って、他のEVの試乗をじっくりしているので、どうしても、その間は惰眠を貪ることになり、必然的に距離が伸びなくなってしまっている。
2022年モデルになってから購入した私のタイカンは、今のところノントラブルで誠に快調だが、先日、狭い道のすれ違いで見切りを誤り、僅かに左前輪のホイールの淵を削ってしまった。意外にトレッドがあるのは分かっていたが、大丈夫だろうという思い込みがいけなかった。
以後、更に注意深く走行したいと思っている。キズは、ほんの僅かであったので、ホイールバランス等には影響はない。
後輪駆動のタイカン 振る舞いをみる
さて、今回は、甲府の常磐ホテルから25分程のところにあるミニサーキット、スポーツランド山梨に行き、初めてのサーキット走行を行ってみた。
スポーツランド山梨は、中央道の韮崎インターチェンジから約7kmの山の中にあり、全長1km余りのコースはアップダウンが強く、テクニカルで面白いレイアウトを持っている。
走行するには、7500円を払って年間会員(1か月間なら3000円)になれば、20分の走行枠1回につき、平日で1960円、土日祝日で2350円で走行できる。
空いていれば、予約無しでも走行可能なので、手軽に楽しめるサーキットとしてお勧めだ。
走行当日は平日であったので、エントリーしているのは5台程度しかおらず、私が走る走行枠は1台だけだったので、私自身のコースへの慣らしも兼ねて10周ほど単独で走ってみたが、2tの車重ゆえ心配したブレーキのフェードも全く問題なく、楽しく走行することができた。
コースインして直ぐに右コーナーでコースの最高地点に達し、その後は最終コーナーまで一気に下るレイアウトだが、途中で10R程度のタイトな下りのヘアピンコーナーが2つあり、それらを緩やかなS字コーナーで繋ぐので、常に適切な加重移動をして4輪のグリップの重点を何処に置くかがタイムを稼ぐポイントであった。
ヘアピンコーナーは、フロントに荷重をかけ、ブレーキを残してコーナーに入り、リアの荷重のメリハリをしっかりと意識しながら、ステアリングを切り込んでゆくと意外なほどスムーズに回り込むことができた。やはり、後輪駆動はコントロールしやすいと思う。
かなり広めで平坦の最終コーナーは、まだ、どういうラインを採るべきか納得できなかった。次回以降にいろいろと試してみたいと思っている。
230mの上りのホームストレートでは、当然のことながらアクセル全開で走ったが、ピットのギャラリーからは、タイカンの異次元の加速に驚きの声が上がっていた。
EVの分厚いトルクの特徴を期せずして証明することになったのである。
因みに、ドライブモードは最もハードなスポーツプラスで走行しているが、それでもサーキットではかなりソフトな感じであった。
サーキット走行 与えた影響は?
電費は、意外にも、大きく悪化することはなかった。サーキット走行の直前で、走行可能距離はこれまでで最大の434kmを表示していたが、走行後に充電してみると411kmまでの減少に留まっている。
このところの走行可能距離は400kmを割り込むことはまず無くなった。ということは、東京から名古屋ぐらいまでは楽に到達できる計算で、その後も、90kWhの急速充電器があれば、30分の充電で更に200km程度走ることができるはずだ。
しかし、現在、設置されている50kWのものでは、30分充電しても100km程度しか走れず、この辺が大きなネックであろう。何れにしても、何度も言っているように、インフラの整備は急務である。
スポーツランド山梨は手頃なサーキットで、クルマの挙動を見るにはとても良いため、今後、EVのテストの際は、可能な限り走ってみようかと思っている。
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