現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > アウディRS e トロン GT 【3分で読める輸入車解説/2022年現行モデル】

ここから本文です

アウディRS e トロン GT 【3分で読める輸入車解説/2022年現行モデル】

掲載 3
アウディRS e トロン GT 【3分で読める輸入車解説/2022年現行モデル】

アウディeトロン GT/RS eトロン GT(Audi e-tron GT/RS e-tron GT)
現行モデル発表日:2021年4月6日
車両価格:1494万円~1899万円

BEVであってもアウディらしさは健在
個人的にBEVはいまだ長距離ドライブ向きではないと考えているが、2グレードのeトロンGTを駆り、東京から自宅のある京都までのドライブを楽しんでみることにした。

アウディeトロンGT日本上陸。実用性も備えたGTカーながらスーパースポーツ級の動力性能

まず、eトロンGTクワトロに試乗したのだが、ドライブフィールは基本メカニズムを共有するポルシェ タイカンとはまるで違っていた。どっしりと路面に張り付いて高速クルージングする感覚は、電子制御シャシの優秀なA8を彷彿とさせる。否、さらに全高が低くワイドな車体ゆえ重厚感はA8どころではない。BEVゆえの低重心というわけだが、実際の車重ほど重く感じさせないのはシャシとその制御が上手く働いているからに他ならない。ステアリングフィールにも落ち着きがあり、街中での乗り心地も良く、スポーツカーのようだったタイカンのキャラクターとは一線を画している。

加速感はさすがにBEVだ。踏み込みと同時にトルクの波に襲われる。内燃機関乗りにはいつまで経っても“異次元感覚”だ。速いのは当然のことながら、加速自慢のテスラ モデルSと比べると完全にシャシが優っていて安心感がある。制動も同様で、BEVといえども「走る・曲がる・止まる」の基本の性能で判断しなければならないということは瞭然というものだろう。

一方のRS eトロンGTはどうか。スペック的にはさほど変わらないように見えるが、走り出した瞬間に「これぞクワトロRSだ」と思えた。

エアサスペンション仕様で、後輪操舵も備わる。乗り心地はノーマルに比べ明らかにソリッド&フラットで、四肢の踏ん張りが乗り手へダイレクトに伝わってきた。4本のタイヤの存在がわかりやすいとでも言おうか。そこがすでにRSらしい。そのうえステアリングフィールは機敏だったから、車体の幅を狭く感じてしまったほど。

端的に言ってRSの方がドライブ中には“クルマが小さい”。RSに乗って初めてタイカンとの血のつながりを感知した。そしてその圧倒的な加速フィールからはクワトロ社による過去のRSモデルの数々が思い出される。

BEVであってもブランドの味わいの表現が可能であることを教えてくれた。eトロンGTの長距離テストはそれだけで収穫があったというものだ。(文:西川 淳)

アウディRS e トロン GT 主要諸元
全長:4990mm
全幅:1965mm
全高:1395mm
モーター種類:交流同期電動機
バッテリー容量:93.4kWh
一充電走行距離:534km
最高出力:475kW
最大トルク:830Nm
車両重量:2320kg
駆動方式:4WD
サスペンション形式:前ダブルウイッシュボーン 後マルチリンク
タイヤサイズ:前245/45R20 後285/40R20

[ アルバム : アウディRS e トロン GT はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

限定100セット! トムスが40系『アルファード』用「スタイリングパーツセット」「専用アルミホイール」の第2期先行予約を開始
限定100セット! トムスが40系『アルファード』用「スタイリングパーツセット」「専用アルミホイール」の第2期先行予約を開始
レスポンス
得意のザクセンリンクで転倒のM.マルケス、負傷の状態と土曜日の走行は/MotoGP第9戦ドイツGP
得意のザクセンリンクで転倒のM.マルケス、負傷の状態と土曜日の走行は/MotoGP第9戦ドイツGP
AUTOSPORT web
短時間でも「子どもの“車内放置”」絶対ダメ! 「カーエアコン」稼働でも「車内で熱中症」のリスクがある「理由」とは
短時間でも「子どもの“車内放置”」絶対ダメ! 「カーエアコン」稼働でも「車内で熱中症」のリスクがある「理由」とは
くるまのニュース
バイクのタイヤは、なぜ溝があるの? その理由と交換時期を検証する
バイクのタイヤは、なぜ溝があるの? その理由と交換時期を検証する
バイクのニュース
リアム・ローソン、レッドブルの2024年F1マシンでテストへ。低迷ペレスの将来を巡る噂強まる
リアム・ローソン、レッドブルの2024年F1マシンでテストへ。低迷ペレスの将来を巡る噂強まる
motorsport.com 日本版
「ONKYO」、カーオーディオのラインナップを中国で拡大へ
「ONKYO」、カーオーディオのラインナップを中国で拡大へ
レスポンス
フィアット『パンダ』史上最も安全? 特別な「パンディーナ」登場
フィアット『パンダ』史上最も安全? 特別な「パンディーナ」登場
レスポンス
約2年ぶり復活! ホンダ“新型”「スゴいSUV」今夏登場へ! 超スタイリッシュボディ&「画期的ユニット」採用の「新型CR-V」に反響アリ
約2年ぶり復活! ホンダ“新型”「スゴいSUV」今夏登場へ! 超スタイリッシュボディ&「画期的ユニット」採用の「新型CR-V」に反響アリ
くるまのニュース
バイクの「2025年問題」と同じく、コーヒーにも「2050年問題」があるって知ってますか?
バイクの「2025年問題」と同じく、コーヒーにも「2050年問題」があるって知ってますか?
バイクのニュース
VWグループ各車の車載ディスプレイに新アプリ導入へ、ソフトウェア部門「CARIAD」がHARMANと協力
VWグループ各車の車載ディスプレイに新アプリ導入へ、ソフトウェア部門「CARIAD」がHARMANと協力
レスポンス
政治の影響でBEVが左右される諸外国! 対照的に際立つ日本の自動車市場の健全性
政治の影響でBEVが左右される諸外国! 対照的に際立つ日本の自動車市場の健全性
WEB CARTOP
【未来予想図】第9世代「フォルクスワーゲン ゴルフ」はBEVになる!ゴルフ9の未来予想図とテクニカルインフォメーション!
【未来予想図】第9世代「フォルクスワーゲン ゴルフ」はBEVになる!ゴルフ9の未来予想図とテクニカルインフォメーション!
AutoBild Japan
「ブティック型店舗」で自動車ディーラーの概念を変えたマセラティがめざすものとは
「ブティック型店舗」で自動車ディーラーの概念を変えたマセラティがめざすものとは
レスポンス
日産新型「セレナ“ミニ”」登場は? シエンタ&フリード対抗の「小型ミニバン」は? 実はあった「小さな3列車」 ユーザーの声いかに
日産新型「セレナ“ミニ”」登場は? シエンタ&フリード対抗の「小型ミニバン」は? 実はあった「小さな3列車」 ユーザーの声いかに
くるまのニュース
長瀬智也さんがビンテージアメリカンのレースを続ける思い「誰かの趣味や、人生の良い時間を過ごすきっかけになったら」
長瀬智也さんがビンテージアメリカンのレースを続ける思い「誰かの趣味や、人生の良い時間を過ごすきっかけになったら」
モーサイ
初採用の光る“VWロゴ”がカッコいい フォルクスワーゲン新型「ゴルフ」日本発表 9月より予約を開始
初採用の光る“VWロゴ”がカッコいい フォルクスワーゲン新型「ゴルフ」日本発表 9月より予約を開始
VAGUE
沖縄・豊見城郵便局にシェアサイクル「ちゅらチャリ」新設
沖縄・豊見城郵便局にシェアサイクル「ちゅらチャリ」新設
レスポンス
スズキの8耐ファクトリーチーム「チームスズキ CN チャレンジ」 チームディレクターに直撃インタビュー 「GSX-R1000R」はまだまだ終わらない!?(後編)
スズキの8耐ファクトリーチーム「チームスズキ CN チャレンジ」 チームディレクターに直撃インタビュー 「GSX-R1000R」はまだまだ終わらない!?(後編)
バイクのニュース

みんなのコメント

3件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村